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公開番号
2025033458
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023139183
出願日
2023-08-29
発明の名称
額縁及び額縁セット
出願人
個人
代理人
個人
主分類
A47G
1/06 20060101AFI20250306BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約
【課題】 対象物の入れ替え又は配置位置の変更作業を円滑に実施することができ、更に、複数の対象物を配置する場合であっても位置ずれの発生を防止することができる額縁セットに適用する額縁、及び該額縁を備える額縁セットを提供する。
【解決手段】 周縁部に立設された縁壁部31の内側の保持領域33に、磁性体をシート状又は板状に成形してなる支持部材が取り付けてあり、対象物Mを保護する透明な保護部材4が縁壁部31に着脱可能に内嵌されている。この保護部材4の縁部には、支持部材6に磁着させる第1磁着体を設けてなるフレーム部材5,5,…が取り付けてある。また、対象物Mの裏面に固着され、支持部材に着脱可能に磁着させる第2磁着体を備えている。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
周縁部に縁壁部が立設してあり、該縁壁部の内側を、対象物を保持するための保持領域になした額縁本体と、前記縁壁部に内嵌されて、保持領域内の対象物を保護する透明な保護部材とを有し、前記対象物及び保護部材を着脱可能になした額縁セットに適用される額縁であって、
前記保持領域の底部に、磁性体をシート状又は板状に成形してなる支持部材が取り付けてあり、
前記保護部材の縁部には、前記支持部材に磁着させる第1磁着体、並びに該第1磁着体及び前記縁部を覆うフレーム部材が取り付けてある
ことを特徴とする額縁。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記フレーム部材は端面視がコ字状をなしており、コ字状を形成する両側壁の内の他方の側壁の内面側に前記第1磁着体が固定してある請求項1記載の額縁。
【請求項3】
前記第1磁着体は帯状に成形してある請求項2記載の額縁。
【請求項4】
前記他方の側壁には1又は複数の凹部が設けてあり、当該凹部内に前記第1磁着体が嵌合固定してある請求項2記載の額縁。
【請求項5】
前記保護部材の縁部から、当該保護部材を縁壁部から引き出すための引出し部材が延設してある請求項1から4のいずれかに記載の額縁。
【請求項6】
周縁部に縁壁部が立設してあり、該縁壁部の内側を、対象物を保持するための保持領域になした額縁本体と、前記縁壁部に内嵌されて、保持領域内の対象物を保護する透明な保護部材とを有する額縁を備え、前記対象物及び保護部材を着脱可能になした額縁セットであって、
請求項1から4のいずれかに記載の額縁と、
前記対象物の裏面に貼着され、前記支持部材に着脱可能に磁着させる第2磁着体と
を備えることを特徴とする額縁セット。
【請求項7】
前記第2磁着体の厚さ寸法は、少なくともフレーム部材の前記他方の側壁の厚さ寸法より小さくしてある請求項6記載の額縁セット。
【請求項8】
前記第2磁着体は、前記支持部材に着脱可能に磁着させる磁着本体と、帯状のシート部材とを具備し、
前記磁着本体の一面には、前記対象物に貼着させるための貼着層が設けてあり、
該磁着本体の他面には、前記シート部材の一端側の部分が固着してあり、
該シート部材は、それを屈折させて、当該シート部材の他端側の部分を前記貼着層に着脱可能に貼着させるように構成してある
請求項7記載の額縁セット。
【請求項9】
前記第2磁着体は、前記支持部材に着脱可能に磁着させる磁着本体と、帯状のシート部材とを具備し、
前記シート部材の一端側の部分は磁着本体に固着してあり、シート部材の一端側の部分の磁着本体に固着させた面とは反対側の面には、前記対象物に貼着させるための貼着層が設けてあり、
該シート部材は、それを屈折させて、当該シート部材の他端側の部分を前記貼着層に着脱可能に貼着させるように構成してある
請求項7記載の額縁セット。
【請求項10】
前記シート部材は、当該シート部材の他端側の部分を前記貼着層に貼着させたとき、シート部材の他端部が磁着本体の縁から延出するように構成してある請求項8記載の額縁セット。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、写真、賞状又は切り抜き等の対象物を保持するための額縁、及び該額縁を備える額縁セットに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
額縁は、適宜の厚さを有する環状の額縁本体を具備してなり、額縁本体の開口部であって、当該額縁本体の前面側には、ガラス製又は樹脂製の透明な保護部材が固着してある。また、額縁本体の開口部であって、当該額縁本体の後面側には、裏板が着脱可能に嵌合してあり、該裏板は、額縁本体の後面に、当該額縁本体の開口部に臨ませて回動可能に取り付けられたトンボと称される複数の押さえ部材によって固定されている。
【0003】
このような額縁にあっては、各押さえ部材を回動させて、裏板を額縁本体の開口から取り外し、その状態で保護部材上の適宜位置に、写真、賞状又は切り抜き等の対象物を配置した後、裏板を額縁本体の開口に嵌合させることによって裏板と保護部材との間に前記対象物を挟持させ、再び各押さえ部材を回動させて、裏板を固定していた。
【0004】
しかし、かかる額縁において対象物の入れ替え又は配置位置の変更を行う場合、複数の押さえ部材をそれぞれ回動させて裏板を額縁本体の開口から取り外し、保護部材上に配置された対象物の入れ替え又は配置位置の変更を行った後、裏板を額縁本体の開口に嵌合させ、再び各押さえ部材を回動させて裏板を固定しなければならず、対象物の入れ替え又は配置位置の変更作業が煩雑であった。また、裏板を額縁本体の開口から取り外した状態にあっては、保護部材上の対象物はその裏面が表側になっているため、例えば複数の対象物の中の特定の対象物を入れ替え又は配置位置を変更する場合、どの対象物が特定の対象物であるかを判別し難いという問題もあった。
【0005】
そのため後記する特許文献1には次のような額縁が開示されている。
図9は特許文献1に開示された額縁の分解正面図であり、図中、130は所定の厚さを有する板状の額縁本体である。
【0006】
正面視が縦長長方形状の額縁本体130の正面であって、矩形環状の縁壁部133を除く中央側の領域は、縁壁部133の厚さより薄くなして、対象物を保持する凹状の保持領域134が形成してあり、この保持領域134の四隅にはそれぞれ、第1磁石131~131が埋設してある。また、保持領域134の適宜位置には該保持領域134の底面を貫通する貫通孔139が開設してある。
【0007】
一方、かかる額縁は、保持領域134の内寸と略同じ外寸になしてあり、保持領域134に保持された対象物を保護するガラス製の保護部材140を備えており、この保護部材140は、額縁本体130の前記保持領域134に内嵌させるようになっている。保護部材140の保持領域134に対向させる側の面であって、当該保護部材140の四隅にはそれぞれ第2磁石142~142が、前記第1磁石131~131に対向するように固定してある。
【0008】
このような額縁にあっては、対象物の表面を表側にして、当該対象物を保持領域134の底面の適宜位置に配置した後、保護部材140を保持領域134に内嵌させる。前述した如く、保持領域134の四隅に第1磁石131~131が埋設してあり、また、保護部材140の四隅に第2磁石142~142が、前記第1磁石131~131に対向するように固定してあるため、保護部材140の第2磁石142~142が、それらに対向する第1磁石131~131にそれぞれ磁着し、保護部材140が額縁本体130にワンタッチで固定されるとともに、保持領域134の底面に配置された対象物が、当該底面と保護部材140との間に挟持される。
【0009】
このとき、対象物を額縁本体130の保持領域134の底面の適宜位置に配置するに当たって、前述した如く対象物の表面を表側にして作業することができるため、例えば複数の対象物の中の特定の対象物を入れ替え又は配置位置を変更する場合、どの対象物が特定の対象物であるかを容易に判別することができる。
【0010】
一方、対象物の入れ替え又は配置位置の変更を行う場合、額縁本体130の底面に設けた貫通孔139内へ指を挿入して保護部材140に押圧を印加し、額縁本体130の保持領域134に埋設された第1磁石131~131から保護部材140の第2磁石142~142を脱離させることによって、額縁本体130の保持領域134から保護部材140をワンタッチで抜出させる。
(【0011】以降は省略されています)
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