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公開番号
2025054798
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-08
出願番号
2023163953
出願日
2023-09-26
発明の名称
通気装置
出願人
株式会社SUBARU
代理人
弁理士法人青海国際特許事務所
主分類
F16H
57/027 20120101AFI20250331BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】エンジンの停止時にも通気を適切に行う。
【解決手段】通気装置は、オイルが貯留される空間を形成するカバーと、前記カバーに設けられる通気口と、前記通気口を開閉可能な開閉弁と、エンジンの動作に連動して動作するオイルポンプと、前記カバーに設けられ、前記オイルポンプにより発生する油圧を前記開閉弁に伝達する油圧回路と、を備え、前記エンジンの動作時に、前記オイルポンプが動作し、前記オイルポンプの前記油圧が前記油圧回路を通じて前記開閉弁に伝達されることによって、前記開閉弁により前記通気口が閉塞され、前記エンジンの停止時に、前記オイルポンプが停止して、前記油圧が前記開閉弁に伝達されないことによって、前記開閉弁により前記通気口が開放される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
オイルが貯留される空間を形成するカバーと、
前記カバーに設けられる通気口と、
前記通気口を開閉可能な開閉弁と、
エンジンの動作に連動して動作するオイルポンプと、
前記カバーに設けられ、前記オイルポンプにより発生する油圧を前記開閉弁に伝達する油圧回路と、
を備え、
前記エンジンの動作時に、前記オイルポンプが動作し、前記オイルポンプの前記油圧が前記油圧回路を通じて前記開閉弁に伝達されることによって、前記開閉弁により前記通気口が閉塞され、
前記エンジンの停止時に、前記オイルポンプが停止して、前記油圧が前記開閉弁に伝達されないことによって、前記開閉弁により前記通気口が開放される、通気装置。
続きを表示(約 410 文字)
【請求項2】
前記開閉弁に伝達される前記油圧の方向とは反対方向に前記開閉弁を付勢する付勢部材をさらに備え、
前記エンジンの動作時に、前記付勢部材の付勢力に抗する前記オイルポンプの前記油圧により、前記開閉弁が前記通気口を閉塞する位置に移動され、
前記エンジンの停止時に、前記付勢部材の付勢力により、前記開閉弁が前記通気口を開放する位置に移動される、請求項1に記載の通気装置。
【請求項3】
前記通気口は、前記カバーにおいてラビリンス状に形成されている、請求項1に記載の通気装置。
【請求項4】
前記カバーに設けられ、前記カバーの内外の圧力差に応じて開閉するエアブリーザをさらに備える、請求項1に記載の通気装置。
【請求項5】
前記カバーは、トランスミッションが収容されるトランスミッションケースに取り付けられている、請求項1に記載の通気装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、通気装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、変速機のケースの内外の圧力差の絶対値が所定値を超えて、ケースの内圧が高くなると、弁体が開いて、ケースの内部の空気が外部に排出されるブリーザ装置が開示されている。かかる特許文献1のブリーザ装置は、ケースの内外の圧力差の絶対値が所定値を超えて、ケースの内圧が低くなった場合にも弁体が開いて、ケースの外部の空気がケースの内部に引き込まれるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平09-310773号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のブリーザ装置では、ケースの内外の圧力差の絶対値が所定値以下の場合には、弁体が閉じられ、ケースの内外の通気が行われない。ここで、エンジンの停止時には、ケースの内外の圧力差の絶対値が小さくなり、ブリーザ装置の弁体が閉弁される。このため、エンジンが停止され、ケースの内部の温度が低下すると、ケースの内部の水蒸気が結露して、ケースの内部に水が生じることがある。そうすると、例えば、ケースの内部にオイルが存在する場合には、生じた水がケースの内部のオイルに混入し、オイルの性能が低下するおそれがある。
【0005】
そこで、本発明は、エンジンの停止時にも通気を適切に行うことが可能な通気装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明の一実施形態に係る通気装置は、
オイルが貯留される空間を形成するカバーと、
前記カバーに設けられる通気口と、
前記通気口を開閉可能な開閉弁と、
エンジンの動作に連動して動作するオイルポンプと、
前記カバーに設けられ、前記オイルポンプにより発生する油圧を前記開閉弁に伝達する油圧回路と、
を備え、
前記エンジンの動作時に、前記オイルポンプが動作し、前記オイルポンプの前記油圧が前記油圧回路を通じて前記開閉弁に伝達されることによって、前記開閉弁により前記通気口が閉塞され、
前記エンジンの停止時に、前記オイルポンプが停止して、前記油圧が前記開閉弁に伝達されないことによって、前記開閉弁により前記通気口が開放される。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、エンジンの停止時にも通気を適切に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本実施形態にかかる通気装置の構成を示す概略図である。
図2は、本実施形態にかかる通気装置の構成を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す具体的な寸法、材料、数値等は、発明の理解を容易にするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
【0010】
図1および図2は、本実施形態にかかる通気装置1の構成を示す概略図である。通気装置1は、カバー10、コントロールバルブ12、ハーネスコネクタ14、通気口16、開閉弁18、油圧回路20、オイルポンプ22、付勢部材24およびエアブリーザ26を備える。図1は、通気口16が閉塞された状態を示しており、図2は、通気口16が開放された状態を示している。
(【0011】以降は省略されています)
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