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公開番号
2025052806
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-07
出願番号
2023161716
出願日
2023-09-25
発明の名称
流体封入式防振装置
出願人
住友理工株式会社
代理人
弁理士法人笠井中根国際特許事務所
,
個人
,
個人
主分類
F16F
13/10 20060101AFI20250328BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】第二の取付部材とカップ部材とを適切な組付け位置に安定して保持することができる、新規な構造の流体封入式防振装置を提供する。
【解決手段】第一の取付部材16と第二の取付部材18とが本体ゴム弾性体20で連結されており、内部に非圧縮性流体が封入された流体室104,106を有する流体封入式防振装置10において、環状の第二の取付部材18が外周面に設けられた圧入ゴム46を介してカップ部材14にゴム圧入されており、第二の取付部材18におけるカップ部材14への挿入先端面に設けられたシールゴム48によって第二の取付部材18の挿入先端面とカップ部材14との軸方向間が封止されており、第二の取付部材18の外周へ突出する係合部30とカップ部材14に設けられたフック部60との係合によって、第二の取付部材18とカップ部材14とが軸方向で相互に位置決めされている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第一の取付部材と第二の取付部材とが本体ゴム弾性体で連結されており、内部に非圧縮性流体が封入された流体室を有する流体封入式防振装置において、
環状の前記第二の取付部材は、外周面に設けられた圧入ゴムを介してカップ部材にゴム圧入されており、
該第二の取付部材における該カップ部材への挿入先端面にシールゴムが設けられて、該第二の取付部材の該挿入先端面と該カップ部材との軸方向間が該シールゴムによって封止されており、
該第二の取付部材には外周へ突出する係合部が設けられて、該第二の取付部材の該係合部と該カップ部材に設けられたフック部との係合によって該第二の取付部材と該カップ部材とが軸方向で相互に位置決めされている流体封入式防振装置。
続きを表示(約 380 文字)
【請求項2】
前記フック部の少なくとも一部は、前記圧入ゴムの前記カップ部材との圧入部分に対して軸直角方向で重なる位置に設けられている請求項1に記載の流体封入式防振装置。
【請求項3】
前記フック部の基端部は、前記圧入ゴムの前記カップ部材へのゴム圧入部分の中央よりも該カップ部材の開口から離れた位置において該カップ部材から延び出している請求項1又は2に記載の流体封入式防振装置。
【請求項4】
前記第二の取付部材にブラケットが取り付けられて、該第二の取付部材と前記カップ部材とが該ブラケットによって相互に位置決めされており、
該ブラケットの該第二の取付部材への装着によって該第二の取付部材と該カップ部材とが圧入方向で相互に接近して、前記係合部と前記フック部とが相互に離隔している請求項1又は2に記載の流体封入式防振装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車のエンジンマウント等に用いられる流体封入式防振装置に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、内部に封入された流体の流動作用に基づく防振効果を利用する流体封入式防振装置が、自動車のエンジンマウント等に用いられている。流体封入式防振装置は、例えば、特開2017-082991号公報(特許文献1)等に開示されているように、第一の取付部材と第二の取付部材が本体ゴム弾性体で連結された構造を有しており、内部には非圧縮性流体が封入された流体室が設けられている。そして、流体封入式防振装置への振動入力時には、流体の流動作用等に基づく防振効果が発揮される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-082991号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1に示された流体封入式防振装置は、第二の取付部材に対してカップ部材が取り付けられることによって、流体室に非圧縮性流体が封入されている。特許文献1では、第二の取付部材の外周面に圧入ゴムが固着されていると共に、第二の取付部材の圧入先端面にシールゴムが突出しており、第二の取付部材がカップ部材に対して圧入ゴムを介してゴム圧入されていると共に、第二の取付部材とカップ部材側との間でシールゴムが圧縮されることによって第二の取付部材とカップ部材側との間が流体密に封止されている。
【0005】
しかしながら、第二の取付部材とカップ部材との間においてシールゴムがゴム圧入方向で圧縮されることにより、シールゴムのスプリングバックによって第二の取付部材がカップ部材に対して抜け方向に変位し易く、第二の取付部材とカップ部材を適切に位置決め保持することが難しかった。また、圧入ゴムを介して第二の取付部材をカップ部材にゴム圧入すると、圧入ゴムがせん断変形した状態で第二の取付部材がカップ部材に嵌め入れられることから、圧入ゴムのスプリングバックによって第二の取付部材がカップ部材に対して抜け方向に変位し易かった。それらの結果、シールゴムの圧縮代にバラつきが生じて、シール性能が不安定になるおそれがあった。また、特許文献1のように、第二の取付部材にブラケットが装着される場合には、ブラケットの装着に支障が出るおそれもあった。
【0006】
本発明の解決課題は、第二の取付部材とカップ部材とを適切な組付け位置に安定して保持することができる、新規な構造の流体封入式防振装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
以下、本発明を把握するための好ましい態様について記載するが、以下に記載の各態様は、例示的に記載したものであって、適宜に互いに組み合わせて採用され得るだけでなく、各態様に記載の複数の構成要素についても、可能な限り独立して認識及び採用することができ、適宜に別の態様に記載の何れかの構成要素と組み合わせて採用することもできる。それによって、本発明では、以下に記載の態様に限定されることなく、種々の別態様が実現され得る。
【0008】
第一の態様は、第一の取付部材と第二の取付部材とが本体ゴム弾性体で連結されており、内部に非圧縮性流体が封入された流体室を有する流体封入式防振装置において、環状の前記第二の取付部材は、外周面に設けられた圧入ゴムを介してカップ部材にゴム圧入されており、該第二の取付部材における該カップ部材への挿入先端面にシールゴムが設けられて、該第二の取付部材の該挿入先端面と該カップ部材との軸方向間が該シールゴムによって封止されており、該第二の取付部材には外周へ突出する係合部が設けられて、該第二の取付部材の該係合部と該カップ部材に設けられたフック部との係合によって該第二の取付部材と該カップ部材とが軸方向で相互に位置決めされているものである。
【0009】
本態様に従う構造とされた流体封入式防振装置によれば、第二の取付部材のカップ部材に対する圧入ゴムを介した圧入(ゴム圧入)と、第二の取付部材の係合部に対するカップ部材のフック部の係合とによって、第二の取付部材がカップ部材に対して適切な組み付け位置に保持されることから、第二の取付部材とカップ部材との間がシールゴムによって有効に封止される。
【0010】
カップ部材に圧入された第二の取付部材には、圧入ゴム及びシールゴムの弾性に基づくスプリングバックによってカップ部材から抜ける方向の力が作用するが、第二の取付部材の係合部とカップ部材のフック部との係合によって、スプリングバックによる第二の取付部材のカップ部材に対する位置ずれが防止される。
(【0011】以降は省略されています)
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