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公開番号
2025074526
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-14
出願番号
2023185375
出願日
2023-10-30
発明の名称
電子写真機器用無端ベルト
出願人
住友理工株式会社
代理人
個人
主分類
G03G
15/16 20060101AFI20250507BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】物性と難燃性を両立し、低コストで環境負荷に配慮できる電子写真機器用無端ベルトを提供する。
【解決手段】基層12が、下記の(A)~(C)から誘導される構造単位を有するポリアミドイミド樹脂と、難燃剤と、を含む樹脂組成物を用いて形成され、前記(A)から誘導される構造単位(α)と、前記(B)から誘導される構造単位(β)とのモル比が、(α)/(β)=95/5~30/70の範囲内であり、前記難燃剤が、有機リン化合物である、電子写真機器用無端ベルト10とする。
(A)ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)
(B)トリジンジイソシアネート(TODI)
(C)芳香族系多価カルボン酸の無水物
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
少なくとも基層を備えた電子写真機器用無端ベルトであって、
前記基層が、下記の(A)~(C)から誘導される構造単位を有するポリアミドイミド樹脂と、難燃剤と、を含む樹脂組成物を用いて形成され、
前記(A)から誘導される構造単位(α)と、前記(B)から誘導される構造単位(β)とのモル比が、(α)/(β)=95/5~30/70の範囲内であり、
前記難燃剤が、有機リン化合物である、電子写真機器用無端ベルト。
(A)ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)
(B)トリジンジイソシアネート(TODI)
(C)芳香族系多価カルボン酸の無水物
続きを表示(約 510 文字)
【請求項2】
前記有機リン化合物が、分子量350以上の有機リン化合物である、請求項1に記載の電子写真機器用無端ベルト。
【請求項3】
前記(C)の芳香族系多価カルボン酸の無水物が、無水トリメリット酸である、請求項1または請求項2に記載の電子写真機器用無端ベルト。
【請求項4】
前記有機リン化合物が、リン酸エステルである、請求項1または請求項2に記載の電子写真機器用無端ベルト。
【請求項5】
前記有機リン化合物の含有量が、前記ポリアミドイミド樹脂100質量部に対し、1.0質量部以上10質量部以下である、請求項1または請求項2に記載の電子写真機器用無端ベルト。
【請求項6】
前記有機リン化合物が、分子量350以上の有機リン化合物であり、
前記(C)の芳香族系多価カルボン酸の無水物が、無水トリメリット酸であり、
前記有機リン化合物が、リン酸エステルであり、
前記有機リン化合物の含有量が、前記ポリアミドイミド樹脂100質量部に対し、1.0質量部以上10質量部以下である、請求項1に記載の電子写真機器用無端ベルト。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子写真機器用無端ベルトに関し、さらに詳しくは、フルカラーLBP(レーザービームプリンター)やフルカラーMFP(マルチファンクションプリンター)等の電子写真技術を採用した電子写真機器において、搬送ベルトや中間転写ベルトなどに用いられる電子写真機器用無端ベルトに関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
電子写真機器の搬送ベルトや中間転写ベルトなどの無端ベルトとしては、フッ素系樹脂やポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂を用いた基層を有するものが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-047587号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
フッ素樹脂の無端ベルトは、難燃性を確保できるが、弾性率が低く、材料が高価である。さらに、環境負荷の問題もある。ポリイミド樹脂の無端ベルトは、難燃性を確保でき、弾性率も高いが、材料が高価であり、製造にも高温で長時間を要し、生産性が悪く、コスト面で不利である。ポリアミドイミド樹脂の無端ベルトは、高弾性率を確保しやすく、ポリイミド樹脂よりも安価で製造も低温・短時間となり、コスト面で有利であるが、材料単体では難燃性を確保しづらく、難燃剤を添加する必要があり、物性と難燃性の両立が課題である。
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、物性と難燃性を両立し、低コストで環境負荷に配慮できる電子写真機器用無端ベルトを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため本発明に係る電子写真機器用無端ベルトは、少なくとも基層を備えた電子写真機器用無端ベルトであって、前記基層が、下記の(A)~(C)から誘導される構造単位を有するポリアミドイミド樹脂と、難燃剤と、を含む樹脂組成物を用いて形成され、前記(A)から誘導される構造単位(α)と、前記(B)から誘導される構造単位(β)とのモル比が、(α)/(β)=95/5~30/70の範囲内であり、前記難燃剤が、有機リン化合物である。
(A)ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)
(B)トリジンジイソシアネート(TODI)
(C)芳香族系多価カルボン酸の無水物
【0007】
前記有機リン化合物は、分子量350以上の有機リン化合物であるとよい。前記(C)の芳香族系多価カルボン酸の無水物は、無水トリメリット酸であるとよい。前記有機リン化合物は、リン酸エステルであるとよい。前記有機リン化合物の含有量は、前記ポリアミドイミド樹脂100質量部に対し、1.0質量部以上10質量部以下であるとよい。
【0008】
(1)本発明に係る電子写真機器用無端ベルトは、少なくとも基層を備えた電子写真機器用無端ベルトであって、前記基層が、下記の(A)~(C)から誘導される構造単位を有するポリアミドイミド樹脂と、難燃剤と、を含む樹脂組成物を用いて形成され、前記(A)から誘導される構造単位(α)と、前記(B)から誘導される構造単位(β)とのモル比が、(α)/(β)=95/5~30/70の範囲内であり、前記難燃剤が、有機リン化合物である。
(A)ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)
(B)トリジンジイソシアネート(TODI)
(C)芳香族系多価カルボン酸の無水物
【0009】
(2)上記(1)において、前記有機リン化合物は、分子量350以上の有機リン化合物であるとよい。
【0010】
(3)上記(1)または上記(2)において、前記(C)の芳香族系多価カルボン酸の無水物は、無水トリメリット酸であるとよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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