TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025055370
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-08
出願番号
2023164668
出願日
2023-09-27
発明の名称
防振装置
出願人
住友理工株式会社
代理人
弁理士法人笠井中根国際特許事務所
,
個人
,
個人
主分類
F16F
15/08 20060101AFI20250401BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】第二の取付部材とブラケットとを簡単な構造で位置決めすることができる、新規な構造の防振装置を提供する。
【解決手段】第二の取付部材24の嵌着部32,32がブラケット16の嵌着溝110.110へ差し入れられることで、ブラケット16が第二の取付部材24に横方向から組み付けられた防振装置10において、横方向に延びた嵌着部32が嵌着ゴム54を介して嵌着溝110にゴム圧入されており、嵌着部32のかしめピン34が嵌着溝110の奥壁部112を貫通するピン挿通孔114に挿通されていると共に、圧入突部36,38を備える嵌着部32の後端部分が嵌着溝110に圧入固定されることで第二の取付部材24とブラケット16との位置決め構造が構成されており、位置決め構造による位置決め状態でかしめピン34がピン挿通孔114にかしめ固定されて第二の取付部材24のブラケット16からの抜けを防止する抜止構造が構成されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
第一の取付部材と第二の取付部材とが本体ゴム弾性体で弾性連結されており、該第二の取付部材の幅方向両側に設けられた嵌着部が、ブラケットの該幅方向両側の対向内面に開口する嵌着溝へ差し入れられることで、該ブラケットが該第二の取付部材に横方向から組み付けられた防振装置において、
前記嵌着部が前記嵌着溝へ差し入れられる前記横方向に延びており、
該嵌着部の該横方向の中間部分には嵌着ゴムが固着されて、該嵌着部の中間部分が該嵌着ゴムを介して該嵌着溝にゴム圧入されており、
該嵌着部には先端面から該横方向に突出するかしめピンが設けられていると共に、該嵌着部の該先端面と対向する該嵌着溝の奥壁部にはピン挿通孔が貫通形成されて、該嵌着部の該嵌着溝へのゴム圧入によって該かしめピンが該ピン挿通孔に挿通されており、
該嵌着部の後端部分には該嵌着溝の溝内面に向けて突出する圧入突部が一体形成されて、該嵌着部の該嵌着溝へのゴム圧入によって該嵌着部における該圧入突部の形成部分が該嵌着溝に圧入固定されることにより、該第二の取付部材と該ブラケットとを相互に位置決めする位置決め構造が構成されており、
該位置決め構造による該第二の取付部材と該ブラケットとの相互位置決め状態で該かしめピンが該ピン挿通孔にかしめ固定されることによって、前記第二の取付部材の前記ブラケットからの抜けを防止する抜止構造が構成されている防振装置。
続きを表示(約 460 文字)
【請求項2】
前記圧入突部は、前記嵌着部において前記幅方向で部分的に設けられている請求項1に記載の防振装置。
【請求項3】
前記圧入突部は、前記嵌着溝の前記一対の溝側面の対向方向において前記嵌着部から突出して設けられている請求項1又は2に記載の防振装置。
【請求項4】
前記圧入突部は、前記嵌着溝の一対の溝側面の対向方向の両側へ向けて前記嵌着部から突出して設けられている請求項3に記載の防振装置。
【請求項5】
前記嵌着部から両側へ突出する一対の前記圧入突部は、相互に対向する位置に設けられている請求項4に記載の防振装置。
【請求項6】
前記嵌着部と前記嵌着溝の溝底面とは、前記幅方向において相互に離隔している請求項3に記載の防振装置。
【請求項7】
前記圧入突部は、前記嵌着部において前記幅方向で部分的に設けられており、
該圧入突部は、該幅方向において該嵌着部の外側に偏倚して設けられている請求項3に記載の防振装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車のエンジンマウント等に用いられる防振装置に関するものである。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、自動車のエンジンマウント等に用いられる防振装置が知られている。防振装置は、例えば、特開2017-082991号公報(特許文献1)等に開示されているように、第一の取付部材と第二の取付部材が本体ゴム弾性体で連結された構造を有している。
【0003】
また、特許文献1の防振装置は、第二の取付部材の幅方向両側に設けられたガイド部がブラケットのガイド溝に差し入れられることによって、ブラケットが第二の取付部材に対して横方向に装着されている。特許文献1の実施例では、ガイド部の表面に被覆ゴムが設けられており、ガイド部が被覆ゴムを介してガイド溝にゴム圧入されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-082991号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、特許文献1に示された防振装置は、第二の取付部材のガイド部におけるガイド溝への挿入先端にかしめピンが突出しており、かしめピンがブラケットのかしめ孔に挿通された状態で軸方向に圧縮されることにより、かしめピンがかしめ孔の内面に押し当てられてかしめ固定されている。これにより、第二の取付部材のブラケットからの抜けが防止されており、ブラケットが第二の取付部材に対して所定位置への装着状態に保持されている。
【0006】
しかしながら、かしめピンの圧縮(かしめ加工)に際して、第二の取付部材とブラケットとを適切な相対位置に保持することが難しかった。例えば、特許文献1の実施例のようなガイド部が被覆ゴムを介してガイド溝にゴム圧入された態様では、ガイド部のガイド溝へのゴム圧入による保持力だけでは、第二の取付部材とブラケットとの相対位置がかしめ固定時の入力によって変化してしまうおそれがあった。なお、ガイド部を圧入方向へ付勢しながらかしめ固定を行うことも考えられるが、この場合には、ガイド部を付勢する方向とかしめピンを圧縮する方向との2方向で入力する必要があり、加工用の特殊な設備が必要となってしまう。
【0007】
本発明の解決課題は、第二の取付部材とブラケットとを簡単な構造で適切に位置決めすることができる、新規な構造の防振装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
以下、本発明を把握するための好ましい態様について記載するが、以下に記載の各態様は、例示的に記載したものであって、適宜に互いに組み合わせて採用され得るだけでなく、各態様に記載の複数の構成要素についても、可能な限り独立して認識及び採用することができ、適宜に別の態様に記載の何れかの構成要素と組み合わせて採用することもできる。それによって、本発明では、以下に記載の態様に限定されることなく、種々の別態様が実現され得る。
【0009】
第一の態様は、第一の取付部材と第二の取付部材とが本体ゴム弾性体で連結されており、該第二の取付部材の幅方向両側に設けられた嵌着部が、ブラケットの該幅方向両側の対向内面に開口する嵌着溝へ差し入れられることで、該ブラケットが該第二の取付部材に横方向から組み付けられた防振装置において、前記嵌着部が前記嵌着溝へ差し入れられる前記横方向に延びており、該嵌着部の該横方向の中間部分には嵌着ゴムが固着されて、該嵌着部の中間部分が該嵌着ゴムを介して該嵌着溝にゴム圧入されており、該嵌着部には先端面から該横方向に突出するかしめピンが設けられていると共に、該嵌着部の該先端面と対向する該嵌着溝の奥壁部にはピン挿通孔が貫通形成されて、該嵌着部の該嵌着溝へのゴム圧入によって該かしめピンが該ピン挿通孔に挿通されており、該嵌着部の後端部分には該嵌着溝の溝内面に向けて突出する圧入突部が一体形成されて、該嵌着部の該嵌着溝へのゴム圧入によって該嵌着部における該圧入突部の形成部分が該嵌着溝に圧入固定されることにより、該第二の取付部材と該ブラケットとを相互に位置決めする位置決め構造が構成されており、該位置決め構造による該第二の取付部材と該ブラケットとの相互位置決め状態で該かしめピンが該ピン挿通孔にかしめ固定されることによって、前記第二の取付部材の前記ブラケットからの抜けを防止する抜止構造が構成されているものである。
【0010】
本態様に従う構造とされた防振装置によれば、第二の取付部材の嵌着部が圧入突部の形成部分においてブラケットの嵌着溝に圧入ゴムを介することなく圧入固定されることにより、第二の取付部材とブラケットとが組付け方向である横方向で相互に位置決めされる。これにより、ブラケットのピン挿通孔に挿通された第二の取付部材のかしめピンを圧縮してかしめピンをピン挿通孔にかしめ固定する際に、第二の取付部材がブラケットから抜ける方向へ相対変位するのを防ぐことができて、かしめピンをピン挿通孔の適切な位置にかしめ固定することができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
住友理工株式会社
防振装置
1か月前
住友理工株式会社
防振装置
1か月前
住友理工株式会社
筒型防振装置
1か月前
住友理工株式会社
接触検知装置
1か月前
住友理工株式会社
筒型防振装置
6日前
住友理工株式会社
無呼吸判定装置
1か月前
住友理工株式会社
流体封入式防振装置
1か月前
住友理工株式会社
流体封入式防振装置
1か月前
住友理工株式会社
建築構造物用制振装置
1か月前
住友理工株式会社
センサ内蔵型防振ゴム
1か月前
住友理工株式会社
スタビライザブッシュ
18日前
住友理工株式会社
電子写真機器用無端ベルト
5日前
住友理工株式会社
樹脂製スプリングインシュレータ
10日前
住友理工株式会社
防振ゴム組成物および防振ゴム部材
1か月前
住友理工株式会社
バッテリーパック用断熱材およびその製造方法
1か月前
住友理工株式会社
電気自動車用防振ゴム組成物および電気自動車用防振ゴム部材
1か月前
住友理工株式会社
電気自動車用防振ゴム組成物および電気自動車用防振ゴム部材
1か月前
住友理工株式会社
積層ホースのゴム層用ゴム組成物、積層ホース、及び自動車用積層ホース
1か月前
住友理工株式会社
結合交換型動的共有結合を有するシリコーンエラストマーおよびその製造方法
1か月前
住友理工株式会社
センサアセンブリおよびその製造方法
19日前
住友理工株式会社
バッテリーパック用断熱材およびその製造方法
17日前
個人
流路体
3か月前
個人
ホース保持具
1か月前
個人
クラッチ装置
4か月前
個人
保持機
6か月前
個人
免震留具
5か月前
個人
トーションバー
1か月前
個人
振り子式免震装置
7か月前
個人
固着具と成形品部材
3か月前
株式会社不二工機
電磁弁
4日前
個人
回転式配管用支持具
2か月前
個人
ネジの緩み防止装置
7か月前
個人
ボルトナットセット
1か月前
藤井電工株式会社
フック
6か月前
株式会社アイシン
駆動装置
3か月前
株式会社オンダ製作所
継手
3か月前
続きを見る
他の特許を見る