TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025129593
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-05
出願番号
2024026324
出願日
2024-02-26
発明の名称
被覆金属物品
出願人
住友理工株式会社
,
株式会社仲田コーティング
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B32B
15/092 20060101AFI20250829BHJP(積層体)
要約
【課題】耐久性、耐食性に優れた性能を発揮することができる被覆金属物品を提供する。
【解決手段】金属物品1の表面上にエポキシ樹脂を主成分とする第1上塗り層2aと亜鉛アルミニウム複合皮膜を主成分とする第2上塗り層2baとを有し、第1上塗り層2aの表面に、ゾル-ゲル法によるケイ素を主成分とする有機無機複合材料を用いてなる最上層3を有する、被覆金属物品10とすることにより、その課題を解決する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
金属物品の表面上にエポキシ樹脂を主成分とする第1上塗り層と亜鉛アルミニウム複合皮膜を主成分とする第2上塗り層とを有し、前記第1上塗り層の表面に、ゾル-ゲル法によるケイ素を主成分とする有機無機複合材料を用いてなる最上層を有する、被覆金属物品。
続きを表示(約 350 文字)
【請求項2】
前記第2上塗り層は、アクリル樹脂及び/又はエポキシ樹脂を含有する、請求項1に記載の被覆金属物品。
【請求項3】
前記金属物品と前記第2上塗り層との間に下塗り層を有する、請求項1又は2に記載の被覆金属物品。
【請求項4】
前記下塗り層は乾式亜鉛めっきによるものである、請求項3に記載の被覆金属物品。
【請求項5】
前記第1上塗り層のRa(算術平均粗さ)は1~4μmである、請求項1又は2に記載の被覆金属物品。
【請求項6】
前記第1上塗り層のRz(最大高さ)は10~30μmである、請求項1又は2に記載の被覆金属物品。
【請求項7】
前記最上層の厚みは3~30μmである、請求項1又は2に記載の被覆金属物品。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、被覆金属物品に関し、さらに詳しくは、橋梁用ボルト等に使用される被覆金属物品に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、橋梁技術の進歩がめざましく、橋梁用ボルト等の金具に対するライフサイクルコスト(LCC)低減のため、高耐久性、小型化等のニーズが高まっている。そのため、金具に対して防錆処理が行われている。例えば、特許文献1では、金属成形品の表面にめっき等により亜鉛被膜を形成し、その表面にシリコーン化合物を主成分とする最上層を積層することにより、耐久性等を実現している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4947823号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1では、最上層がシリコーン化合物を主成分とするため、硬度が低く傷つきやすく、耐久性や耐食性の面で改良の余地がある。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、耐久性、耐食性に優れた性能を発揮することができる被覆金属物品の提供を、その目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者等は、金属物品の表面上にエポキシ樹脂を主成分とする第1上塗り層を形成し、その表面に耐食性に優れるシリカコート層(最上層)を被覆しようとしたが、第1上塗り層のエポキシ樹脂との密着性が劣ることを突き止めた。そこで、最上層について研究を重ねた結果、ゾル-ゲル法によるケイ素を主成分とする有機無機複合材料を用いて最上層を形成すると、第1上塗り層と最上層との密着性に優れ、所期の目的が達成できることを見いだし、本発明に到達した。
【0007】
すなわち、本発明は、前記の目的を達成するために、以下の[1]~[7]を、その要旨とする。
[1]
金属物品の表面上にエポキシ樹脂を主成分とする第1上塗り層と亜鉛アルミニウム複合皮膜を主成分とする第2上塗り層とを有し、前記第1上塗り層の表面に、ゾル-ゲル法によるケイ素を主成分とする有機無機複合材料を用いてなる最上層を有する、被覆金属物品。
[2]
前記第2上塗り層は、アクリル樹脂及び/又はエポキシ樹脂を含有する、[1]に記載の被覆金属物品。
[3]
前記金属物品と前記第2上塗り層との間に下塗り層を有する、[1]又は[2]に記載の被覆金属物品。
[4]
前記下塗り層は乾式亜鉛めっきによるものである、[3]に記載の被覆金属物品。
[5]
前記第1上塗り層のRa(算術平均粗さ)は1~4μmである、[1]~[4]のいずれかに記載の被覆金属物品。
[6]
前記第1上塗り層のRz(最大高さ)は10~30μmである、[1]~[5]のいずれかに記載の被覆金属物品。
[7]
前記最上層の厚みは3~30μmである、[1]~[6]のいずれかに記載の被覆金属物品。
【発明の効果】
【0008】
以上のことから、本発明の被覆金属物品は、第1上塗り層の表面に、ゾル-ゲル法によるケイ素を主成分とする有機無機複合材料を用いてなる最上層を有するため、耐久性、耐食性に優れた性能を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態に係る被覆金属物品を示す断面図である。
本発明の他の実施形態に係る被覆金属物品を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本発明を実施するための形態の例に基づいて本発明を説明する。但し、本発明が、次に説明する実施形態に限定されるものではない。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
住友理工株式会社
カバー
1か月前
住友理工株式会社
仕切り部材
1か月前
住友理工株式会社
シール部材
1か月前
住友理工株式会社
摩擦ダンパ
1か月前
住友理工株式会社
圧力センサ
1か月前
住友理工株式会社
筒型防振装置
1か月前
住友理工株式会社
防振ゴム部材
1か月前
住友理工株式会社
防振ゴム部材
1か月前
住友理工株式会社
冷却用熱交換器
1か月前
住友理工株式会社
冷却用熱交換器
今日
住友理工株式会社
冷却用熱交換器
1か月前
住友理工株式会社
筒型モータマウント
1か月前
住友理工株式会社
電子写真機器用帯電ロール
1か月前
住友理工株式会社
電子写真機器用帯電ロール
1か月前
住友理工株式会社
電池モジュール用緩衝シート
1か月前
住友理工株式会社
電動コンプレッサの支持構造
1か月前
住友理工株式会社
ラテックス組成物の評価方法
1か月前
住友理工株式会社
ゴム組成物の物性の予測方法
1か月前
住友理工株式会社
シート用振動低減装置および乗員状態推定システム
1か月前
住友理工株式会社
建造物用ゴム製品の補修工法および建造物用ゴム製品
1か月前
住友理工株式会社
押出成形用ゴム組成物、ホース、およびホースの製造方法
1か月前
住友理工株式会社
咬合力センサシート
2か月前
東レ株式会社
積層体
5か月前
東レ株式会社
積層体
10か月前
個人
箔転写シート
6か月前
ユニチカ株式会社
積層体
3か月前
ユニチカ株式会社
積層体
9か月前
東レ株式会社
積層構造体
10か月前
東レ株式会社
強化繊維基材
5か月前
東レ株式会社
強化繊維基材
5か月前
東レ株式会社
積層フィルム
2か月前
東レ株式会社
積層フィルム
4か月前
東レ株式会社
積層フィルム
7か月前
東レ株式会社
積層フィルム
9か月前
個人
鋼材の塗膜構造
3か月前
東レ株式会社
加飾用フィルム
1か月前
続きを見る
他の特許を見る