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公開番号2025153562
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-10
出願番号2024056099
出願日2024-03-29
発明の名称押出成形用ゴム組成物、ホース、およびホースの製造方法
出願人住友理工株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類C08L 21/00 20060101AFI20251002BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】押出加工時の押出肌(押出加工性)に優れる押出成形用ゴム組成物の提供する。
【解決手段】ゴム成分と、再生カーボンブラックとを含有する押出成形用ゴム組成物であって、
前記押出成形用ゴム組成物を画像解析条件で解析した際の、粒子径3~12μmの再生カーボンブラックの面積割合が5.9~12.1%である、押出成形用ゴム組成物。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ゴム成分と、再生カーボンブラックとを含有する押出成形用ゴム組成物であって、
前記押出成形用ゴム組成物を下記の画像解析条件で解析した際の、粒子径3~12μmの再生カーボンブラックの面積割合が5.9~12.1%である、押出成形用ゴム組成物。
〔画像解析条件〕
(CLAHEアルゴリズム)
・Contrast Limit:2.0
・Grid Size:8,8
(Non-Local Means Filter)
・h:15
・Template Window Size:7
・Search Window Size:21
(適応的二値化処理)
・Black Size:101
・C:-4
続きを表示(約 390 文字)【請求項2】
さらに、石油由来カーボンブラックを含有する、請求項1記載の押出成形用ゴム組成物。
【請求項3】
前記再生カーボンブラックと石油由来カーボンブラックの質量比率(再生カーボンブラック/石油由来カーボンブラック)が、10/90~90/10である、請求項2記載の押出成形用ゴム組成物。
【請求項4】
前記押出成形用ゴム組成物に含まれるカーボンブラックの総量が、前記ゴム成分100質量部に対して100質量部以上である、請求項1または2記載の押出成形用ゴム組成物。
【請求項5】
請求項1または2記載の押出成形用ゴム組成物からなる、ホース。
【請求項6】
請求項5記載のホースの製造方法であって、前記ホースが、押出成形用ゴム組成物を引き落とし押し出し方式の押出機を用いた押出成形により製造される、ホースの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、押し出し成形に適した押出成形用ゴム組成物、押出成形用ゴム組成物からなるホース、およびホースの製造方法に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
近年、資源の保全や環境保護が注目されるなか、カーボンニュートラル(CO
2
削減)を目的に、石油由来原料を用いたカーボンブラックを、廃タイヤ等のカーボンブラック含有ゴム製品を熱分解することにより得られる再生カーボンブラックに置き換えることが検討されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、ジエン系ゴム、カーボンブラックおよび再生カーボンブラックを含むタイヤ用ゴム組成物が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-146475号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載されたタイヤ用ゴム組成物は、タイヤを製造するのには適しているが、これを押出加工用として用いた場合、再生カーボンブラックは、ゴムの界面との相互作用(補強性)に乏しいため、押出成形時に再生カーボンブラックとゴムとの間に亀裂が生じ、この亀裂同士が伝播することで大きな亀裂が形成され、押出肌が悪化するという問題がある。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、押出加工時の押出肌(押出加工性)に優れる押出成形用ゴム組成物の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意研究を重ねた。その研究の過程で、ゴム組成物に含まれる粒子径10μm前後の再生カーボンブラックの面積割合を特定範囲とすれば、押出加工時の押出肌(押出加工性)に優れる押出加工用ゴム組成物が得られることを見出した。
【0008】
すなわち、本発明は、前記の目的を達成するために、以下の[1]~[6]を、その要旨とする。
[1] ゴム成分と、再生カーボンブラックとを含有する押出成形用ゴム組成物であって、
前記押出成形用ゴム組成物を下記の画像解析条件で解析した際の、粒子径3~12μmの再生カーボンブラックの面積割合が5.9~12.1%である、押出成形用ゴム組成物。
〔画像解析条件〕
(CLAHEアルゴリズム)
・Contrast Limit:2.0
・Grid Size:8,8
(Non-Local Means Filter)
・h:15
・Template Window Size:7
・Search Window Size:21
(適応的二値化処理)
・Black Size:101
・C:-4
[2] さらに、石油由来カーボンブラックを含有する、[1]に記載の押出成形用ゴム組成物。
[3] 前記再生カーボンブラックと石油由来カーボンブラックの質量比率(再生カーボンブラック/石油由来カーボンブラック)が、10/90~90/10である、[2]に記載の押出成形用ゴム組成物。
[4] 前記押出成形用ゴム組成物に含まれるカーボンブラックの総量が、前記ゴム成分100質量部に対して100質量部以上である、[1]~[3]のいずれかに記載の押出成形用ゴム組成物。
[5] [1]~[4]のいずれかに記載の押出成形用ゴム組成物からなる、ホース。
[6] [5]に記載のホースの製造方法であって、前記ホースが、押出成形用ゴム組成物を引き落とし押し出し方式の押出機を用いた押出成形により製造される、ホースの製造方法。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、押出加工性に優れる押出成形用ゴム組成物を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
引き落とし押し出し方式の押出機を用いた押出成形の一例を説明するための図である。
本発明に係るホースの一例を示す構成図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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