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公開番号
2025129086
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-04
出願番号
2024026061
出願日
2024-02-23
発明の名称
防振ブッシュ
出願人
住友理工株式会社
代理人
弁理士法人笠井中根国際特許事務所
,
個人
,
個人
主分類
F16F
1/38 20060101AFI20250828BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】軸直角方向のばね特性の設定自由度を確保しつつ、捩り方向の低ばね化を図ることのできる、新規な構造の防振ブッシュを提供すること。
【解決手段】インナ軸部材12とアウタ筒部材14を本体ゴム弾性体16で弾性連結した防振ブッシュ10において、インナ軸部材10を本体軸部材20とバルジ部材22とからなる分割構造として、該バルジ部材22を該本体軸部材20に対して非固着状態で周方向で相対移動可能に組み付けた。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
インナ軸部材とアウタ筒部材とが本体ゴム弾性体で連結された防振ブッシュにおいて、
前記インナ軸部材が、軸方向の全長に亘って延びる本体軸部材と、該本体軸部材の軸方向中間部分に位置して該本体軸部材の外周面に組み付けられるバルジ部材とからなる分割構造とされており、
該バルジ部材が前記本体ゴム弾性体よりも剛性の大きい硬質部材であり、
該バルジ部材が該本体軸部材に対して非固着状態で周方向で相対移動可能に組み付けられている防振ブッシュ。
続きを表示(約 470 文字)
【請求項2】
前記本体軸部材が、前記バルジ部材を軸方向両側に外れた部分において前記本体ゴム弾性体と固着されている請求項1に記載の防振ブッシュ。
【請求項3】
前記本体軸部材と前記バルジ部材とを軸方向において相互に位置決めする係合部が設けられている請求項1又は2に記載の防振ブッシュ。
【請求項4】
前記バルジ部材が、周方向で複数の分割構造体から構成されている請求項1又は2に記載の防振ブッシュ。
【請求項5】
前記バルジ部材は、前記本体ゴム弾性体と固着されている請求項1又は2に記載の防振ブッシュ。
【請求項6】
前記本体軸部材は、前記バルジ部材が組み付けられた軸方向中間部分の外径寸法が、軸方向両側部分の外径寸法以下とされている請求項1又は2に記載の防振ブッシュ。
【請求項7】
前記本体軸部材の軸方向中間部分の外周面と前記バルジ部材の内周面との組付面は、軸方向にストレートに延びる円筒状組付面を有している請求項1又は2に記載の防振ブッシュ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば自動車用のサスペンションブッシュ等への適用が可能とされる略筒形の防振ブッシュに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、例えば、特開2010-159860号公報(特許文献1)に開示されているように、自動車のサスペンションブッシュ等に用いられる防振ブッシュが知られている。かかる防振ブッシュは、インナ軸部材とアウタ筒部材とが本体ゴム弾性体で連結された略筒形の防振ブッシュであって、防振連結される各一方の部材に対してインナ軸部材とアウタ筒部材が取り付けられて、本体ゴム弾性体の弾性変形によって防振効果を発揮するようになっている。
【0003】
ところで、サスペンションブッシュ等では、ブッシュ中心軸に対して直交する軸直角方向の入力に際する高ばね特性と、ブッシュ中心軸回りの捩り方向の入力に対する低ばね特性とが両立して求められることがある。
【0004】
そこで、特許文献1に示されているように、インナ軸部材の軸方向中央部分において外周に膨らんだ膨出形状部を設けることにより、軸直角方向の高ばね化を図ることも考えられる。
【0005】
しかし、インナ軸部材にこのような膨出形状部を設けると、インナ軸部材とアウタ筒部材の各中心軸が相対的に傾動するこじり方向の高ばね化は軽減され得るものの、捩り方向の高ばね化が避けられないという問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2010-159860号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の解決課題は、ブッシュ中心軸回りの捩り方向における高ばね化を抑えつつ、軸直角方向のばね特性等についてのチューニング自由度が大きく確保され得る、新規な構造の防振ブッシュを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
以下、本発明を把握するための好ましい態様について記載するが、以下に記載の各態様は、例示的に記載したものであって、適宜に互いに組み合わせて採用され得るだけでなく、各態様に記載の複数の構成要素についても、可能な限り独立して認識及び採用することができ、適宜に別の態様に記載の何れかの構成要素と組み合わせて採用することもできる。それによって、本発明では、以下に記載の態様に限定されることなく、種々の別態様が実現され得る。
【0009】
本発明の第一の態様は、以下のとおりである。
インナ軸部材とアウタ筒部材とが本体ゴム弾性体で連結された防振ブッシュにおいて、
前記インナ軸部材が、軸方向の全長に亘って延びる本体軸部材と、該本体軸部材の軸方向中間部分に位置して該本体軸部材の外周面に組み付けられるバルジ部材とからなる分割構造とされており、
該バルジ部材が前記本体ゴム弾性体よりも剛性の大きい硬質部材であり、
該バルジ部材が該本体軸部材に対して非固着状態で周方向で相対移動可能に組み付けられている防振ブッシュ。
【0010】
本態様に係る防振ブッシュでは、インナ軸部材を分割構造体として中心軸回りで相対回動可能に組み付けられた本体軸部材とバルジ部材との複合構造をもって構成した。これにより、インナ軸部材とアウタ筒部材との間に中心軸回りの捩り方向の入力があった場合に、インナ軸部材の内部で本体軸部材とバルジ部材とが周方向で相対移動することで本体ゴム弾性体への捩り方向の入力や本体ゴム弾性体の変形応力が軽減されて、低ばね化が図られ得る。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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