TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025129084
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-04
出願番号
2024026059
出願日
2024-02-23
発明の名称
モータマウント用の筒型防振装置
出願人
住友理工株式会社
代理人
弁理士法人笠井中根国際特許事務所
,
個人
,
個人
主分類
F16F
1/387 20060101AFI20250828BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】モータマウントに要求される性能を高度に実現することが可能とされた、新規な構造のモータマウント用の筒型防振装置を提供する。
【解決手段】インナ軸部材16が中間スリーブ18に挿入されており、それらインナ軸部材16と中間スリーブ18とが内周ゴム弾性体20によって径方向に弾性連結された第一の成形品12と、アウタ筒部材34の内周面に外周ゴム弾性体36が固着された第二の成形品14とを、備えており、第一の成形品12の中間スリーブ18が、第二の成形品14の外周ゴム弾性体36の内周へ嵌め合わされることによって、第一の成形品12と第二の成形品14とが非接着で組み合わされている。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
インナ軸部材が中間スリーブに挿入されており、それらインナ軸部材と中間スリーブとが内周ゴム弾性体によって径方向に弾性連結された第一の成形品と、
アウタ筒部材の内周面に外周ゴム弾性体が固着された第二の成形品と
を、備えており、
該第一の成形品の該中間スリーブが、該第二の成形品の該外周ゴム弾性体の内周へ嵌め合わされることによって、該第一の成形品と該第二の成形品とが非接着で組み合わされているモータマウント用の筒型防振装置。
続きを表示(約 450 文字)
【請求項2】
前記外周ゴム弾性体は、内周へ向けて軸方向長さ寸法が小さくなる先細断面形状を有している請求項1に記載のモータマウント用の筒型防振装置。
【請求項3】
前記外周ゴム弾性体の内周端における軸方向長さ寸法が、該外周ゴム弾性体の内周へ向けた前記アウタ筒部材からの突出高さ寸法に対して、30~200%の範囲内とされている請求項2に記載のモータマウント用の筒型防振装置。
【請求項4】
前記外周ゴム弾性体は、全周に亘って連続する環状とされている請求項1~3の何れか一項に記載のモータマウント用の筒型防振装置。
【請求項5】
前記外周ゴム弾性体には、径方向のばねを低減するばね低減部が周方向で部分的に設けられている請求項1~3の何れか一項に記載のモータマウント用の筒型防振装置。
【請求項6】
前記内周ゴム弾性体は、軸方向に貫通する複数のすぐり孔を備えている請求項1~3の何れか一項に記載のモータマウント用の筒型防振装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば電動化車両において電動モータの防振支持に用いられるモータマウント用の筒型防振装置に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、車両に用いられる防振装置の一種として、特開昭58-097508号公報(特許文献1)に示された円筒形ゴムブッシュのような筒型防振装置が知られている。筒型防振装置は、インナ軸金具とアウタ筒部材とが本体ゴム弾性体によって弾性連結された構造を有している。また、特許文献1には、インナ軸部材とアウタ筒部材との間に中間スリーブが配されて、インナ軸部材と中間スリーブとの間が内周ゴム弾性体で連結されていると共に、中間スリーブとアウタ筒部材との間が外周ゴム弾性体で連結された構造も示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開昭58-097508号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、昨今では、自動車の電動化が進んでおり、電動化車両では電動モータを車両ボデーに防振連結するためのモータマウントとして、筒型防振装置が採用される場合もある。
【0005】
しかしながら、モータマウント用の筒型防振装置に求められる性能は、特許文献1のような従来の筒型防振装置に求められる性能と異なることから、従来の筒型防振装置をモータマウントに流用しようとすると、要求される防振特性や耐久性等を十分に満たせないおそれがあった。
【0006】
本発明の解決課題は、モータマウントに要求される性能を高度に実現することが可能とされた、新規な構造のモータマウント用の筒型防振装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
以下、本発明を把握するための好ましい態様について記載するが、以下に記載の各態様は、例示的に記載したものであって、適宜に互いに組み合わせて採用され得るだけでなく、各態様に記載の複数の構成要素についても、可能な限り独立して認識及び採用することができ、適宜に別の態様に記載の何れかの構成要素と組み合わせて採用することもできる。それによって、本発明では、以下に記載の態様に限定されることなく、種々の別態様が実現され得る。
【0008】
第一の態様は、モータマウント用の筒型防振装置であって、インナ軸部材が中間スリーブに挿入されており、それらインナ軸部材と中間スリーブとが内周ゴム弾性体によって径方向に弾性連結された第一の成形品と、アウタ筒部材の内周面に外周ゴム弾性体が固着された第二の成形品とを、備えており、該第一の成形品の該中間スリーブが、該第二の成形品の該外周ゴム弾性体の内周へ嵌め合わされることによって、該第一の成形品と該第二の成形品とが非接着で組み合わされているものである。
【0009】
本態様に従う構造とされたモータマウント用の筒型防振装置によれば、第一の成形品の中間スリーブをマスとし、第一の成形品の内周ゴム弾性体及び第二の成形品の外周ゴム弾性体をバネとするマス-バネ系(副振動系)が、インナ軸部材とアウタ筒部材との間に構成されており、当該マス-バネ系の共振周波数よりも高周波の振動の伝達率が低減されている。それゆえ、特にモータマウントにおいて問題となり易い高周波小振幅振動がインナ軸部材とアウタ筒部材との間で伝達され難くなっており、モータマウントとして優れた防振性能を実現することができる。
【0010】
第一の成形品と第二の成形品とが非接着で組み合わされていることから、第一の成形品における内周ゴム弾性体のばね特性と第二の成形品における外周ゴム弾性体のばね特性とを、各別に設定することが容易とされており、マス-バネ系の共振周波数のチューニング自由度を大きく得ることができる。特に、内周ゴム弾性体と外周ゴム弾性体のバネのチューニング自由度が大きいことから、中間スリーブの質量が比較的に小さくても、マス-バネ系の共振周波数を十分に低周波にチューニングすることができる。その結果、当該マスバネ系の共振周波数よりも高周波の振動に対して発揮される防振作用を、より広い周波数域に亘って得ることができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
住友理工株式会社
防振装置
5か月前
住友理工株式会社
ブッシュ
5日前
住友理工株式会社
防振装置
5か月前
住友理工株式会社
接触検知装置
2か月前
住友理工株式会社
産業用ホース
25日前
住友理工株式会社
筒型防振装置
2か月前
住友理工株式会社
接触検知装置
2か月前
住友理工株式会社
被覆金属物品
1日前
住友理工株式会社
動作判別装置
29日前
住友理工株式会社
気液分離装置
2か月前
住友理工株式会社
筒型防振装置
3か月前
住友理工株式会社
ブロック装置
15日前
住友理工株式会社
接触検知装置
5日前
住友理工株式会社
接触検知装置
5か月前
住友理工株式会社
防振ブッシュ
2日前
住友理工株式会社
冷却用熱交換器
2か月前
住友理工株式会社
冷却用熱交換器
2か月前
住友理工株式会社
生体振動センサ
1日前
住友理工株式会社
動作判別システム
29日前
住友理工株式会社
ウレタン発泡成形体
3か月前
住友理工株式会社
カップ付シートラバー
12日前
住友理工株式会社
スタビライザブッシュ
4か月前
住友理工株式会社
スタビライザブッシュ
3か月前
住友理工株式会社
アッパサポート組立体
3か月前
住友理工株式会社
電子写真機器用無端ベルト
3か月前
住友理工株式会社
スプリングインシュレータ
3か月前
住友理工株式会社
電子写真機器用現像ロール
2日前
住友理工株式会社
モータ支持用の筒型防振装置
2か月前
住友理工株式会社
電動コンプレッサの支持構造
2か月前
住友理工株式会社
電子写真機器用導電性ロール
4日前
住友理工株式会社
樹脂製スプリングインシュレータ
4か月前
住友理工株式会社
モータマウント用の筒型防振装置
1か月前
住友理工株式会社
モータマウント用の筒型防振装置
2日前
住友理工株式会社
防振ゴム組成物および防振ゴム部材
5か月前
住友理工株式会社
水分解用光触媒固定部材およびその製造方法
2か月前
住友理工株式会社
冷却用熱交換器及び冷却用熱交換器の製造方法
29日前
続きを見る
他の特許を見る