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公開番号2025055371
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-08
出願番号2023164672
出願日2023-09-27
発明の名称防振装置
出願人住友理工株式会社
代理人弁理士法人笠井中根国際特許事務所,個人,個人
主分類F16F 13/10 20060101AFI20250401BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】振動伝達経路上に配された第一部材と第二部材とを簡単な構造で適切な連結位置に保持しながら位置決めすることができる、新規な構造の防振装置を提供する。
【解決手段】振動伝達系を構成する部材間に介装される防振ゴム26を備えた防振装置10であって、振動伝達系の振動伝達経路上に配されて入力振動が防振ゴム26を介して及ぼされる第一部材24と第二部材16とが、第一部材24から突出して第二部材16のピン挿通孔114に挿通されるピン34と、ピン34に装着される連結部材122とによって、相互に連結されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
振動伝達系を構成する部材間に介装される防振ゴムを備えた防振装置であって、
前記振動伝達系の振動伝達経路上に配されて入力振動が前記防振ゴムを介して及ぼされる第一部材と第二部材とが、該第一部材から突出して該第二部材のピン挿通孔に挿通されるピンと、該ピンに装着される連結部材とによって、相互に連結されている防振装置。
続きを表示(約 440 文字)【請求項2】
前記連結部材は、外周部分が前記ピン挿通孔の周囲で前記第二部材に重ね合わされる環板状の当接部とされており、内周部分が内周へ向けて前記ピンの先端側へ傾斜するテーパ状とされて該ピンに対して外挿状態で装着される装着部とされている請求項1に記載の防振装置。
【請求項3】
前記ピンと前記連結部材が同じ材料で形成されている請求項1又は2に記載の防振装置。
【請求項4】
前記ピンと前記ピン挿通孔の内周面との間には隙間が設けられている請求項1又は2に記載の防振装置。
【請求項5】
前記第二部材が嵌着溝を備えており、
前記第一部材が該嵌着溝に挿入される嵌着部を備えており、
該嵌着溝と該嵌着部との間に嵌着ゴムが設けられて、該嵌着部が該嵌着ゴムを介して該嵌着溝にゴム圧入されており、
前記ピンが該嵌着部の該嵌着溝への挿入方向で該嵌着部から突出して設けられている請求項1又は2に記載の防振装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車のエンジンマウント等に用いられる防振装置に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、自動車のエンジンマウント等に用いられる防振装置が知られている。防振装置は、例えば、特開2017-082991号公報(特許文献1)等に開示されているように、第一の取付部材と第二の取付部材が本体ゴム弾性体で連結された構造を有している。
【0003】
また、特許文献1の防振装置は、第二の取付部材の幅方向両側に設けられたガイド部がブラケットのガイド溝に差し入れられることによって、ブラケットが第二の取付部材に対して横方向に装着されている。特許文献1の実施例では、ガイド部の表面に被覆ゴムが設けられており、ガイド部が被覆ゴムを介してガイド溝にゴム圧入されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-082991号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、特許文献1に示された防振装置は、第二の取付部材のガイド部におけるガイド溝への挿入先端にかしめピンが突出しており、かしめピンがブラケットのかしめ孔に挿通された状態で軸方向に圧縮されることにより、かしめピンがかしめ孔の内面に押し当てられてかしめ固定されている。これにより、第二の取付部材のブラケットからの抜けが防止されており、ブラケットが第二の取付部材に対して所定位置への装着状態に保持されている。
【0006】
しかしながら、かしめピンの圧縮(かしめ加工)に際して、第二の取付部材とブラケットを適切な相対位置に保持することが難しかった。例えば、特許文献1の実施例のようなガイド部が被覆ゴムを介してガイド溝にゴム圧入された態様では、ガイド部のガイド溝へのゴム圧入による保持力だけでは、第二の取付部材とブラケットとの相対位置がかしめ固定時の入力によって変化してしまうおそれがあった。なお、ピストン等によってガイド部を圧入方向へ付勢しながらかしめ固定を行うことも考えられるが、この場合には、ガイド部を付勢する方向とかしめピンを圧縮する方向との2方向で入力する必要があり、加工用に特殊な設備が必要となってしまう。
【0007】
本発明の解決課題は、振動伝達経路上に配された第一部材と第二部材とを簡単な構造で適切な連結位置に保持しながら位置決めすることができる、新規な構造の防振装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
以下、本発明を把握するための好ましい態様について記載するが、以下に記載の各態様は、例示的に記載したものであって、適宜に互いに組み合わせて採用され得るだけでなく、各態様に記載の複数の構成要素についても、可能な限り独立して認識及び採用することができ、適宜に別の態様に記載の何れかの構成要素と組み合わせて採用することもできる。それによって、本発明では、以下に記載の態様に限定されることなく、種々の別態様が実現され得る。
【0009】
第一の態様は、振動伝達系を構成する部材間に介装される防振ゴムを備えた防振装置であって、前記振動伝達系の振動伝達経路上に配されて入力振動が前記防振ゴムを介して及ぼされる第一部材と第二部材とが、該第一部材から突出して該第二部材のピン挿通孔に挿通されるピンと、該ピンに装着される連結部材とによって、相互に連結されているものである。
【0010】
本態様に従う構造とされた防振装置によれば、連結部材をピンに装着することで第一部材と第二部材とが連結されており、ピン挿通孔に挿通されたピンを圧縮してピン挿通孔の内面にかしめ固定する場合に比して、第一部材と第二部材とを小さな力で簡単に連結することができる。しかも、ピンを変形させる必要がないことから、ピン及びそれを備える第一部材の材質の選択自由度が高くなる。
(【0011】以降は省略されています)

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