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公開番号
2025052741
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-07
出願番号
2023161602
出願日
2023-09-25
発明の名称
ユーザデータ処理装置、ユーザデータ処理方法、及び通信システム
出願人
日本電気株式会社
,
日本電気通信システム株式会社
代理人
個人
主分類
H04W
28/06 20090101AFI20250328BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】ネットワークスライスインスタンスに含まれる複数のネットワーク機能間の連携を担保可能な、ユーザデータ処理装置、ユーザデータ処理方法、及び、該ユーザデータ処理装置を含む通信システムを提供する。
【解決手段】ユーザデータ処理装置にて振分部は、スライス及びQoSクラスについての複数の組み合わせにそれぞれ対応する複数のキューに、受信パケットを振り分ける。受信パケットは、受信パケットのTEID領域のうちのTEID値を含める第1領域以外の第2領域に、S-NSSAIに基づくスライス番号を含む。複数の転送部は、複数のスライスにそれぞれ対応し、且つ、それぞれが対応するスライスのキューに保持されたパケットの転送処理を実行する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
スライス及びQoS(Quality of Service)クラスについての複数の組み合わせにそれぞれ対応する複数のキューに、受信パケットを振り分ける振分部と、
複数のスライスにそれぞれ対応し、且つ、それぞれが対応するスライスのキューに保持されたパケットの転送処理を実行する、複数の転送部と、
を具備し、
前記受信パケットは、前記受信パケットのTEID(Tunnel Endpoint Identifier)領域のうちのTEID値を含める第1領域以外の第2領域に、S-NSSAI(Single-Network Slice Selection Assistance Information)に基づくスライス番号を含む、
ユーザデータ処理装置。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
前記スライス番号は、前記S-NSSAIのビット数よりも小さい前記第2領域の大きさに対応するビット数を有する、
請求項1記載のユーザデータ処理装置。
【請求項3】
前記S-NSSAIは、SST(Slice/Service Type)のビット列及びSD(Slice Differentiator)のビット列を含み、
前記スライス番号は、前記SSTのビット列の一部と前記SDのビット列の一部とに基づいて形成される、
請求項2記載のユーザデータ処理装置。
【請求項4】
前記スライス番号は、前記SSTのビット列の一部と前記SDのビット列の一部とを連結したビット列である、
請求項3記載のユーザデータ処理装置。
【請求項5】
前記受信パケットは、アクセスネットワークノードを介して前記ユーザデータ処理装置に送信されたパケットであり、
前記スライス番号は、前記アクセスネットワークノードにて前記パケットに含められ、
前記ユーザデータ処理装置は、前記S-NSSAIと前記スライス番号との対応付け情報を、セッション管理装置を介して前記アクセスネットワークノードに予め通知する制御部をさらに具備する、
請求項1記載のユーザデータ処理装置。
【請求項6】
スライス及びQoS(Quality of Service)クラスについての複数の組み合わせにそれぞれ対応する複数のキューに、受信パケットを振り分けることと、
前記複数のキューに保持されたパケットの転送処理を、スライス毎に独立して実行することと、
を含み、
前記受信パケットは、前記受信パケットのTEID(Tunnel Endpoint Identifier)領域のうちのTEID値を含める第1領域以外の第2領域に、S-NSSAI(Single-Network Slice Selection Assistance Information)に基づくスライス番号を含む、
ユーザデータ処理方法。
【請求項7】
前記スライス番号は、前記S-NSSAIのビット数よりも小さい前記第2領域の大きさに対応するビット数を有する、
請求項6記載のユーザデータ処理方法。
【請求項8】
前記S-NSSAIは、SST(Slice/Service Type)のビット列及びSD(Slice Differentiator)のビット列を含み、
前記スライス番号は、前記SSTのビット列の一部と前記SDのビット列の一部とに基づいて形成される、
請求項7記載のユーザデータ処理方法。
【請求項9】
アクセスネットワークノードと、
ユーザデータ処理装置と、
を含み、
前記アクセスネットワークノードは、パケットのTEID(Tunnel Endpoint Identifier)領域のうちのTEID値を含める第1領域以外の第2領域に、S-NSSAI(Single-Network Slice Selection Assistance Information)に基づくスライス番号を含めた前記パケットを、前記ユーザデータ処理装置に送信し、
前記ユーザデータ処理装置は、
スライス及びQoS(Quality of Service)クラスについての複数の組み合わせにそれぞれ対応する複数のキューに、前記スライス番号に基づいて、受信パケットを振り分ける振分部と、
複数のスライスにそれぞれ対応し、且つ、それぞれが対応するスライスのキューに保持されたパケットの転送処理を実行する、複数の転送部と、
を具備する、
通信システム。
【請求項10】
前記ユーザデータ処理装置は、前記S-NSSAIと前記スライス番号との対応付け情報を、セッション管理装置を介して前記アクセスネットワークノードに予め通知する制御部をさらに具備する、
請求項9記載の通信システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、ユーザデータ処理装置、ユーザデータ処理方法、及び通信システムに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、1つの装置に複数のネットワークスライス(以下では、単に「スライス」と呼ぶことがある)の通信を収容することを可能にしつつ、各ネットワークスライスにおけるQoS(Quality of Service)制御を効率的に実施可能なユーザデータ処理装置を提案している。例えば、特許文献1のユーザデータ処理装置にて識別手段は、物理ポートを介して受信された受信パケットを解析し、受信パケットが属するネットワークスライス、及びQoSにおけるクラスを識別する。キュー群は、複数のネットワークスライスに対応する複数のキューグループを有する。各キューグループは、QoSにおける複数のクラスに対応する複数のキューを含む。振分手段は、受信パケットの解析結果に従って、受信パケットを、キューに振り分ける。各データ転送手段は、対応するキューグループの各クラスに対応するキューから受信パケットを取得する。各データ転送手段は、取得した受信パケットに対してQoSに応じたパケット転送処理を実施する。
【0003】
特許文献1のユーザデータ処理装置にて識別手段は、受信パケットに含まれるCoS(Class of Service)値に基づき、受信パケットのQoSを識別する。また、この識別手段は、受信パケットに含まれるDSCP(Differentiated Services Code Point)値に基づき、受信パケットが対応するネットワークスライスを識別する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-170729号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、DSCP値はネットワークスライスインスタンスのネットワーク機能間で共有されない。このため、特許文献1に開示の技術では、ネットワークスライスインスタンスに含まれる複数のネットワーク機能間の連携が担保されない可能性がある。
【0006】
本開示の目的は、ネットワークスライスインスタンスに含まれる複数のネットワーク機能間の連携を担保可能な、ユーザデータ処理装置、ユーザデータ処理方法、及び、該ユーザデータ処理装置を含む通信システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
1つの態様では、ユーザデータ処理装置は、
スライス及びQoS(Quality of Service)クラスについての複数の組み合わせにそれぞれ対応する複数のキューに、受信パケットを振り分ける振分部と、
複数のスライスにそれぞれ対応し、且つ、それぞれが対応するスライスのキューに保持されたパケットの転送処理を実行する、複数の転送部と、
を具備し、
前記受信パケットは、前記受信パケットのTEID(Tunnel Endpoint Identifier)領域のうちのTEID値を含める第1領域以外の第2領域に、S-NSSAI(Single-Network Slice Selection Assistance Information)に基づくスライス番号を含む。
【0008】
他の態様では、ユーザデータ処理方法は、
スライス及びQoS(Quality of Service)クラスについての複数の組み合わせにそれぞれ対応する複数のキューに、受信パケットを振り分けることと、
前記複数のキューに保持されたパケットの転送処理を、スライス毎に独立して実行することと、
を含み、
前記受信パケットは、前記受信パケットのTEID(Tunnel Endpoint Identifier)領域のうちのTEID値を含める第1領域以外の第2領域に、S-NSSAI(Single-Network Slice Selection Assistance Information)に基づくスライス番号を含む。
【0009】
他の態様では、通信システムは、
アクセスネットワークノードと、
ユーザデータ処理装置と、
を含み、
前記アクセスネットワークノードは、パケットのTEID(Tunnel Endpoint Identifier)領域のうちのTEID値を含める第1領域以外の第2領域に、S-NSSAI(Single-Network Slice Selection Assistance Information)に基づくスライス番号を含めた前記パケットを、前記ユーザデータ処理装置に送信し、
前記ユーザデータ処理装置は、
スライス及びQoS(Quality of Service)クラスについての複数の組み合わせにそれぞれ対応する複数のキューに、前記スライス番号に基づいて、受信パケットを振り分ける振分部と、
複数のスライスにそれぞれ対応し、且つ、それぞれが対応するスライスのキューに保持されたパケットの転送処理を実行する、複数の転送部と、
を具備する。
【発明の効果】
【0010】
本開示により、ネットワークスライスインスタンスに含まれる複数のネットワーク機能間の連携を担保可能な、ユーザデータ処理装置、ユーザデータ処理方法、及び、該ユーザデータ処理装置を含む通信システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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