特許ウォッチ

公開番号2025045970
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-02
出願番号2023154077
出願日2023-09-21
発明の名称時計、情報処理装置、時刻表示方法及びプログラム
出願人カシオ計算機株式会社
代理人弁理士法人光陽国際特許事務所
主分類G04G 21/00 20100101AFI20250326BHJP(時計)
要約【課題】複数の目的地を移動する際の時刻表示の利便性を向上させる。
【解決手段】時計は、制御部を備え、制御部は、移動順序が定められた複数の目的地に係る目的地情報を取得し、時計が複数の目的地のうち第1目的地に関する情報を取得した場合に、世界各地の現地時刻に係る地方時設定情報に基づいて、第1目的地の現地時刻を第1表示部に表示させるとともに、複数の目的地のうち第1目的地の次の第2目的地の現地時刻を第1表示部とは異なる第2表示部に表示させる。
【選択図】図13
特許請求の範囲【請求項１】
移動順序が定められた複数の目的地に係る目的地情報を取得し、
前記複数の目的地のうち第１目的地に関する情報を取得した場合に、世界各地の現地時刻に係る地方時設定情報に基づいて、前記第１目的地の現地時刻を第１表示部に表示させるとともに、前記複数の目的地のうち前記第１目的地の次の第２目的地の現地時刻を前記第１表示部とは異なる第２表示部に表示させる、
制御部を備える時計。
続きを表示（約 1,400 文字）【請求項２】
前記制御部は、前記時計が第１目的地に移動したと判別した場合に、前記第１目的地に関する情報を取得する、
請求項１に記載の時計。
【請求項３】
前記制御部は、
前記時計の現在位置に係る位置情報を取得し、
前記位置情報に基づいて前記時計が前記第１目的地に移動したか否かを判別する、
請求項２に記載の時計。
【請求項４】
前記制御部は、前記第１目的地に関する情報を取得した場合に、前記第１表示部に表示されていた地方時を前記第１目的地の現地時刻に切り替え、前記第２表示部に表示されていた地方時を前記第２目的地の現地時刻に切り替える、
請求項１に記載の時計。
【請求項５】
前記制御部は、
前記複数の目的地への移動の開始前においては、前記複数の目的地への出発地の現地時刻を前記第１表示部に表示させるとともに、所定のデフォルト都市の現地時刻を前記第２表示部に表示させ、
前記移動の開始後、前記時計が前記複数の目的地のうち最終目的地に関する情報を取得した場合には、前記最終目的地の現地時刻を前記第１表示部に表示させるとともに、前記デフォルト都市の現地時刻を前記第２表示部に表示させる、
請求項１に記載の時計。
【請求項６】
前記目的地情報は、前記複数の目的地への移動が開始される出発地の情報を含み、
前記制御部は、前記出発地から前記複数の目的地への移動が開始されると判別した場合に、前記地方時設定情報に基づいて、前記出発地の現在時刻を前記第１表示部に表示させ、前記複数の目的地のうち最初の目的地の現在時刻を前記第２表示部に表示させる、
請求項１に記載の時計。
【請求項７】
前記制御部は、
前記第１表示部が有する、時計盤面の中心に設けられた中心回転軸を軸として回転する第１時針及び第１分針を少なくとも含む第１指針群により前記第１目的地の現地時刻を表示させ、
前記第２表示部が有する、前記中心回転軸とは異なる回転軸を軸として回転する第２時針及び第２分針を少なくとも含む第２指針群により前記第２目的地の現地時刻を表示させる、
請求項１に記載の時計。
【請求項８】
前記制御部は、前記時計が前記第１目的地に移動したと判別した場合に、前記地方時設定情報に基づいて、さらに、前記複数の目的地のうち前記第２目的地の次の第３目的地の現地時刻を、前記第１表示部及び前記第２表示部とは異なる第３表示部に表示させる、
請求項１に記載の時計。
【請求項９】
前記制御部は、前記時計が前記第１目的地に移動したと判別した場合に、前記地方時設定情報に基づいて、さらに、所定のホーム地域の現地時刻を、前記第１表示部及び前記第２表示部とは異なる第３表示部に表示させる、
請求項１に記載の時計。
【請求項１０】
前記制御部は、
前記時計が前記複数の目的地のうち前記第１目的地に関する情報を取得した場合に、前記第１目的地の現地時刻が表示されていることを表す表示を前記第１表示部に行わせ、前記第２目的地の現地時刻が表示されていることを表す表示を前記第２表示部に行わせる、
請求項１に記載の時計。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、時計、情報処理装置、時刻表示方法及びプログラムに関する。
続きを表示（約 1,700 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、時刻をそれぞれ表示可能な２つの表示部を備えた時計がある。また、このような時計において、ホーム地域（例えばユーザの居住地）とはタイムゾーンが異なる地域に移動した際に、滞在中の地域の現地時刻を一方の表示部に表示させ、ホーム地域の現地時刻を他方の表示部に表示させる技術が知られている（例えば、特許文献１）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１７－１５３９９号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、ホーム地域とは異なる複数の目的地を順番に移動するような場合においては、ホーム地域の現地時刻は必ずしも重要ではないため、上記従来技術の時刻表示では、重要度の低い時刻情報が表示されて不便であるという課題がある。
【０００５】
本発明は、複数の目的地を移動する際の時刻表示の利便性を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記課題を解決するため、本発明に係る時計は、
移動順序が定められた複数の目的地に係る目的地情報を取得し、
前記複数の目的地のうち第１目的地に関する情報を取得した場合に、世界各地の現地時刻に係る地方時設定情報に基づいて、前記第１目的地の現地時刻を第１表示部に表示させるとともに、前記複数の目的地のうち前記第１目的地の次の第２目的地の現地時刻を前記第１表示部とは異なる第２表示部に表示させる、
制御部を備える。
【０００７】
上記課題を解決するため、本発明に係る情報処理装置は、
時計との間でデータ通信が可能な情報処理装置であって、
移動順序が定められた複数の目的地に係る目的地情報を取得し、
前記時計が前記複数の目的地のうち第１目的地に関する情報を取得した場合に、世界各地の現地時刻に係る地方時設定情報に基づいて、前記第１目的地の現地時刻を前記時計に設けられた第１表示部に表示させるための第１時刻情報、及び、前記複数の目的地のうち前記第１目的地の次の第２目的地の現地時刻を、前記時計に設けられた前記第１表示部とは異なる第２表示部に表示させるための第２時刻情報を前記時計に送信する、
処理部を備える。
【発明の効果】
【０００８】
本発明によれば、複数の目的地を移動する際の時刻表示の利便性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
通信システムの構成を示す図である。
スマートフォンの機能構成を示すブロック図である。
地方時設定データの内容を示す図である。
目的地の登録方法及び目的地データの内容を示す図である。
電子時計の機能構成を示すブロック図である。
第１表示部及び第２表示部を示す図である。
ユーザの旅程と、旅程の各時点における各目的地の現地時刻と、を示す図である。
出発時における時刻の表示状態を示す図である。
目的地１に到着した際の時刻の表示状態を示す図である。
目的地２に到着した際の時刻の表示状態を示す図である。
目的地３に到着した際の時刻の表示状態を示す図である。
目的地４（最終目的地）に到着した際の時刻の表示状態を示す図である。
時刻表示処理の制御手順を示すフローチャートである。
変形例１に係る電子時計の表示部を示す図である。
変形例１において第３表示部にホーム地域の現地時刻を表示させる態様を示す図である。
時計制御処理の制御手順を示すフローチャートである。
変形例４に係る電子時計の表示部を示す図である。
変形例４に係る電子時計の表示部の他の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
（【００１１】以降は省略されています）

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