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公開番号2025073065
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-12
出願番号2024143988
出願日2024-08-26
発明の名称時計ムーブメントを操作するシステムの連結装置
出願人オメガ・エス アー
代理人個人,個人,個人
主分類G04B 27/00 20060101AFI20250501BHJP(時計)
要約【課題】作動ツールを必要とせずにこの時計の機能を操作することを可能にする操作システムを提供する。
【解決手段】時計の時計ムーブメントを操作するシステム1であって、このシステムは、制御装置2と、時計の時計ムーブメントに対して動かないように意図された支持片3であって、支持片3内に制御装置2が移動可能に取り付けられた支持片3とを備えることによって、ムーブメントの少なくとも1つの機能を操作するように構成された連結装置40を備え、制御装置2は、回転運動で駆動可能な把持要素7と、第1の連結端32と第1の駆動ゾーン36とを含む第1の駆動要素31と、把持要素7に剛接合されるように取り付けられた第2の駆動要素であって、第2の連結端と第2の駆動ゾーンとを含む第2の駆動要素とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
時計の時計ムーブメントを操作するシステム(1)であって、第1及び第2の連結端(32、33)と、第1及び第2の駆動ゾーン(36、37)とが設けられた連結装置(40)を備え、前記連結装置(40)は、制御装置(2)と、前記時計の時計ムーブメントに対して動かないように意図された支持片(3)であって、前記支持片(3)内にこの制御装置(2)が移動可能に取り付けられた支持片(3)とを備えることによって、このムーブメントの少なくとも1つの機能を操作するように構成され、前記制御装置(2)は、
・前記連結装置(40)の縦軸(A)を中心とする回転運動で駆動可能な把持要素(7)と、
・前記第1の連結端(32)と前記第1の駆動ゾーン(36)とを含む第1の駆動要素(31)と、
・前記把持要素(7)に剛接合されるように取り付けられた第2の駆動要素(8)であって、前記第2の連結端(33)と前記第2の駆動ゾーン(37)を含み、前記第2のゾーン(37)は、前記第1の駆動要素(31)を回転するように駆動するために前記第1の駆動ゾーン(36)に結合可能な第2の駆動要素(8)と
を備え、
前記要素(31、8)は、前記把持要素(7)が前記機能を操作するための軸方向位置に配置されたときに、この回転運動を前記ムーブメントの機能部材に伝達するように構成される、システム。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記第1の駆動要素(31)の本体は、前記第2の駆動要素(8)の中空本体内に配置される、請求項1に記載の操作システム(1)。
【請求項3】
前記第1の駆動要素(31)の本体の前記第1の連結端(32)が設けられた部分が、前記第2の駆動要素(8)の中空本体の第2の連結端(33)に形成された開口部(34)から突出する、請求項1に記載の操作システム(1)。
【請求項4】
前記第1及び第2の駆動要素(31、33)は同軸である、請求項1に記載の操作システム(1)。
【請求項5】
前記第1の駆動要素(31)の第1の連結端(32)は、前記把持要素(7)がその軸方向位置のいずれにあるときも前記時計のムーブメント内に配置されるように構成される、請求項1に記載の操作システム(1)。
【請求項6】
前記第2の駆動要素(8)の第2の連結端(33)は、前記把持要素(7)がその軸方向位置のいずれにあるときも前記時計のムーブメントの外側に配置されるように構成される、請求項1に記載の操作システム(1)。
【請求項7】
・前記第1の連結端(32)は、前記回転運動を前記システム(1)の手動巻き上げ機構の作動部材に伝達するように構成され、前記手動巻き上げ機構は、前記把持要素(7)が前記時計の第1の機能を操作するための第1の軸方向位置に配置されたときに力学的エネルギーを蓄積することができ、前記第1の位置において前記第1及び第2の駆動ゾーン(36、37)は互いに結合され、
・前記第1の連結端(32)は、前記把持要素(7)が前記時計の第2の機能を操作するための第2の軸方向位置に配置されたときに前記回転運動を前記システム(1)の針設定部材に伝達するように構成され、前記第2の位置において前記第1及び第2の駆動ゾーン(36、37)は互いに結合される、請求項1に記載の操作システム(1)。
【請求項8】
前記第2の連結端(33)は、前記把持要素(7)が前記時計の第3の機能及び第4の機能を操作するための第3の軸方向位置に配置されたときに前記回転運動を前記システムの操作部材(4)に伝達するように構成され、前記第3の位置において前記第1及び第2の駆動ゾーン(36、37)は互いに分離される、請求項1に記載の操作システム(1)。
【請求項9】
前記第1の駆動要素(31)は、前記第2の駆動要素(8)に対して軸方向に平行移動することができかつ前記縦軸(A)の周りを回転することができる、請求項1に記載の操作システム(1)。
【請求項10】
前記第1の駆動ゾーン(36)は前記第1の駆動要素(31)の外面に形成され、前記第2の駆動ゾーン(37)は前記第2の駆動要素(8)の内面に形成される、請求項1に記載の操作システム(1)。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、時計製造の分野に関し、特に時計の時計ムーブメントを操作するシステムであって、連結装置を備えるシステムに関する。
続きを表示(約 3,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来技術において、押しボタンなどの操作システムが、特定の時計、特に多数の機能を含み得る多数の複雑機構を有すると言われる時計に取り付けられることが知られている。これらの押しボタンは、典型的には時計のミドル部に埋め込まれる小型の押しボタンを含む様々なタイプのものである。
【0003】
この種の小型の押しボタンは、一般に非常に小さく、特にこれらの時計のケース内で、スペースを節約する。さらに、それらはミドル部から突出していないため、意図せずに作動する可能性が低い。
【0004】
しかしながら、このような押しボタンの欠点の1つは、時刻、日付、月相、又は月の特定の日の設定などの時計機能を操作するための操作を行う際に、必ず先の尖った作動ツールの使用を必要とすることである。より具体的には、このような使用は、時計ケースに損傷を与え、その結果その美的外観を変えてしまうというかなりのリスクを伴う。
【0005】
このような状況において、従来技術のこれらの欠点を克服するための解決策を見出す必要があることは明らかである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的の1つは、時計のための操作システムであって、作動ツールを必要とせずにこの時計の機能を操作することを可能にする操作システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
このために、本発明は、時計の時計ムーブメントを操作するシステムであって、このシステムは、第1及び第2の連結端と、第1及び第2の駆動ゾーンとが設けられた連結装置を備え、前記連結装置は、制御装置と、時計の時計ムーブメントに対して動かないように意図された支持片であって、支持片内にこの制御装置が移動可能に取り付けられた支持片とを備えることによって、このムーブメントの少なくとも1つの機能を操作するように構成され、制御装置は、
・連結装置の縦軸を中心とする回転運動で駆動可能な把持要素と、
・第1の連結端と第1の駆動ゾーンとを含む第1の駆動要素と、
・把持要素に剛接合されるように取り付けられた第2の駆動要素であって、第2の連結端と第2の駆動ゾーンとを含み、前記第2のゾーンは、第1の駆動要素を回転するように駆動するために第1の駆動ゾーンに結合可能な第2の駆動要素と
を備え、
前記要素は、前記把持要素が前記機能を操作するための軸方向位置に配置されたときに、この回転運動をムーブメントの機能部材に伝達するように構成される、システムに関する。
【0008】
他の実施形態において、
・第1の駆動要素の本体は、第2の駆動要素の中空本体内に配置される。
・第1の駆動要素の本体の第1の連結端が設けられた部分が、第2の駆動要素の中空本体の第2の連結端に形成された開口部から突出する。
・第1及び第2の駆動要素は同軸である。
・第1の駆動要素の第1の連結端は、把持要素がその軸方向位置のいずれにあるときも時計のムーブメント内に配置されるように構成される。
・第2の駆動要素の第2の連結端は、把持要素がその軸方向位置のいずれにあるときも時計のムーブメントの外側に配置されるように構成される。
・第1の連結端は、前記回転運動を前記システムの手動巻き上げ機構の作動部材に伝達するように構成され、この機構は、前記把持要素が時計の第1の機能を操作するための第1の軸方向位置に配置されたときに力学的エネルギーを蓄積することができ、この第1の位置において第1及び第2の駆動ゾーンは互いに結合される。
・第1の連結端は、前記把持要素が時計の第2の機能を操作するための第2の軸方向位置に配置されたときに前記回転運動を前記システムの針設定部材に伝達するように構成され、この第2の位置において第1及び第2の駆動ゾーンは互いに結合される。
・第2の連結端は、前記把持要素が時計の第3の機能及び第4の機能を操作するための第3の軸方向位置に配置されたときに前記回転運動を前記システムの操作部材に伝達するように構成され、この第3の位置において第1及び第2の駆動ゾーンは互いに分離される。
・第1の駆動要素は、第2の駆動要素に対して軸方向に移動することができかつ縦軸の周りを回転することができる。
・第1の駆動ゾーンは第1の駆動要素の外面に形成され、第2の駆動ゾーンは第2の駆動要素の内面に形成される。
・第1及び第2の駆動ゾーンは、連結装置内で互いに対向して配置される。
・第1及び第2の駆動ゾーンは、把持要素の回転運動を第2の駆動要素を介して第1の駆動要素に伝達するために摩擦接触で互いに協働するように構成される。
【0009】
本発明はさらに、このような操作システムを備える時計に関する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の他の特徴及び利点は、添付の図面を参照して例示目的で提供される、本発明の非限定的な特定の実施形態に関する以下の説明を読むことでよりよく理解されるであろう。
本発明の一実施形態による、時計ムーブメントを操作するシステムの異なる図を示し、システムは、2つの連結端と、前記ムーブメントの機能の操作/制御/管理に関与することができる2つの駆動ゾーンとが設けられた連結装置を備える。
本発明の一実施形態による、時計ムーブメントを操作するシステムの異なる図を示し、システムは、2つの連結端と、前記ムーブメントの機能の操作/制御/管理に関与することができる2つの駆動ゾーンとが設けられた連結装置を備える。
本発明の一実施形態による、時計ムーブメントを操作するシステムの異なる図を示し、システムは、2つの連結端と、前記ムーブメントの機能の操作/制御/管理に関与することができる2つの駆動ゾーンとが設けられた連結装置を備える。
本発明の実施形態による、制御装置を備える連結装置の図を示し、制御装置は、この装置の把持要素に剛接合されるように取り付けられた第1及び第2の駆動要素を含み、この把持要素は、時計の第1の機能を制御するために第1の軸方向位置に配置される。
本発明の実施形態による、制御装置を備える連結装置の図を示し、制御装置は、この装置の把持要素に剛接合されるように取り付けられた第1及び第2の駆動要素を含み、この把持要素は、時計の第2の機能を制御するために第2の軸方向位置に配置される。
本発明の実施形態による、制御装置を備える連結装置の図を示し、制御装置は、この装置の把持要素に剛接合されるように取り付けられた第1及び第2の駆動要素を含み、この把持要素は、時計の第3の機能を制御するために第3の軸方向位置に配置される。
本発明の実施形態による、制御装置を備える連結装置の図を示し、制御装置は、この装置の把持要素に剛接合されるように取り付けられた第1及び第2の駆動要素を含み、この把持要素は、時計の第4の機能を制御するための第3の軸方向位置に配置される。
本発明の実施形態による、操作システムの操作部材のケーシングリングの外周壁の一部分の図を示し、前記部分は、時計の第3の機能及び第4の機能を操作するために制御装置の第2の駆動要素の第2の連結端を通過させるための少なくとも1つのゾーンを有する貫通穴を備える。
本発明の実施形態による、時計の第3の機能及び第4の機能を操作するために回転駆動要素の自由端が貫通穴の対応する通過ゾーンに挿入されたときのケーシングリングの外周壁の一部分の図を示す。
本発明の実施形態による、把持要素を備える制御装置の図を示し、把持要素は、第3の機能を操作するためにこの把持要素が回転した後に第3の軸方向制御位置に配置される。
本発明の実施形態による、把持要素を備える制御装置の図を示し、把持要素は、第4の機能を操作するために把持要素が回転運動で駆動された後に第3の軸方向制御位置に配置される。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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