TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025087064
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-10
出願番号
2023201440
出願日
2023-11-29
発明の名称
機械式時計
出願人
セイコーエプソン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G04B
43/00 20060101AFI20250603BHJP(時計)
要約
【課題】シリコン製のがんぎ歯車の破損を低減した機械式時計を提供する。
【解決手段】機械式時計1は、シリコン製のがんぎ歯車110を含む脱進機80を有し、時針4A、分針4B、秒針4Cの3つを1箇所に集める構成を有する機械式時計において、がんぎ歯車110を含むがんぎ車100のがんぎかな120と、秒針4Cが取り付けられる四番車24の四番歯車243とがかみ合っていると共に、四番車24の軸241は、弾性部材244により、秒針4Cが取り付けられた側に向かう軸方向に付勢力を与えられている。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
シリコン製のがんぎ歯車を含む脱進機を有し、時針、分針、秒針を1箇所に集める構成を有する機械式時計において、
前記がんぎ歯車を含むがんぎ車のがんぎかなと、前記秒針が取り付けられる四番車の四番歯車とがかみ合っていると共に、前記四番車の軸は、弾性部材により、前記秒針が取り付けられた側に向かう軸方向に付勢力を与えられている、
機械式時計。
続きを表示(約 230 文字)
【請求項2】
前記弾性部材は、針座であり、前記四番車の前記軸の途中の段差に敷設されている、
請求項1に記載の機械式時計。
【請求項3】
前記弾性部材は、平板であり、前記四番車の前記軸の前記秒針が取り付けられた前記軸方向と反対側の端部に敷設されている、
請求項1に記載の機械式時計。
【請求項4】
前記がんぎ車と対になるアンクルは、シリコンで形成されている、
請求項2又は請求項3に記載の機械式時計。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、機械式時計に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、シリコン製のがんぎ歯車を含む脱進機を有し、時針、分針、秒針を1箇所に集めた構成を有する機械式時計が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-81299号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の機械式時計は、落下等の衝撃が加わった場合、衝撃力ががんぎ車に伝わり、秒針に通常とは異なるタイミングで回転方向に衝撃力が伝わり、シリコン製のがんぎ歯車の歯先がアンクルの爪に衝突し、がんぎ歯車の歯先が欠損してしまうという課題があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
機械式時計は、シリコン製のがんぎ歯車を含む脱進機を有し、時針、分針、秒針の3つを1箇所に集める構成を有する機械式時計において、前記がんぎ歯車を含むがんぎ車のがんぎかなと、前記秒針が取り付けられる四番車の四番歯車とがかみ合っていると共に、前記四番車の軸は、弾性部材により、前記秒針が取り付けられた側に向かう軸方向に付勢力を与えられている。
【図面の簡単な説明】
【0006】
第1実施形態に係る機械式時計の正面図。
第1実施形態に係る機械式時計のムーブメントの表側の平面図。
第1実施形態に係る脱進機の平面図。
脱進機と四番車との構成を示す斜視図。
四番車と弾性部材との配置関係を示す断面図。
第2実施形態に係る機械式時計の四番車と弾性部材との配置関係を示す断面図。
第3実施形態に係る機械式時計のアンクルを示す平面図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
1.第1実施形態
先ず、第1実施形態に係る機械式時計1として、シリコン製のがんぎ歯車110を含む脱進機80を有し、時針4A、分針4B、秒針4Cの3つを1箇所に集める構成を有する時計を挙げ、図1~図5を参照して説明する。以下の各図においては、各部材を認識可能な程度の大きさにするため、各部材について実際とは異なる尺度で示している場合がある。
【0008】
本実施形態の機械式時計1は、図1に示すように、円筒状の外装ケース2を備え、外装ケース2の内周側に、円盤状の文字板3が配置されている。外装ケース2の二つの開口のうち、表面側の開口は、カバーガラスで塞がれており、裏面側の開口は裏蓋で塞がれている。
【0009】
また、機械式時計1は、外装ケース2内に収容された時計用のムーブメント10と、時刻情報を表示する時針4A、分針4B、秒針4Cと、ぜんまいによる持続時間を指示するパワーリザーブ針5と、を備えている。
時針4A、分針4B、秒針4C、及びパワーリザーブ針5等の指針は、ムーブメント10の指針軸に取り付けられ、ムーブメント10により駆動される。
文字板3には、カレンダー小窓3Aが設けられており、カレンダー小窓3Aから、日車6が視認可能となっている。
【0010】
外装ケース2の側面には、竜頭7が設けられている。竜頭7は、機械式時計1の中心に向かって押し込まれた通常の位置である0段位置から2段引くことができる。
竜頭7を0段位置で回転すると、後述するように、ぜんまいを巻き上げることができる。ぜんまいの巻上げに連動して、パワーリザーブ針5が移動する。本実施形態の機械式時計1は、ぜんまいをフルに巻き上げた場合に、約40時間の持続時間を確保できる。
竜頭7を1段位置に引いて回転すると、日車6を移動して日付を合わせることができる。竜頭7を2段位置に引くと秒針4Cが停止し、2段位置で竜頭7を回転すると、時針4A、分針4Bが移動して時刻を合わせることができる。
(【0011】以降は省略されています)
特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
オメガ・エス アー
時計制御装置
1か月前
セイコーエプソン株式会社
機械式時計
6日前
株式会社oneA
目覚まし装置
5日前
カシオ計算機株式会社
時計
2か月前
カシオ計算機株式会社
時計
1か月前
カシオ計算機株式会社
電子機器
1か月前
セイコーエプソン株式会社
時計
1か月前
セイコーエプソン株式会社
時計
1か月前
セイコーエプソン株式会社
電子制御式機械時計
17日前
カシオ計算機株式会社
装置収容ケース
1か月前
セイコーウオッチ株式会社
時計用文字板および時計
1か月前
コマデュール ソシエテ アノニム
防水腕時計ケース
20日前
株式会社5コーポレーション
勉強時間測定装置及び勉強時間測定方法
6日前
カシオ計算機株式会社
電子機器及び電子時計
14日前
カシオ計算機株式会社
電子機器及び電子時計
14日前
カシオ計算機株式会社
電子機器及び電子時計
14日前
オメガ・エス アー
時計の複数の機能を操作するための装置
1か月前
カシオ計算機株式会社
電子モジュール及び電子機器
1か月前
オメガ・エス アー
時計ムーブメントを操作するシステムの連結装置
1か月前
株式会社島津製作所
原子時計システムおよび周波数安定化装置
1か月前
アズビル株式会社
時間計測回路、測距装置、及び時間計測方法
24日前
セイコーエプソン株式会社
回路モジュール、電子時計、及び電子時計の製造方法
24日前
モントレー ブレゲ・エス アー
腕時計ムーブメントに連結する機構を含む表示装置
12日前
三菱重工業株式会社
計測装置、計測システム、計測方法及びプログラム
2か月前
カシオ計算機株式会社
センサ装置および時計
1か月前
ロレックス・ソシエテ・アノニム
時計の調速システム
5日前
カシオ計算機株式会社
電子時計
20日前
モントレー ブレゲ・エス アー
ロック可能なジョイントを含む時計ムーブメントのコンポーネント
1か月前
ウニベルソ・エス アー
計時器用コンポーネントを製造する方法
13日前
モントレー ブレゲ・エス アー
表示器のための磁気インデクシングシステム、及び時計ムーブメント
5日前
ザ・スウォッチ・グループ・リサーチ・アンド・ディベロップメント・リミテッド
渦巻バネと回転共振器機構
1か月前
ロレックス・ソシエテ・アノニム
時計機構のためのクリック部
6日前
カシオ計算機株式会社
時計モジュール及び電子時計
2か月前
ロレックス・ソシエテ・アノニム
時計の時計可動ユニットの縦あがきを調節する機構
2か月前
ウーテーアー・エス・アー・マニファクチュール・オロロジェール・スイス
規制部材、時計ムーブメント、および時計
19日前
ニヴァロックス-ファー ソシエテ アノニム
高トルクばらつきヒゲゼンマイのためのバネ式バランス振動子を製造する方法
17日前
続きを見る
他の特許を見る