TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025099424
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2023216078
出願日
2023-12-21
発明の名称
電子時計
出願人
セイコーエプソン株式会社
代理人
弁理士法人樹之下知的財産事務所
主分類
G04R
60/10 20130101AFI20250626BHJP(時計)
要約
【課題】電子時計において、小型、薄型の形状を維持しつつ、デザインのバリエーションの自由度を向上させる。
【解決手段】電子時計は、地板と、文字板と、地板および文字板間に配置される平板状のアンテナと、センター針車と、複数の小針車と、地板の文字板とは反対側に配置され、センター針車および小針車を駆動する複数のモーターと、電池と、を備え、地板は、センター針車と、平面視でセンター針車の配置箇所と異なる3箇所に小針車とを配置可能に形成され、アンテナにはセンター針軸と小針軸を挿通可能な貫通孔が形成され、小針車は、3箇所のうちの少なくとも2箇所に選択的に配置され、電池は、平面視で、複数のモーターと、センター針車と、小針車を配置可能な3箇所とに重ならない位置に配置され、電池の平面中心は、文字板の平面中心および10時位置を結ぶ仮想線と、文字板の平面中心および11時位置を結ぶ仮想線との間に位置する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
地板と、
前記地板の一方の側に配置される文字板と、
前記地板および前記文字板間に配置される平板状のアンテナと、
センター針が取り付けられるセンター針軸を有するセンター針車と、
小針が取り付けられる小針軸を有する複数の小針車と、
前記地板の前記文字板とは反対側に配置され、前記センター針車および前記複数の小針車をそれぞれ駆動する複数のモーターと、
前記地板の前記文字板とは反対側に配置され、前記複数のモーターを駆動する電力を供給する電池と、
を備え、
前記地板は、前記センター針車を配置可能に形成され、かつ、前記文字板の表面に直交する方向から見た平面視で、前記センター針車の配置箇所と異なる3箇所に前記小針車を配置可能に形成され、
前記アンテナには、前記センター針軸および前記小針軸を挿通可能な貫通孔がそれぞれ形成され、
前記小針車は、前記3箇所のうちの少なくとも2箇所に選択的に配置され、
前記電池は、前記平面視で、前記複数のモーターと、前記センター針車と、前記小針車を配置可能な前記3箇所とに重ならない位置に配置され、かつ、前記電池の平面中心は、前記文字板の平面中心および10時位置を結ぶ仮想線と、前記文字板の平面中心および11時位置を結ぶ仮想線との間に位置する
ことを特徴とする電子時計。
続きを表示(約 1,900 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の電子時計において、
前記地板の裏蓋側に配置される回路基板と、
前記回路基板の表面に取り付けられた受信ICと、を備え、
前記受信ICは、前記複数のモーターおよび前記電池と前記平面視で重ならない位置に配置され、かつ、前記受信ICは、前記文字板の平面中心および8時位置を結ぶ仮想線と、前記文字板の平面中心および11時位置を結ぶ仮想線との間に位置する
ことを特徴とする電子時計。
【請求項3】
請求項1に記載の電子時計において、
前記地板と前記アンテナとの間には、リング状に形成されて内周に内歯が形成されたカレンダー車と、前記カレンダー車の内歯に噛み合う回し車とが配置され、
前記アンテナには、前記カレンダー車の一部を視認可能な開口が形成され、
前記地板は、前記回し車を2箇所に選択的に配置可能に形成され、前記回し車の配置位置は、前記小針車の配置位置によって選択され、
前記回し車を一方の位置に配置した際に前記回し車を駆動するモーターと同じ位置に配置されるモーターは、前記回し車を他方の位置に配置した際に前記小針車を駆動する
ことを特徴とする電子時計。
【請求項4】
請求項1に記載の電子時計において、
前記小針車を配置可能な前記3箇所は、
前記平面視で、前記文字板の中心と6時位置とを結ぶ仮想線に重なる第1箇所と、
前記平面視で、前記文字板の中心と9時位置とを結ぶ仮想線に重なる第2箇所と、
前記平面視で、前記文字板の中心と12時位置とを結ぶ仮想線に重なる第3箇所とである
ことを特徴とする電子時計。
【請求項5】
請求項4に記載の電子時計において、
前記平面視で前記文字板の中心と3時位置とを結ぶ仮想線に重なるように配置される巻真を備え、
前記地板の表面、且つ、前記平面視で前記文字板の中心と前記3時位置とを結ぶ前記仮想線に重なる位置に、前記小針車を選択的に配置可能である
ことを特徴とする電子時計。
【請求項6】
請求項1に記載の電子時計において、
前記アンテナで受信した電波を処理する受信ICと、
前記受信ICが搭載される回路基板と、
前記アンテナに給電する給電ピンと、を備え、
前記受信ICおよび前記給電ピンは、前記平面視で前記文字板の平面中心と8時位置とを結ぶ仮想線と、前記文字板の平面中心と12時位置とを結ぶ仮想線との間に配置される
ことを特徴とする電子時計。
【請求項7】
請求項1に記載の電子時計において、
前記地板と前記アンテナとの間には、リング状に形成されて内周に内歯が形成されたカレンダー車と、前記カレンダー車の内歯に噛み合う回し車とが配置され、
前記センター針車は、第1表示車と、第2表示車と、第3表示車とを有し、
前記第1表示車は、第1指針が取り付けられる筒状の第1指針軸を有し、
前記第2表示車は、第2指針が取り付けられて前記第1指針軸内に挿通される筒状の第2指針軸を有し、
前記第3表示車は、第3指針が取り付けられて前記第2指針軸内に挿通される第3指針軸を有し、
前記地板は、前記小針車が配置される前記3箇所である第1箇所、第2箇所、第3箇所に加えて、前記電池と前記平面視で重ならない位置で前記地板の前記文字板側に前記小針車を配置可能な第4箇所をさらに有し、
前記アンテナには、前記センター針軸が挿通可能な貫通孔と、前記第1箇所から前記第4箇所に前記小針車が配置された場合に前記小針軸を挿通可能な4つの貫通孔とが形成され、
前記小針車は、第1小針車と、第2小針車と、第3小針車とを有し、
前記第1小針車は、第1小針が取り付けられて前記第1箇所に配置され、
前記第2小針車は、第2小針が取り付けられて前記第2箇所に配置され、
前記第3小針車は、第3小針が取り付けられて前記第3箇所または前記第4箇所に配置され、
前記複数のモーターは、前記第1表示車、前記第2表示車、前記第3表示車をそれぞれ駆動する3つのモーターと、前記第1小針車、前記第2小針車、前記第3小針車をそれぞれ駆動する3つのモーターと、前記回し車を駆動するモーターとの7つのモーターを備え、
前記7つのモーターは、前記平面視で前記電池と重ならず、且つ、前記文字板および前記アンテナと重なるように配置される
ことを特徴とする電子時計。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子時計に関し、特に電波を受信するアンテナと、センター針および複数の副針を備える電子時計に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
GPS(Global Positioning System)等の位置情報衛星から送信される電波を受信するパッチアンテナを有する電子時計において、小窓(サブダイヤル)の位置が異なる複数のデザインを実現可能な電子時計が知られている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-144162号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
パッチアンテナは時計部品の中で厚さ寸法が大きいため、パッチアンテナを配置した箇所には、指針が取り付けられる表示車を配置することが難しい。このため、特許文献1の電子時計では、小窓を配置できる位置に制約があり、小窓の配置位置の派生展開がし難いという課題がある。このため、電子時計において、小型、薄型の形状を維持しつつ、デザインのバリエーションの自由度を向上させることが望まれていた。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の電子時計は、地板と、前記地板の一方の側に配置される文字板と、前記地板および前記文字板間に配置される平板状のアンテナと、センター針が取り付けられるセンター針軸を有するセンター針車と、小針が取り付けられる小針軸を有する複数の小針車と、前記地板の前記文字板とは反対側に配置され、前記センター針車および前記複数の小針車をそれぞれ駆動する複数のモーターと、前記地板の前記文字板とは反対側に配置され、前記複数のモーターを駆動する電力を供給する電池と、を備え、前記地板は、前記センター針車を配置可能に形成され、かつ、前記文字板の表面に直交する方向から見た平面視で、前記センター針車の配置箇所と異なる3箇所に前記小針車を配置可能に形成され、前記アンテナには、前記センター針軸および前記小針軸を挿通可能な貫通孔がそれぞれ形成され、前記小針車は、前記3箇所のうちの少なくとも2箇所に選択的に配置され、前記電池は、前記平面視で、前記複数のモーターと、前記センター針車と、前記小針車を配置可能な前記3箇所とに重ならない位置に配置され、かつ、前記電池の平面中心は、前記文字板の平面中心および10時位置を結ぶ仮想線と、前記文字板の平面中心および11時位置を結ぶ仮想線との間に位置することを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0006】
実施形態の第1の電子時計を示す正面図である。
実施形態の第2の電子時計を示す正面図である。
第1の電子時計のムーブメントを示す分解斜視図である。
第1の電子時計のムーブメントを示す分解斜視図である。
第1の電子時計のムーブメントの要部を示す平面図である。
第1の電子時計のムーブメントの要部を示す平面図である。
第1の電子時計のムーブメントの要部を示す平面図である。
第1の電子時計のムーブメントの要部を示す斜視図である。
第1の電子時計のムーブメントの太陽電池パネルを示す平面図である。
第2の電子時計のムーブメントの要部を示す平面図である。
第2の電子時計のムーブメントの要部を示す平面図である。
第2の電子時計のムーブメントの要部を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
本実施形態は、図1に示す第1の電子時計1Aと、図2に示す第2の電子時計1Bとを実現可能な電子時計1である。電子時計1A、1Bは、小窓(サブダイヤル)の位置が異なる。このため、電子時計1A、1Bにおいて、一部の構成が相違するが、ムーブメントの基本的な構成は共通する。
【0008】
図1および図2を含む複数の図は、XYZ座標系を示している。X軸は、電子時計1が載置される載置面に平行な軸であり、かつ、電子時計1の3時位置と9時位置を結ぶ線と平行な軸である。X1方向は9時位置から3時位置に向かう方向であり、X2方向は、3時位置から9時位置に向かう方向である。Y軸は、電子時計1が載置される載置面に平行な軸であり、かつ、電子時計1の12時位置と6時位置を結ぶ線と平行な軸である。Y1方向は、6時位置から12時位置に向かう方向であり、Y2方向は、12時位置から6時位置に向かう方向である。Z軸は、載置面に対して垂直な軸である。Z1方向は、載置面から上方に向かう方向であり、Z2方向は、載置面から下方に向かう方向である。このため、Z1方向は、表面側あるいは上方に対応する。Z2方向は、裏面側あるいは下方に対応する。
【0009】
本実施形態の電子時計1A、1Bは、地球の上空を所定の軌道で周回している複数のGPS衛星や準天頂衛星などの位置情報衛星からの衛星信号を受信して衛星時刻情報を取得し、内部時刻情報を修正できるように、図3および図4に示す平面アンテナ40を備えて構成されている。
【0010】
第1の電子時計1Aは、図1に示すように、外装ケース2と、外部操作用のリューズ3と、2つのボタン4A、4Bとを備える。外装ケース2内には、後述するように、文字板5Aやムーブメント20A等が収納される。リューズ3は、平面視で文字板5Aの3時方向に設けられ、ボタン4A、4Bは2時方向、4時方向にそれぞれ設けられている。
第1の電子時計1Aは、センター針6である時針61、分針62、秒針63と、第1小針71と、第2小針72と、第3小針73と、第4小針74と、日車50とを備える。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
休憩報知タイマー
23日前
セイコーエプソン株式会社
時計
9日前
個人
自照式の針により認視性を高めたアナログ式時計
4日前
オメガ・エス アー
時計制御装置
2か月前
セイコーエプソン株式会社
機械式時計
1か月前
株式会社oneA
目覚まし装置
1か月前
カシオ計算機株式会社
時計
2か月前
カシオ計算機株式会社
電子機器
2か月前
セイコーエプソン株式会社
時計
2か月前
セイコーエプソン株式会社
電子制御式機械時計
1か月前
セイコーエプソン株式会社
電子制御式機械時計
10日前
セイコーエプソン株式会社
時計
2か月前
シチズン時計株式会社
機械式時計
3日前
セイコーエプソン株式会社
ムーブメント及び時計
17日前
個人
アナログ時計、時間表示方法、および、時間表示プログラム
23日前
セイコーウオッチ株式会社
時計用文字板および時計
1か月前
セイコーエプソン株式会社
電子時計
9日前
カシオ計算機株式会社
装置収容ケース
2か月前
コマデュール ソシエテ アノニム
防水腕時計ケース
1か月前
株式会社5コーポレーション
勉強時間測定装置及び勉強時間測定方法
1か月前
カシオ計算機株式会社
電子機器及び電子時計
1か月前
カシオ計算機株式会社
電子機器及び電子時計
1か月前
カシオ計算機株式会社
電子機器及び電子時計
1か月前
オメガ・エス アー
時計の複数の機能を操作するための装置
2か月前
住友ベークライト株式会社
計時装置、計時方法および検査装置
11日前
モントレー ブレゲ・エス アー
表示機構のための調整システム
9日前
カシオ計算機株式会社
電子モジュール及び電子機器
2か月前
モントレー ブレゲ・エス アー
プレート上のディスプレイモジュールの配置
9日前
オメガ・エス アー
時計ムーブメントを操作するシステムの連結装置
2か月前
カシオ計算機株式会社
カバー構造体、時計、およびカバー構造体の製造方法
10日前
株式会社島津製作所
原子時計システムおよび周波数安定化装置
2か月前
モントレー ブレゲ・エス アー
質量体を含む時計調速機構の複合部品
9日前
モントレー ブレゲ・エス アー
時計ムーブメントのための摩擦システム
9日前
ニヴァロックス-ファー ソシエテ アノニム
ヒゲゼンマイを製造する方法
11日前
リズム株式会社
からくり時計の装着構造体及びからくり時計
11日前
アズビル株式会社
時間計測回路、測距装置、及び時間計測方法
1か月前
続きを見る
他の特許を見る