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公開番号2025100378
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2024202159
出願日2024-11-20
発明の名称表示機構のための調整システム
出願人モントレー ブレゲ・エス アー
代理人個人,個人,個人
主分類G04B 13/02 20060101AFI20250626BHJP(時計)
要約【課題】情報表示手段の位置を軸方向に調整すると共に、2つの情報表示手段間の遊びを均等にするように半径方向に調整し、支持するシャフトにアクセスせずに、表示手段を簡単、迅速かつ正確に調整する。
【解決手段】心棒2と共に枢動するように配置されたホイール1あって、心棒を受け入れるための中央開口部11を画定する周辺部10を有するホイールと、情報を表示するための手段3であって、ホイールの周辺部に剛性的に接続される手段と、摩擦手段とを備える表示機構の調整システムに関し、摩擦手段は、中央開口部における摩擦部分であって、ホイールを心棒に対して保持するように心棒の周囲に摩擦ゾーン12,13を備える摩擦部と、少なくとも2つの弾力的に変形可能なアーム4、5であって、心棒をクランプ留めし、かつ所定の力未満の心棒に対するホイールの回転及び/又は並進を阻止するために、摩擦部をホイールの周辺部に接続するアームとを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
表示機構のための調整システムであって、
心棒(2)と共に枢動するように配置されたホイール(1)であって、前記心棒(2)を受け入れるための中央開口部(11)を画定する周辺部(10)を有するホイールと、
情報を表示するための手段(3)であって、前記ホイールの前記周辺部に剛性的に接続される手段と、
摩擦手段と、
を備え、前記摩擦手段は、
前記中央開口部(11)における摩擦部分であって、前記ホイールを前記心棒に対して保持するように前記心棒(2)の周囲に摩擦ゾーン(12,13)を備える摩擦部と、
少なくとも2つの弾力的に変形可能なアーム(4、5)であって、前記心棒をクランプ留めし、かつ所定の力未満の前記心棒に対する前記ホイールの回転及び/又は並進を阻止するために、前記摩擦部を前記ホイール(1)の前記周辺部(10)に接続するアームと
を備える、システム(100)。
続きを表示(約 440 文字)【請求項2】
前記2つの弾力的に変形可能なアームは、互いに平行に延びている、請求項1に記載のシステム(100)。
【請求項3】
前記摩擦部は、前記心棒のラジアル軸受面と協働するように配置された円弧状形状を有する、請求項1に記載のシステム(100)。
【請求項4】
前記ホイールの前記周辺部は、表示部材を取り付けるための手段を備える、請求項1に記載のシステム(100)。
【請求項5】
前記ホイールは、前記取り付け手段に対して前記表示部材を正確に位置決めするためのストッパを有する、請求項4に記載のシステム(100)。
【請求項6】
前記摩擦部は、前記アーム及び前記周辺部の厚さよりも大きい厚さを有する、請求項1に記載のシステム(100)。
【請求項7】
請求項1に記載の調整システムを備える時計ムーブメント。
【請求項8】
請求項7に記載の時計ムーブメントを備える時計。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、機械式時計製造の分野に関する。より詳細には、表示機構に含まれる情報表示手段の位置を調整するための、時計表示機構のための調整システムに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
表示の見やすさは時計製造における大きな関心事であり、特にカレンダータイプの表示は、ユーザが見やすく解読しやすい形式で製造するのが困難である。
【0003】
ローラ表示の形式の表示は読みやすいため、時計表示はローラ表示を使用して作られることもある。
【0004】
しかしながら、高品質の視覚効果を得るために、着用者の目から見て異なる構成要素間の正しい調整を達成することは必ずしも容易ではない。
【発明の概要】
【0005】
本発明の主な目的は、従来技術のさまざまな欠点を克服することである。
【0006】
本発明の目的は、表示される情報を確実に位置合わせするように情報表示手段の位置を軸方向に調整すると共に、2つの情報表示手段間の遊びを均等にするように半径方向に調整ことである。
【0007】
本発明の別の目的は、表示手段を支持するシャフトにアクセスすることなく、表示手段を簡単、迅速かつ正確に調整することが可能な調整システムを提供することである。
【0008】
この目的のため、本発明は、心棒と共に枢動するように配置されたホイールであって、前記心棒を受け入れるための中央開口部を画定する周辺部を有するホイールと、情報を表示するための手段であって、前記ホイールの前記周辺部に剛性的に接続される手段とを備える、表示機構の調整システムに関する。
【0009】
本発明によれば、システムは、摩擦手段を備え、前記摩擦手段は、前記中央開口部において、前記ホイールを前記心棒上に保持するように前記心棒の周囲に摩擦ゾーンを備える摩擦部と、少なくとも2つの弾力的に変形可能なアームであって、前記心棒をクランプ留めし、かつ前記心棒に対する所定の力未満の前記ホイールの回転及び/又は並進を阻止するために、前記摩擦部を前記ホイール(1)の前記周辺部(10)に接続するアームとを備える。
【0010】
本発明の他の有利な代替実施形態によれば、前記2つの弾力的なアームは、互いに平行に延びており、前記摩擦部は、前記心棒のラジアル軸受面と協働するように配置された円弧状形状を有し、前記ホイールの前記周辺部は、表示部材を取り付けるための手段を備え、前記ホイールは、前記表示部材を前記取り付け手段に対して正確に位置決めするためのストッパを有し、前記摩擦部は、前記アーム及び前記周辺部の厚さよりも大きい厚さを有する。
(【0011】以降は省略されています)

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