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公開番号
2025100385
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2024206554
出願日
2024-11-27
発明の名称
時計ムーブメントのための針設定のデバイス
出願人
モントレー ブレゲ・エス アー
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G04B
1/20 20060101AFI20250626BHJP(時計)
要約
【課題】腕時計針が設定されるときに時計ムーブメントが損傷を受けるリスクを排除すること。
【解決手段】腕時計のための針設定のデバイス10であって、デバイス10は巻真11を含み、巻真11は、時刻表示器30におよび24時間ホイール31に運動学的に接続された針設定ギア列20に巻真11が係合する針設定位置を占めるように構成され、24時間ホイール31は、時刻値を表示するためのエネルギーを供給する主ゼンマイ40を含む香箱40に係合し、香箱40はクリック機構41を含み、クリック機構41は、巻真11が第1の方向に回転すると、香箱40の一回転を超える回転を許容し、巻真11が第2の方向に回転すると、香箱40の回転を、一回転未満に対応する角度振幅に制限するように構成される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
腕時計のための針設定のデバイス(10)であって、巻真(11)を含み、前記巻真(11)は、時刻表示器(30)におよび24時間ホイール(31)に運動学的に接続された針設定ギア列(20)に前記巻真(11)が係合する針設定位置を占めるように構成され、前記24時間ホイール(31)は、時刻値を表示するためのエネルギーを供給する主ゼンマイ(40)を含む香箱(40)に係合し、前記香箱(40)はクリック機構(41)を含み、前記クリック機構(41)は、前記巻真(11)が第1の方向に回転すると、前記香箱(40)の一回転を超える回転を許容し、前記巻真(11)が第2の方向に回転すると、前記香箱(40)の回転を、一回転未満に対応する角度振幅に制限するように構成されることを特徴とする、デバイス。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記針設定ギア列(20)は摩擦ホイールセット(50)を含み、前記摩擦ホイールセット(50)は、前記巻真(11)が前記第2の方向に回転するとき、かつ、前記香箱(40)が前記クリック機構(41)によって停止位置に強制されているとき、前記巻真(11)から前記24時間ホイール(31)に運動が伝達されないように構成される、請求項1に記載のデバイス。
【請求項3】
前記針設定ギア列(20)が、前記摩擦ホイールセット(50)と前記時刻表示器(30)との間に運動学的に介在された伝達ホイールセット(60)を含む、請求項2に記載のデバイス。
【請求項4】
前記伝達ホイールセット(60)は、前記24時間ホイール(31)および時ホイール(33)と噛み合う関係にある、請求項3に記載のデバイス。
【請求項5】
前記香箱(40)は、前記巻真(11)が前記第2の方向に回転するとき、かつ、前記クリック機構(41)が前記香箱(40)の回転を阻止しているとき、前記主ゼンマイ(40)が事前付勢を受けるように構成される、請求項1に記載のデバイス。
【請求項6】
前記クリック機構(41)は、前記香箱(40)に偏心配置されて前記香箱(40)の回転軸に平行に延びる突起(410)と、前記突起(410)と協働することが意図されたレバー(411)とを含み、前記レバー(411)は、前記巻真(11)が前記第1の方向に回転するときに揺動し、前記巻真(11)が前記第2の方向に回転されたときに前記レバー(411)に当接する、請求項1に記載のデバイス。
【請求項7】
前記摩擦ホイールセット(50)は2つのホイール(51、54)を含み、各ホイールは、プラットフォーム(53)を含む心棒(52)の一端に配置され、「第1のホイール」(51)と称される前記ホイール(51、54)の一方が、弾性部材(56)に変形力を加えるパイプ(510)を有し、前記弾性部材(56)がフランジ(55)に圧力を加え、前記フランジ(55)は、前記プラットフォーム(53)と組み合わせられて「第2のホイール」(54)と称される他方のホイールに締め付け力を加える、請求項2に記載のデバイス。
【請求項8】
前記弾性部材(56)は、静止状態では平坦な、応力がかかった状態では湾曲する部品から構成される、請求項7に記載のデバイス。
【請求項9】
前記弾性部材(56)は、その周縁に複数の径方向ローブを有する円板によって形成され、これらのローブは、前記フランジが前記弾性部材(56)に剛性的に取り付けられることによってこれらが一体となって回転するように、前記フランジ(55)に当接することが意図される、請求項8に記載のデバイス。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は時計製造の分野に関し、詳しくは腕時計のための針設定デバイスに関する。
続きを表示(約 970 文字)
【背景技術】
【0002】
腕時計針設定デバイスは、時計ムーブメントに組み込まれており、当業者とって周知である。
【0003】
例えば、一般に使用される針設定デバイスは、使用者が操作することが意図された巻真を、時刻表示器に接続された分ホイールに運動学的に接続する一以上の中間ホイールを含む。
【0004】
時計ムーブメントが一以上の時計複雑機構を含む場合、針設定デバイスは一定数の制約に従うように設計され得る。
【0005】
本発明はこの文脈に合致する。詳しくは、本発明は、腕時計針が設定されるときに時計ムーブメントが損傷を受けるリスクを排除することを目的とする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
欧州特許第3540524号明細書
【発明の概要】
【0007】
この目的に向けて、本発明は、腕時計の針設定デバイスに関し、このデバイスは、時刻表示器におよび24時間ホイールに運動学的に接続された針設定ギア列と噛み合う針設定位置を占めるように構成された巻真を含む。24時間ホイールは、時刻値を表示するためのエネルギーを与える主ゼンマイを含む香箱と係合する。香箱はクリック機構を含み、クリック機構は、巻真が第1の方向に回転すると、香箱の回転に対して一回転を超える回転を許容し、巻真が第2の方向に回転すると、香箱の回転を、一回転未満に対応する角度振幅に制限するように構成される。
【0008】
特定実施形態において、本発明はさらに、以下の特徴の一以上を含み得る。これらの特徴は、単独で、または技術的に可能な任意の組み合わせに従って考慮する必要がある。
【0009】
特定実施形態において、針設定ギア列は、前記巻真が第2の方向に回転して前記香箱がクリック機構により停止位置に強制された場合に巻真から24時間ホイールまで運動が伝達されるのを阻止するように構成された摩擦ホイールセットを含む。
【0010】
特定実施形態において、針設定ギア列は、摩擦ホイールセットと時刻表示器との間に運動学的に介在された伝達ホイールセットを含む。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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