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公開番号2025099711
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023216595
出願日2023-12-22
発明の名称時計
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G04G 3/00 20060101AFI20250626BHJP(時計)
要約【課題】衝撃が加えられた場合でも正常に作動することが可能な時計を提供する。
【解決手段】時計部品が配置される地板と、緩急パターン151を有する回路基板150と、回路基板150と接触する緩急スイッチ100と、緩急スイッチ100の移動を規制する規制部211と、を備え、緩急スイッチ100は、地板に固定される案内ピンと、案内ピンが挿入される開口部と、緩急パターン151に接触する接触部122と、を有するレバー体120と、を備え、規制部211は、レバー体120の回転方向の移動を規制し、レバー体120は、規制部211によって規制される被規制部201を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
時計部品が配置される地板と、
緩急パターンを有する回路基板と、
前記回路基板と接触するロータリースイッチと、
前記ロータリースイッチの移動を規制する規制部と、
を備え、
前記ロータリースイッチは、
前記地板に固定される案内ピンと、
前記案内ピンが挿入される開口部と、前記緩急パターンに接触する接触部と、を有するレバー体と、
を備え、
前記規制部は、前記レバー体の回転方向の移動を規制し、
前記レバー体は、前記規制部によって規制される被規制部を備える、時計。
続きを表示(約 530 文字)【請求項2】
請求項1に記載の時計であって、
前記ロータリースイッチは、前記案内ピンが挿入される開口部と、前記レバー体を前記回路基板の側に押圧するコイルばねと、を有し、
前記コイルばねに対して前記回路基板と反対側に配置され、前記コイルばねを前記レバー体との間に挟んで押さえる押さえ部材を備える、時計。
【請求項3】
請求項2に記載の時計であって、
前記レバー体は、前記ロータリースイッチを回転操作するための操作部を備え、
前記被規制部は、前記操作部とは異なる位置に設けられる、時計。
【請求項4】
請求項3に記載の時計であって、
前記操作部と前記回路基板との距離は、前記被規制部と前記回路基板との距離よりも大きい、時計。
【請求項5】
請求項2に記載の時計であって、
前記レバー体は、前記ロータリースイッチを回転操作するための操作部を備え、
前記被規制部は、前記操作部と一体で設けられる、時計。
【請求項6】
請求項1に記載の時計であって、
輪列を保持する受部材を備え、
前記規制部は、前記受部材に設けられている、時計。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、時計に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、緩急パターンを持つ回路基板と、緩急スイッチレバーとを、電気的に接触させて、論理緩急を行う電子時計の緩急スイッチの構造が開示されている。緩急スイッチレバーは、スイッチアーム部を上側に曲げ、即ち、S字状の板バネとして用いることで、所定の押圧で回路基板と接触する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開昭63-139592号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、衝撃時に、緩急スイッチレバーと回路基板との接触位置がずれる恐れがある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
時計は、時計部品が配置される地板と、緩急パターンを有する回路基板と、前記回路基板と接触するロータリースイッチと、前記ロータリースイッチの移動を規制する規制部と、を備え、前記ロータリースイッチは、前記地板に固定される案内ピンと、前記案内ピンが挿入される開口部と、前記緩急パターンに接触する接触部と、を有するレバー体と、を備え、前記規制部は、前記レバー体の回転方向の移動を規制し、前記レバー体は、前記規制部によって規制される被規制部を備える。
【図面の簡単な説明】
【0006】
時計の構成を示す平面図。
時計の裏蓋側の構成を示す平面図。
図2に示す時計のA部を拡大して示す平面図。
緩急スイッチの構成を示す斜視図。
緩急スイッチの規制部の構成を示す平面図。
規制部が設けられた二番受の構成を示す平面図。
図3に示す緩急スイッチのB-B線に沿う断面図。
図3に示す緩急スイッチのC-C線に沿う断面図。
緩急スイッチのレバー体の構成を示す平面図。
図9Aに示すレバー体のD-D線に沿う断面図。
図9Aに示すレバー体のE-E線に沿う断面図。
図9Aに示すレバー体のF-F線に沿う断面図。
緩急スイッチのレバー軸の構成を示す平面図。
図10Aに示すレバー軸のG-G線に沿う断面図。
回路基板の緩急パターンの構成を示す平面図。
緩急スイッチの組み合わせを示す図表。
論理緩急回路を備える発振回路の構成を示すブロック図。
変形例の緩急スイッチの構成を示す平面図。
図14に示す変形例の緩急スイッチのJ-J線に沿う断面図。
変形例の緩急スイッチのレバー体の構成を示す平面図。
変形例の緩急スイッチのレバー体の構成を示す側面図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下の各図においては、互いに直交する3つの軸をX軸、Y軸、及びZ軸として説明する。X軸に沿う方向を「X方向」、Y軸に沿う方向を「Y方向」、Z軸に沿う方向を「Z方向」とし、矢印の方向が+方向であり、+方向と反対の方向を-方向とする。なお、+Z方向または-Z方向から見ることを平面視あるいは平面的ともいう。
【0008】
まず、図1及び図2を参照しながら、時計1の構成を説明する。
【0009】
図1に示すように、時計1は、ユーザーの手首に装着される腕時計であり、円筒状の外装ケース2を備え、外装ケース2の内周側に、文字板3が配置されている。外装ケース2の二つの開口のうち、表面側の開口は、カバーガラスで塞がれており、裏面側の開口は裏蓋で塞がれている。なお、図2は、裏蓋8を外した状態を示している。図1、図2に示すように、カバーガラス側が+Z方向、裏蓋8側が-Z方向となる。
【0010】
時計1は、外装ケース2内に収容された、文字板3と、図示しないムーブメントと、時刻情報を指示する時針4A、分針4B、秒針4Cと、を備えている。文字板3には、カレンダー小窓3Aが設けられており、カレンダー小窓3Aから、日車6が視認可能となっている。また、文字板3には、時刻を指示するための目盛3Bが設けられている。
(【0011】以降は省略されています)

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