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公開番号2025088159
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-11
出願番号2023202668
出願日2023-11-30
発明の名称目覚まし装置
出願人株式会社oneA
代理人弁理士法人前田特許事務所
主分類G04G 13/02 20060101AFI20250604BHJP(時計)
要約【課題】使用者の近隣にいる他者に迷惑をかけることがない、設定された時刻に動作する目覚まし機能付きの睡眠状態計測装置を提供する。
【解決手段】目覚まし装置1は、目覚まし装置が使用者の頸部に装着されているか否かの情報を取得する装着情報取得手段と、振動動作時に使用者頸部Pnに振動が伝達される位置に設けられたバイブレータ56とを備える。バイブレータ56は、装着情報取得手段で目覚まし装置の使用者への装着が確認され、かつ、所定の設定時刻になったとき、所定の期間連続で振動する連続振動モードで動作する。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
ネックバンド型の目覚まし装置であって、
前記目覚まし装置が使用者の頸部に装着されているか否かの情報を取得する装着情報取得手段と、
振動動作時に使用者の頸部に振動が伝達される位置に設けられたバイブレータとを備え、
前記バイブレータは、前記装着情報取得手段で前記目覚まし装置の使用者への装着が確認され、かつ、所定の設定時刻になったときに、所定の期間連続で振動する連続振動モードで動作する、
ことを特徴とする目覚まし装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
請求項1に記載の目覚まし装置において、
前記バイブレータが前記連続振動モードで動作しているときに、前記装着情報取得手段で前記目覚まし装置の使用者からの離脱が確認されると、前記バイブレータの振動が停止する、
ことを特徴とする目覚まし装置。
【請求項3】
ネックバンド型の目覚まし装置であって、
使用者の呼吸音を取得する呼吸音計測手段と、
振動時に使用者頸部に振動が伝達される位置に設けられたバイブレータとを備え、
前記バイブレータは、
前記呼吸音計測手段でいびき状態または無呼吸状態が検知された場合に、所定の期間において振動の有無が所定時間ごとに繰り返される間欠振動モードで動作し、
所定の設定時刻になったとき、前記バイブレータを前記所定の期間において連続で振動させる連続振動モードで動作する、
ことを特徴とする目覚まし装置。
【請求項4】
請求項3に記載の目覚まし装置において、
前記目覚まし装置が使用者の頸部に装着されているか否かの情報を取得する装着情報取得手段を備え、
前記連続振動モードでの動作中に、前記装着情報取得手段で前記目覚まし装置の使用者からの離脱が検知された場合、前記バイブレータの振動が停止する、
ことを特徴とする目覚まし装置。
【請求項5】
請求項1または3に記載の目覚まし装置において、
使用者の体動を検知する体動検知手段を含み、
前記バイブレータが前記連続振動モードで動作しているときに、前記体動検知手段で使用者の起き上がり状態が検知されると、前記バイブレータの振動が停止する、
ことを特徴とする目覚まし装置。
【請求項6】
請求項5に記載の目覚まし装置において、
前記体動検知手段で使用者の起き上がりが検知されて前記バイブレータの振動が停止してから所定の時間以内に、前記体動検知手段で使用者の横たわり状態が検知されると、所定の時間経過後に前記バイブレータを前記連続振動モードで動作させるスヌーズ動作が実行される、
ことを特徴とする目覚まし装置。
【請求項7】
請求項3に記載の目覚まし装置において、
前記連続振動モードにおいて、前記バイブレータは、前記間欠振動モードよりも強く振動する、
ことを特徴とする目覚まし装置。
【請求項8】
請求項2または4に記載の目覚まし装置において、
前記連続振動モードでの前記バイブレータの振動動作を開始してから、前記バイブレータの振動が停止されるまでの時間が、使用者の目覚めるまでの時間として記録される、
ことを特徴とする目覚まし装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ネックバンド型の目覚まし装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、使用者が設定した時刻(起床予定時刻)に目覚めさせるための様々な目覚まし装置が提案されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、敷布団の下側に体動検出手段を設け、その体動検出手段の出力により目覚まし動作を変える目覚まし装置が示されている。特許文献2には、枕と敷布団の間に配置して使用され、使用者の体動信号、心拍信号、呼吸信号の検出結果に基づいて、覚醒部を動作させる目覚まし装置が示されている。
【0004】
また、睡眠中のいびきにより周囲の人に迷惑がかかったり、いびきから無呼吸状態となり閉塞性無呼吸症候群を併発するおそれがある。そこで、使用者の睡眠状態を計測し、いびきや睡眠時無呼吸が発生している場合に、使用者の姿勢を変化させるために使用者に刺激を与えるような生体情報計測装置が知られている。例えば、特許文献3には、いびき状態または無呼吸状態が検知されると、内蔵されたバイブレータが振動するネックバンド式の睡眠状態計測装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2002-372593号公報
特開2016-005518号公報
特開2021-122555号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1,2のような目覚まし装置では、大掛かりな装置が必要であり、また、寝床に設置する手間がかかるという問題がある。また、特許文献2のように、枕の下に目覚まし装置を配置した場合、寝返りなどにより使用者の頭部が枕から離れてしまった場合に、目覚まし効果が十分に発揮されないことが予想される。
【0007】
本発明は、上記の課題に鑑みて、使用者の近隣にいる他者に迷惑をかけずに、設定された時刻に動作する目覚まし機能付きの睡眠状態計測装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様に係るネックバンド型の目覚まし装置は、前記目覚まし装置が当該使用者の頸部に装着されているか否かの情報を取得する装着情報取得手段と、振動動作時に使用者頸部に振動が伝達される位置に設けられたバイブレータとを備え、前記バイブレータは、前記装着情報取得手段で前記目覚まし装置の使用者への装着が確認され、かつ、所定の設定時刻になったとき、所定期間連続で振動させる連続振動モードで動作する、構成とした。
【0009】
本態様によると、目覚まし装置が使用者の頸部に装着されている場合に、所定時刻になるとバイブレータが連続振動して、使用者の頸部に振動を与える。頸部への振動は、聴覚を刺激するので、相対的に少ない振動でも目覚まし機能を発揮させることができる。このように、使用者の頸部に装着され、振動による目覚まし機能を提供するので、使用者の近隣にいる他者に迷惑をかけにくい。さらに、ネックバンド型にすることで、使用者が目覚まし装置の設置場所(例えば、枕)から外れた位置に移動して、目覚まし効果が十分に発揮されないということが生じない。
【発明の効果】
【0010】
本発明によると、使用者の近隣にいる他者に迷惑をかけずに、設定された時刻に動作する目覚まし機能付きの睡眠状態計測装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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