TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025067550
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-24
出願番号
2023177621
出願日
2023-10-13
発明の名称
時計
出願人
カシオ計算機株式会社
代理人
弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類
G04B
19/30 20060101AFI20250417BHJP(時計)
要約
【課題】時計としてのデザイン性及び高級感を保ちつつ、表示部を十分に照明できる時計を提供すること。
【解決手段】発光部材と、見切り部材とを備える。発光部材は、略環状をしている。見切り部材は、上方からの平面視において少なくとも一部が発光部材を覆い、下部において自機の外側から内側に延びるにつれ上方へ傾斜する斜面を有する。見切り部材の斜面は、上下方向と直交する平面方向からの断面視において、直線形状を有する第1斜面部と、第1斜面部よりも下方側にあって曲線形状を有する第2斜面部と、を含む。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
略環状の発光部材と、
上方からの平面視において少なくとも一部が前記発光部材を覆い、下部において自機の外側から内側に延びるにつれ上方へ傾斜する斜面を有する略環状の見切り部材と、を備え、
前記見切り部材の前記斜面は、上下方向と直交する平面方向からの断面視において、直線形状を有する第1斜面部と、前記第1斜面部よりも下方側にあって曲線形状を有する第2斜面部と、を含む、
時計。
続きを表示(約 850 文字)
【請求項2】
前記見切り部材の上部において、自機の外側から内側に延びるにつれ下方へ傾斜する第3斜面部を有する少なくとも1つの反射部材を備え、
前記第3斜面部は、鏡面を有する、
請求項1記載の時計。
【請求項3】
前記第3斜面部の平面方向とのなす角度は、45-60°である、
請求項2に記載の時計。
【請求項4】
前記反射部材は、上方からの平面視における前記見切り部材の周方向に沿って等間隔で配置されている、
請求項2に記載の時計。
【請求項5】
前記反射部材は、上方からの平面視における前記見切り部材の周方向に沿って等間隔で配置された12個の時字である、
請求項4に記載の時計。
【請求項6】
前記見切り部材の上部かつ12個の前記時字の夫々の間の領域に、光吸収層を有する、
請求項5に記載の時計。
【請求項7】
前記反射部材は、上下方向と平面方向とのなす面に沿った側面部を有し、
前記側面部は、鏡面を有する、
請求項2記載の時計。
【請求項8】
前記発光部材の上方かつ前記反射部材の下方において、外周フレーム、内周フレーム及び文字部を残して上下方向に沿って貫通した、略環状の日車を備え、
前記反射部材の少なくとも一部は、上方からの平面視において前記日車を覆うように前記見切り部材よりも自機の内側に張り出している、
請求項2に記載の時計。
【請求項9】
前記発光部材は、上部に略環状の集電電極を少なくとも有し、
前記集電電極は、上方からの平面視において前記第2斜面部に重なる位置に配置される、
請求項8に記載の時計。
【請求項10】
前記日車の前記外周フレームの外径は、前記集電電極の内径よりも小さい、
請求項9に記載の時計。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、時計に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
暗い場所でも文字板等の表示部が見えるようにするために、発光ダイオード(LED)等の光源によって表示部を照明する機能を有した時計が知られている(例えば、特許文献1)。このような機能を有する時計において、光源のうち特に発光強度の強い箇所が直接的にユーザから見えやすい位置にあると、強い発光により時刻を視認しづらく、さらに時計としてのデザイン性又は高級感が損なわれてしまうため、発光強度の強い箇所は可能な限りユーザから見えない位置に配置することが好ましい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-155595号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一方で、光源のうち特に発光強度の強い箇所をユーザから見えにくい位置に配置してしまうと、光路が遮られやすくなるため、表示部分(表示部)を十分に照明することが困難になるという問題があった。
【0005】
本開示は、表示部分を十分に照明できる時計を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一態様に係る時計は、発光部材と、見切り部材とを備える。発光部材は、略環状をしている。見切り部材は、上方からの平面視において少なくとも一部が発光部材を覆い、下部において自機の外側から内側に延びるにつれ上方へ傾斜する斜面を有する。見切り部材の斜面は、上下方向と直交する平面方向からの断面視において、直線形状を有する第1斜面部と、第1斜面部よりも下方側にあって曲線形状を有する第2斜面部と、を含む。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、表示部分を十分に照明できる時計が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係る時計の構成を示す平面図である。
図2は、実施形態における日車を上方から見た外観図である。
図3は、実施形態におけるソーラーパネルを上方から見た外観図である。
図4は、時計の内部構成の一部及びソーラーパネルからの光の光路の一部を示す模式図である。
図5Aは、見切り部材の斜面の形状の違いによるソーラーパネルの射出光に対する反射光の光路を比較して示した図である。
図5Bは、見切り部材の斜面の形状の違いによるソーラーパネルの射出光に対する反射光の光路を比較して示した図である。
図5Cは、見切り部材の斜面の形状の違いによるソーラーパネルの射出光に対する反射光の光路を比較して示した図である。
図6は、見切り部材で反射された光が時字でさらに反射された様子を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、実施形態について図面を参照して説明する。図1は、実施形態に係る時計の構成を示す平面図である。図1は、時計の上方向(上方)から見た平面図である。以下、図1で示す時計の面を表(おもて)面として説明する。また、以降で説明する各図において示される時計の構成は、説明の都合上、適宜に拡大、縮小、省略されることがある。なお、実施形態における用語「環状」は、必ずしも「円環状」を意味するものではない。実施形態における用語「環状」は、閉じた形状であることを意味し、例えば矩形等の円環以外の形状も含み得る。また、実施形態における「水平方向」は、必ずしも地面に対する水平方向に限らず、時計を真横から見るような方向(平面方向)の意味も含み得る。
【0010】
図1に示すように、時計10は、例えばアナログ腕時計であり、外郭を構成するケース11を備えている。ケース11は、略環状のケースであって、その内部に時計モジュール30を収納している、ケース11の表側には保護ガラス(風防ガラス)20が取り付けられている。保護ガラス20は、少なくとも可視光帯域において比較的高い光透過率を有する無色透明なガラス部材であり、例えばサファイアガラスである。したがって、外部からの光(外光)は、保護ガラス20を透過してケース11の内部に入射し得る。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
カシオ計算機株式会社
楽音制御装置、方法及びプログラム
今日
個人
自照式の針により認視性を高めたアナログ式時計
9日前
シチズン時計株式会社
機械式時計
8日前
プレシフレックス エスアー
天体表示
14日前
ウーテーアー・エス・アー・マニファクチュール・オロロジェール・スイス
可動部を保持するためのデバイス
8日前
エージンバイオ, インコーポレイテッド
認知障害を処置するためのベンゾジアゼピン誘導体、組成物および方法
今日
他の特許を見る