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公開番号
2025088753
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-11
出願番号
2024206159
出願日
2024-11-27
発明の名称
時計の調速システム
出願人
ロレックス・ソシエテ・アノニム
,
ROLEX SA
代理人
弁理士法人第一国際特許事務所
主分類
G04C
3/04 20060101AFI20250604BHJP(時計)
要約
【課題】既知の調速システムを改善することであり、特に、時計ムーブメントの正確性を改善可能にする、単純且つ信頼できる調速システムを提案する。
【解決手段】調速システム1000であって、駆動システムにより駆動される時計ムーブメント2000の輪列を少なくとも部分的に調速するよう設計された、機械式第一発振器100と、機械式第一発振器が、第一所定周波数f1で振動する主稼働モードを課すよう構成された、制御装置であって、第一発振器により少なくとも部分的に調速される輪列により制御される、制御装置と、機械式第一発振器が第一周波数とは異なる他の所定周波数f2、f3で振動する、補助稼働モードへの遷移を命令するよう構成された作動装置と、を含む、調速システム。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
調速システム(1000)であって、
駆動システム(81)により駆動される時計ムーブメント(2000)の輪列(82)を少なくとも部分的に調速するよう設計された、機械式第一発振器(100)と、
前記機械式第一発振器(100)が、第一所定周波数(f1)で振動する主稼働モードを課すよう構成された、制御装置(600)であって、前記第一発振器(100)により少なくとも部分的に調速される輪列(82)により制御される、制御装置(600)と、
前記機械式第一発振器(100)が前記第一周波数(f1)とは異なる他の所定周波数(f2、f3)で振動する、補助稼働モードへの遷移を命令するよう構成された作動装置(500)と、
を含む、
調速システム(1000)。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記調速システム(1000)は、周波数選択装置(300)を含み、前記制御装置(600)及びまたは前記作動装置(500)は、
前記第一周波数(f1)、
前記第一周波数(f1)よりも低い、第二周波数(f2)、及び
前記第一周波数(f1)よりも高い、第三周波数(f3)、
の3つの発振周波数を定義するよう構成される、周波数選択装置(300)に作用する、
請求項1に記載のシステム(1000)。
【請求項3】
前記機械式第一発振器(100)は、慣性要素(4)と弾性戻しシステム(10)を含み、様々な周波数は、前記弾性戻しシステム(10)の様々な所定剛性(ksr1、ksr2、ksr3)により定義される、
請求項1または2に記載の調速システム(1000)。
【請求項4】
前記選択装置(300)は、前記弾性戻しシステム(10)の有効長を、特に3つの有効長を決定する一対のクランプ(301、302)を含む、
請求項3に記載の調速システム(1000)。
【請求項5】
前記選択装置(300)に作用する前記作動装置(500)は、前記制御装置(600)により制御される、
請求項1から4のいずれか一項に記載の、及び請求項2に記載の調速システム(1000)。
【請求項6】
前記調速システムは、最終輪列(82)の可動部(821)の回転の周期(P)と、前記可動部(821)の基準回転周期(Pref)とを比較するよう適合された、コンパレータ装置(400)を含む、
請求項1から5のいずれか一項に記載の調速システム(1000)。
【請求項7】
前記調速システムは、前記第一周波数(f1)より大きい第四周波数(F1)の第二発振器(210)を有する計数装置(200)を含む、
請求項1から6のいずれか一項に記載の調速システム(1000)。
【請求項8】
前記調速システムは、時計(3000)の表示装置(700)の調節機構(91)により起動されるよう構成された、前記計数装置(200)を初期化する装置(800)を含む、
請求項7に記載の調速システム(1000)。
【請求項9】
請求項1から8のいずれか一項に記載の調速システム(1000)と、輪列(82)、特に最終輪列(82)とを含む、時計ムーブメント(2000)。
【請求項10】
請求項1から8のいずれか一項に記載の調速システム(1000)、及びまたは請求項9に記載のムーブメントを含む、時計(3000)、特に腕時計。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、時計の調速システムに関する。本発明はまた、当該調速システムを含む、時計ムーブメントに関する。本発明は更に、当該時計ムーブメントまたは当該調速システムを含む、時計に関する。本発明は最後に、当該調速システムを稼働する方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
優秀な計時正確性を有する自動小型時計においても、歩度を改善するという最大の関心事が残っている。「歩度」とは、所定の時間間隔で分けられた時計の2つの状態間の単位時間ごとの差異の表現を意味し、「状態」とは、時計が示す時刻と基準クロックが示す時刻との間の、その瞬間の差異として定義される。これら定義は、ISO標準6426-2(それぞれ見出し5.2及び5.1)で与えられるものに準拠する。
【0003】
特許文献1は、発振器を減速または加速するためにひげぜんまいの有効長を変更するために、ひげぜんまいの外端がモータにより作動可能な、てん輪及びひげぜんまいタイプの発振器を開示する。当該文献は、(特に圧電回り止めピンを用いた)脱進機アンカーの高さに配置され、脱進機の有効周波数と、第三者タイムベースの周波数とを比較する、誤差検知システムを開示する。結果に応じて、誤差調節システムと関連するモータは、ひげぜんまいの有効長を短くまたは長くするため、第一向きまたは第二向きに回転する。ひげぜんまいへの介入は、毎時または毎日実施されてもよい。
【0004】
特許文献2は、特許文献1から既知のものと同等のコンセプトであるが、実施が大きく異なるものを開示する。ここで、誤差検知システムは、最終輪列にあり、より具体的には1時間に1回転を実施し、分針がその上に搭載される、中央可動部に配置される接触器を含む。このため、誤差検知は、毎時行われる。
【0005】
第一実施形態において、電気機械装置は、ムーブメントの歩度の進みのみを修正可能である。このため、装置は、当該進みに対応する時間間隔分、がんぎ車を不動化する。
【0006】
第二実施形態は、特許文献1から既知のムーブメントの場合同様、時計の歩度の進みまたは遅れの修正を可能にするという利点を有する。このため、第二実施形態は、ひげぜんまいの外端の高さに配置された圧電素子によりひげぜんまいの有効長に作用することを可能にする装置を含む。後者は、ひげぜんまいの有効長を短くまたは長くするため、第一向きまたは第二向きに作動可能である。
【0007】
また、特許文献3及び特許文献4からは、徐々に移動可能な割り出し組立体が知られている。ひげぜんまいの有効長は、小型時計の装着者の作用の影響により、複数の予め定められた長さから選択可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
欧州特許出願公開第1158373号明細書
欧州特許出願公開第1164441号明細書
スイス国特許出願公開第6444号明細書
スイス国特許出願公開第321947号明細書
スイス国特許出願公開第109521号明細書
欧州特許出願公開第3120199号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明の目的は、既知の調速システムを改善することである。本発明は、特に、時計ムーブメントの正確性を改善可能にする、単純且つ信頼できる調速システムを提案する。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明にかかる調速システムは、請求項1で定義される。
(【0011】以降は省略されています)
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