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公開番号2025079933
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-23
出願番号2023192819
出願日2023-11-13
発明の名称回路モジュール、電子時計、及び電子時計の製造方法
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G04C 3/14 20060101AFI20250516BHJP(時計)
要約【課題】制御ICと2つのモーターを選択的に接続するために、4箇所の孔を形成する領域が配線経路に設けられる。
【解決手段】回路モジュールは、複数の配線層を有する配線基板と、第1モーター及び第2モーターと接続する制御ICと、を備え、前記制御ICは、第1出力端子および第2出力端子と、第3出力端子および第4出力端子と、を有し、前記配線基板は、ループ状の第1配線経路、ループ状の第2配線経路、第1接続端子、第2接続端子、第3接続端子、及び第4接続端子を有し、前記第1配線経路は、第1経路、及び第2経路を有し、前記第2配線経路は第3経路、及び第4経路を有し、前記第1経路、前記第2経路、前記第3経路、及び前記第4経路のうちの少なくとも2つは、異なる前記配線層で、かつ平面視で所定領域内に配置される。
【選択図】図11
特許請求の範囲【請求項1】
複数の配線層を有する配線基板と、第1モーター及び第2モーターと接続する制御ICと、を備え、
前記制御ICは、前記第1モーター及び前記第2モーターのいずれか一方に第1駆動信号を出力する第1出力端子および第2出力端子と、前記第1モーター及び前記第2モーターのいずれか一方に第2駆動信号を出力する第3出力端子および第4出力端子と、を有し、
前記配線基板は、ループ状の第1配線経路、ループ状の第2配線経路、前記第1モーターに接続される第1接続端子、前記第1モーターに接続される第2接続端子、前記第2モーターに接続される第3接続端子、及び前記第2モーターに接続される第4接続端子を有し、
前記第1配線経路は、前記第1出力端子、前記第3出力端子、前記第1接続端子、及び前記第3接続端子に接続され、
前記第2配線経路は、前記第2出力端子、前記第4出力端子、前記第2接続端子、及び前記第4接続端子に接続され、
前記第1配線経路は、前記第1出力端子と前記第1接続端子との間に配置される第1経路、及び前記第3出力端子と前記第3接続端子との間に配置される第2経路を有し、
前記第2配線経路は、前記第2出力端子と前記第2接続端子との間に配置される第3経路、及び前記第4出力端子と前記第4接続端子との間に配置される第4経路を有し、
前記第1経路、前記第2経路、前記第3経路、及び前記第4経路のうちの少なくとも2つは、異なる前記配線層で、かつ平面視で所定領域内に配置される、
回路モジュール。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
複数の前記配線層は、平面視で視認可能な表層を含み、
前記第1経路、前記第2経路、前記第3経路、及び前記第4経路のうちの少なくとも1つは、平面視で前記表層の前記所定領域内に配置される、
請求項1に記載の回路モジュール。
【請求項3】
複数の前記配線層は、平面視で視認可能な表層を含み、
前記表層の前記所定領域内に、前記第1経路、前記第2経路、前記第3経路、及び前記第4経路は配置されず、
前記表層の前記所定領域内に、前記所定領域を示す表示を有する、
請求項1に記載の回路モジュール。
【請求項4】
前記所定領域は、平面視で前記配線基板の外周部に位置する、
請求項1に記載の回路モジュール。
【請求項5】
前記第1出力端子および前記第2出力端子は、前記第1駆動信号と異なる第3駆動信号を出力する、
請求項1に記載の回路モジュール。
【請求項6】
前記第1配線経路は、前記第1接続端子と前記第3出力端子との間に配置される第5経路、及び前記第3接続端子と前記第1出力端子との間に配置される第6経路を有し、
前記第2配線経路は、前記第2接続端子と前記第4出力端子との間に配置される第7経路、及び前記第4接続端子と前記第2出力端子との間に配置される第8経路を有し、
前記第5経路、前記第6経路、前記第7経路、及び前記第8経路のうちの少なくとも2つは、異なる前記配線層で、かつ平面視で第2所定領域内に配置される、
請求項1に記載の回路モジュール。
【請求項7】
前記配線基板は、4層の前記配線層を含み、
前記第1経路、前記第2経路、前記第3経路、及び前記第4経路は、異なる前記配線層で、かつ平面視で前記所定領域内に配置され、
前記第5経路、前記第6経路、前記第7経路、及び前記第8経路は、異なる前記配線層で、かつ平面視で前記第2所定領域内に配置される、
請求項6に記載の回路モジュール。
【請求項8】
第1表示部と、
第2表示部と、
前記第1表示部を駆動する第1モーターと、
前記第2表示部を駆動する第2モーターと、
複数の配線層を有する配線基板と、
前記第1モーター及び前記第2モーターと接続する制御ICと、を備え、
前記制御ICは、前記第1モーター及び前記第2モーターのいずれか一方に第1駆動信号を出力する第1出力端子および第2出力端子と、前記第1モーター及び前記第2モーターのいずれか一方に第2駆動信号を出力する第3出力端子および第4出力端子と、を有し、
前記配線基板は、前記第1モーターに接続される第1接続端子、前記第1モーターに接続される第2接続端子、前記第2モーターに接続される第3接続端子、前記第2モーターに接続される第4接続端子、前記第1出力端子と前記第1接続端子との間に配置される第1経路、前記第3出力端子と前記第3接続端子との間に配置される第2経路、前記第2出力端子と前記第2接続端子との間に配置される第3経路、及び前記第4出力端子と前記第4接続端子との間に配置される第4経路を有し、
前記第1経路、前記第2経路、前記第3経路、及び前記第4経路のうちの少なくとも2つは、異なる前記配線層で、かつ平面視で所定領域内に配置される、
電子時計。
【請求項9】
複数の配線層にループ状の第1配線経路、ループ状の第2配線経路、第1モーターに接続される第1接続端子、前記第1モーターに接続される第2接続端子、第2モーターに接続される第3接続端子、及び前記第2モーターに接続される第4接続端子を配置する配線基板と、前記第1モーター及び前記第2モーターのいずれか一方に第1駆動信号を出力する第1出力端子および第2出力端子と、前記第1モーター及び前記第2モーターのいずれか一方に第2駆動信号を出力する第3出力端子および第4出力端子と、を有する制御ICと、を備える回路モジュールを形成し、
前記第1出力端子と前記第1接続端子との間の前記第1配線経路に配置される第1経路、前記第3出力端子と前記第3接続端子との間の前記第1配線経路に配置される第2経路、前記第2出力端子と前記第2接続端子との間の前記第2配線経路に配置される第3経路、及び前記第4出力端子と前記第4接続端子との間の前記第2配線経路に配置される第4経路のうち少なくとも2つを所定領域内で切断する、
電子時計の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、回路モジュール、電子時計、及び電子時計の製造方法に関する。
続きを表示(約 3,300 文字)【背景技術】
【0002】
電子時計に用いられる回路モジュールが知られている。特許文献1に記載される回路モジュールは、配線基板と制御IC(Integrated Circuit)とを備える。配線基板は、制御ICと2つのモーターとを接続する。配線基板は、ループ状の第1配線経路及びループ状の第2配線経路を有する。第1配線経路の2箇所及び第2配線経路の2箇所が切断されることによって、制御ICと2つのモーターは、選択的に接続される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-4021号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
制御ICと2つのモーターを選択的に接続するために、4箇所の孔を形成する領域が配線経路に設けられる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の回路モジュールは、複数の配線層を有する配線基板と、第1モーター及び第2モーターと接続する制御ICと、を備え、前記制御ICは、前記第1モーター及び前記第2モーターのいずれか一方に第1駆動信号を出力する第1出力端子および第2出力端子と、前記第1モーター及び前記第2モーターのいずれか一方に第2駆動信号を出力する第3出力端子および第4出力端子と、を有し、前記配線基板は、ループ状の第1配線経路、ループ状の第2配線経路、前記第1モーターに接続される第1接続端子、前記第1モーターに接続される第2接続端子、前記第2モーターに接続される第3接続端子、及び前記第2モーターに接続される第4接続端子を有し、前記第1配線経路は、前記第1出力端子、前記第3出力端子、前記第1接続端子、及び前記第3接続端子に接続され、前記第2配線経路は、前記第2出力端子、前記第4出力端子、前記第2接続端子、及び前記第4接続端子に接続され、前記第1配線経路は、前記第1出力端子と前記第1接続端子との間に配置される第1経路、及び前記第3出力端子と前記第3接続端子との間に配置される第2経路を有し、前記第2配線経路は、前記第2出力端子と前記第2接続端子との間に配置される第3経路、及び前記第4出力端子と前記第4接続端子との間に配置される第4経路を有し、前記第1経路、前記第2経路、前記第3経路、及び前記第4経路のうちの少なくとも2つは、異なる前記配線層で、かつ平面視で所定領域内に配置される。
【0006】
本開示の電子時計は、第1表示部と、第2表示部と、前記第1表示部を駆動する第1モーターと、前記第2表示部を駆動する第2モーターと、複数の配線層を有する配線基板と、前記第1モーター及び前記第2モーターと接続する制御ICと、を備え、前記制御ICは、前記第1モーター及び前記第2モーターのいずれか一方に第1駆動信号を出力する第1出力端子および第2出力端子と、前記第1モーター及び前記第2モーターのいずれか一方に第2駆動信号を出力する第3出力端子および第4出力端子と、を有し、前記配線基板は、前記第1モーターに接続される第1接続端子、前記第1モーターに接続される第2接続端子、前記第2モーターに接続される第3接続端子、前記第2モーターに接続される第4接続端子、前記第1出力端子と前記第1接続端子との間に配置される第1経路、前記第3出力端子と前記第3接続端子との間に配置される第2経路、前記第2出力端子と前記第2接続端子との間に配置される第3経路、及び前記第4出力端子と前記第4接続端子との間に配置される第4経路を有し、前記第1経路、前記第2経路、前記第3経路、及び前記第4経路のうちの少なくとも2つは、異なる前記配線層で、かつ平面視で所定領域内に配置される。
【0007】
本開示の電子時計の製造方法は、複数の配線層にループ状の第1配線経路、ループ状の第2配線経路、第1モーターに接続される第1接続端子、前記第1モーターに接続される第2接続端子、第2モーターに接続される第3接続端子、及び前記第2モーターに接続される第4接続端子を配置する配線基板と、前記第1モーター及び前記第2モーターのいずれか一方に第1駆動信号を出力する第1出力端子および第2出力端子と、前記第1モーター及び前記第2モーターのいずれか一方に第2駆動信号を出力する第3出力端子および第4出力端子と、を有する制御ICと、を備える回路モジュールを形成し、前記第1出力端子と前記第1接続端子との間の前記第1配線経路に配置される第1経路、前記第3出力端子と前記第3接続端子との間の前記第1配線経路に配置される第2経路、前記第2出力端子と前記第2接続端子との間の前記第2配線経路に配置される第3経路、及び前記第4出力端子と前記第4接続端子との間の前記第2配線経路に配置される第4経路のうち少なくとも2つを所定領域内で切断する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
時計の外観構成を示す図。
時計の外観構成を示す図。
ムーブメントの概略構成を示す図。
モジュール上に構成される配線の回路図を示す図。
配線の切断位置の一例を示す図。
4つの切断位置で配線が切断された時の配線の回路図を示す図。
配線の切断位置の一例を示す図。
4つの切断位置で配線が切断された時の配線の回路図を示す図。
駆動制御ICから出力される駆動制御信号を示す図。
駆動制御ICから出力される駆動制御信号を示す図。
駆動制御ICから出力される駆動制御信号を示す図。
駆動制御ICから出力される駆動制御信号を示す図。
基板を構成する基板層を示す図。
基板を構成する基板層の一部を拡大して示す図。
基板を構成する基板層を示す図。
基板を構成する基板層の一部を拡大して示す図。
基板を構成する基板層を示す図。
基板を構成する基板層の一部を拡大して示す図。
基板を構成する基板層を示す図。
基板を構成する基板層の一部を拡大して示す図。
基板を構成する基板層を示す図。
基板を構成する基板層の一部を拡大して示す図。
基板を構成する基板層を示す図。
時計の製造工程を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1及び図2は、時計1の外観構成を示している。図1は、時計1の一例である第1時計1Aの外観構成を示している。図2は、時計1の一例である第2時計1Bの外観構成を示している。第1時計1A及び第2時計1Bは、クロノグラフ機能を有する。第1時計1A及び第2時計1Bは、12時間表示、日付表示、ホームタイム表示、及びクロノグラフ表示を有する。第1時計1A及び第2時計1Bは、ホームタイム表示等に代えて24時間表示、曜日表示等を有してもよい。第1時計1A及び第2時計1Bは、モジュール30を含むムーブメント20を備える。モジュール30及びムーブメント20の詳細は、後述される。時計1は、電子時計の一例に対応する。
【0010】
図1を含む複数の図は、XYZ座標系を示している。X軸は、時計1が載置される載置面に平行な軸である。X軸は、時計1の3時位置と9時位置を結ぶ線と平行な軸である。+X方向は、9時位置から3時位置に向かう方向である。-X方向は、3時位置から9時位置に向かう方向である。Y軸は、時計1が載置される載置面に平行な軸である。Y軸は、時計1の12時位置と6時位置を結ぶ線と平行な軸である。+Y方向は、6時位置から12時位置に向かう方向である。-Y方向は、12時位置から6時位置に向かう方向である。Z軸は、載置面に対して垂直な軸である。+Z方向は、載置面から上方に向かう方向である。-Z方向は、載置面から下方に向かう方向である。+Z方向は、上方に対応する。-Z方向は、下方に対応する。
(【0011】以降は省略されています)

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