TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025043330
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-28
出願番号2024159124
出願日2024-09-13
発明の名称有機アルミニウム化合物の効率的な調製法
出願人ランクセス・オルガノメタリックス・ゲーエムベーハー
代理人個人,個人,個人
主分類C07F 5/06 20060101AFI20250321BHJP(有機化学)
要約【課題】有機アルミニウム化合物の効率的な調製法を提供する。
【解決手段】本発明は、各種の品質の水素化ジアルキルアルミニウムから塩化有機アルミニウムを製造するための効率的なプロセスに関する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
式(I):



AlCl
(3-n)
(I)
(式中、


は、フェニルで置換されていないか又は一つだけ置換されたアルキル又はシクロアルキルを表し、
nは、0.5~2.5、好ましくは1又は1.5又は2である)
の化合物を調製するためのプロセスであって、
前記プロセスが、少なくとも、式(II):



AlH (II)
の化合物を三塩化アルミニウムと反応させるステップを含む、プロセス。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】


が、フェニルで置換されていないか又は一つだけ置換されたC

~C
18
-アルキル、より好ましくは、フェニルで置換されていないか又は一つだけ置換されたC

~C

-アルキル、さらにより好ましくは、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、sec-ブチル、イソブチル、tert-ブチル、n-ペンチル、n-ヘキシル、n-ヘプチル、n-オクチル、イソオクチル、n-デシル、n-ドデシル(ここで、エチル、イソブチル、n-ブチル、sec-ブチル、n-ヘキシル、2-エチルヘキシル及びn-オクチルがさらにより好ましく、イソブチルが最も好ましい)を表している、請求項1に記載のプロセス。
【請求項3】
前記式(I)の化合物が、塩化ジエチルアルミニウム(DEAC)及び二塩化エチルアルミニウム(EADC)、セスキ塩化エチルアルミニウム(EASC)、塩化ジイソブチルアルミニウム及び二塩化イソブチルアルミニウムからなる群より選択される、請求項1に記載のプロセス。
【請求項4】
前記式(II)の化合物が、水素化ジ-イソブチルアルミニウム(DIBAH)及び水素化ジエチルアルミニウムからなる群より選択される、請求項1に記載のプロセス。
【請求項5】
式(II)の化合物対三塩化アルミニウムのモル比が、望まれる式(I)の化合物中に存在する1molのR

に対して、0.25~0.4mol、好ましくは0.30molの三塩化アルミニウムが採用されるように選択される、請求項1~4のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項6】
式(II)の化合物の純度が、80重量%以上で、好ましくは、98重量%以上であるか又は80重量%~98重量%未満のいずれかである、請求項1~5のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項7】
式(II)の化合物の純度が、80重量%~98重量%未満であり、水素化ジアルキルアルミニウムの調製に由来する反応残分を表している、請求項1~6のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項8】
式(II)の化合物と三塩化アルミニウムとの反応を、ニートな物質として実施しても、或いは非配位性溶媒の存在下で実施してもよい、請求項1~7のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項9】
前記プロセスが、バッチ式又は連続式、好ましくはバッチ式で実施される、請求項1~8のいずれか1項に記載のプロセス。
【請求項10】
前記反応の温度が、-20~150℃、好ましくは0~130℃、さらにより好ましくは15~125℃である、請求項1~9のいずれか1項に記載のプロセス。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、各種の品質の水素化ジアルキルアルミニウムから塩化有機アルミニウムを製造するための効率的なプロセスに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
有機アルミニウム化合物、特にハロゲン化有機アルミニウム化合物は、一般的に公知であり、たとえば、ポリマーたとえばポリオレフィン、たとえばエチレンのホモポリマー及びコポリマーの製造において、又はオレフィンのメタセシスにおける(助)触媒として、広く適用されている。
【0003】
(非特許文献1)には、アラン(alan)のAlH

と三塩化アルミニウムとの塩化水素交換反応が開示されている。しかしながら、この文献では、アルキルを含むアルミニウム化合物については触れられていない。
【0004】
典型的には、塩化有機アルミニウムは、トリアルキルアルミニウム化合物と、三塩化アルミニウム又は所定のクロロアルミニウム化合物たとえば塩化ジアルキルアルミニウム又は二塩化アルキルアルミニウムとの反応により調製される。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0005】
Wiberg,Schmidt;Zeitung fuer Naturforschung,6b,p.460-461
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら上述の手順では、トリアルキルアルミニウム化合物の採用が必要となるが、それらは、少なくともいくつかのアルキル置換基では、調製するのが困難である。
【0007】
したがって、上述の観点から、塩化有機アルミニウムを調製するための、容易に利用可能なプロセスが必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
そのために、式(I):



AlCl
(3-n)
(I)
(式中、


は、フェニルで置換されていないか又は一つだけ置換されたアルキル又はシクロアルキルを表し、そして
nは、0.5~2.5、好ましくは0.8~1.2又は1.4~1.6又は1.8~2.2、たとえば1又は1.5又は2である)
の化合物を調製するためのプロセスがここに提供され、
そのプロセスには、少なくとも、式(II):



AlH (II)
の化合物を三塩化アルミニウムと反応させるステップが含まれる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の範囲には、置換基の各種定義、好適又は好ましい実施形態の領域の相互組合せのすべて、すなわちさらには、特定の領域及び好ましい領域の間の組合せが包含される。
【0010】
本明細書で「含む(including)」、「たとえば(for example、及びsuch as)」が使用された場合は常に、それぞれ、「含むが、それらに限定される訳ではない」、又は「例を挙げるが、それらに限定される訳ではない」ということを意味している。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

高砂香料工業株式会社
香料組成物
2か月前
日本化薬株式会社
新規顕色剤及び記録材料
2日前
日本化薬株式会社
新規顕色剤及び記録材料
2日前
花王株式会社
ポリアミド系ポリマー
15日前
日本化薬株式会社
シアノ複素環化合物の製造方法
1か月前
花王株式会社
新規ピリジニウム化合物
1日前
東ソー株式会社
1,2-ジクロロエタンの製造方法
2か月前
個人
メタンガス生成装置およびメタンガス生成方法
1か月前
個人
メタンガス生成装置およびメタンガス生成方法
1か月前
株式会社クラレ
メタクリル酸メチルの製造方法
2か月前
株式会社トクヤマ
結晶形Iのリオシグアトの製造方法
1か月前
日産化学株式会社
ピラゾール化合物及び有害生物防除剤
15日前
石原産業株式会社
シアノイミダゾール系化合物の製造方法
21日前
ダイキン工業株式会社
分離方法
1か月前
日本曹達株式会社
エチルメチルスルホンの製造方法
2か月前
株式会社半導体エネルギー研究所
有機化合物、発光デバイス
26日前
大正製薬株式会社
MMP9阻害作用を有するインドール化合物
2か月前
石原産業株式会社
シクラニリプロールの製造中間体の製造方法
27日前
株式会社アイティー技研
炭化水素の合成方法及び合成装置
1か月前
オリザ油化株式会社
新規化合物及びその用途
14日前
日本化薬株式会社
イソシアヌレート環を有する多官能アミン化合物
2か月前
国立大学法人 東京大学
アシルヒドラゾン誘導体
1か月前
ユニマテック株式会社
フェノチアジン誘導体化合物の精製方法
2か月前
株式会社レゾナック
C2化合物の製造方法
27日前
国立大学法人九州大学
重水素化化合物の製造方法
1か月前
キッコーマン株式会社
ナノポアタンパク質
1か月前
三洋化成工業株式会社
生体由来材料中のコロイド成分濃度を高める方法
1か月前
国立医薬品食品衛生研究所長
新規ペプチド
今日
四国化成工業株式会社
トリアジン化合物、その合成方法およびその利用
27日前
マナック株式会社
2-ナフタレン誘導体の製造方法
1か月前
国立大学法人群馬大学
糖リン脂質の製造方法
2か月前
国立大学法人京都大学
新規アミド化反応
16日前
京都府公立大学法人
抗体模倣分子
2か月前
上野製薬株式会社
6-置換-2-ナフトエ酸アリルエステル
今日
国立大学法人鳥取大学
ストロビルリンA類縁体化合物
15日前
学校法人東京農業大学
β-コストール及びβ-コスト酸の製造方法
1か月前
続きを見る