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公開番号
2025034981
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023141694
出願日
2023-08-31
発明の名称
シクラニリプロールの製造中間体の製造方法
出願人
石原産業株式会社
代理人
主分類
C07C
231/02 20060101AFI20250306BHJP(有機化学)
要約
【課題】 高純度のシクラニリプロールの製造中間体の製造方法を提供する。
【解決手段】 溶媒及び特定の縮合剤、必要に応じて縮合反応用添加剤の存在下で、式(II)で表される化合物又はその塩と、式(III)で表される化合物又はその塩とを反応させることにより、シクラニリプロールの製造中間体を高純度に製造することができる。
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特許請求の範囲
【請求項1】
式(I):
JPEG
2025034981000012.jpg
27
35
で表される化合物又はその塩の製造方法であって、
(a)溶媒、カルボジイミド系縮合剤及び縮合反応用添加剤の存在下で、
式(II):
JPEG
2025034981000013.jpg
24
27
で表される化合物又はその塩と
式(III):
JPEG
2025034981000014.jpg
16
22
で表される化合物又はその塩とを反応させる工程、又は
(b)溶媒及びウロニウム系縮合剤の存在下で、式(II)で表される化合物又はその塩と式(III)で表される化合物又はその塩とを反応させる工程を特徴とする、製造方法。
続きを表示(約 560 文字)
【請求項2】
前記カルボジイミド系縮合剤がN,N’‐ジシクロヘキシルカルボジイミド、1-(3-ジメチルアミノプロピル)-3-エチルカルボジイミド塩酸塩及びN,N’-ジイソプロピルカルボジイミドからなる群から選択される少なくとも1種であることを特徴とする、請求項1に記載の製造方法。
【請求項3】
前記縮合反応用添加剤が1-ヒドロキシベンゾトリアゾール一水和物、1-ヒドロキシ-7-アザベンゾトリアゾール、シアノ(ヒドロキシイミノ)酢酸エチル、及びシアノグリオキシル酸エチルオキシムからなる群から選択される少なくとも1種であることを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の製造方法。
【請求項4】
前記ウロニウム系縮合剤が1-[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]-1H-1,2,3-トリアゾロ[4,5-b]ピリジニウム3-オキシドヘキサフルオロホスファート、1-[ビス(ジメチルアミノ)メチレン]-1H-ベンゾトリアゾリウム3-オキシドヘキサフルオロホスファート、及び(1-シアノ-2-エトキシ-2-オキソエチリデンアミノオキシ)ジメチルアミノ-モルホリノ-カルベニウムヘキサフルオロホスファートからなる群から選択される少なくとも1種であることを特徴とする、請求項1に記載の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、シクラニリプロールの製造中間体の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
シクラニリプロール(cyclaniliprole;3-ブロモ-N-[2-ブロモ-4-クロロ-6-[[(1-シクロプロピルエチル)アミノ]カルボニル]フェニル]-1-(3-クロロピリジン-2-イル)-1H-ピラゾール-5-カルボキサミド)は、市販の農業用殺虫剤の有効成分として有用な化合物である。2-アミノ-5-クロロ-N-(1-シクロプロピルエチル)ベンズアミド(後述の式(I)で表される化合物に含まれており、以下に単に化合物(Ia)という。)は、シクラニリプロールの重要な製造中間体である。
【0003】
特許文献1には、シクラニリプロールを含むアントラニルアミド系化合物又はその塩について、効率的かつ安価に製造する方法が記載されている。アントラニルアミド系化合物の製造中間体として、化合物(Ia)を包含する化合物(化合物(V-1)及び化合物(V-2))の製造方法(反応〔U〕及び反応〔V〕)についても記載されており、実施例28(1)及び(2)では、反応〔U〕に相当する製造方法として、化合物(Ia)の製造方法が具体的に記載されている。すなわち、実施例28(1)で、塩化チオニルを用いて、5-クロロ-2-ニトロ安息香酸から酸クロライドを合成した後、前記酸クロライドと1-シクロプロピルエチルアミンをトリエチルアミンの存在下で反応させ、5-クロロ-N-(1-シクロプロピルエチル)-2-ニトロベンズアミドを合成し、実施例28(2)で、還元鉄を用いて、5-クロロ-N-(1-シクロプロピルエチル)-2-ニトロベンズアミドから2-アミノ-5-クロロ-N-(1-シクロプロピルエチル)ベンズアミドを合成する、製造方法が記載されている。しかしながら、特許文献1では、アントラニルアミド系化合物の製造中間体に関し、高純度な化合物(Ia)を製造するという観点での検討は、一切なされていない。
特許文献2には、反応Scheme-1のe工程にアミド化反応が記載されている。しかしながら、前記反応Scheme-1のe工程に即する実施例の記載がなく、化合物(Ia)の具体的な製造方法に関する記載も一切ない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2008/072745号
国際公開第2022/058916号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
農薬原体としてシクラニリプロールを工業的に製造する場合、所定の規格に適合するように高純度のシクラニリプロールを製造する必要がある。そのためには、高純度のシクラニリプロールの製造中間体を製造する必要があり、効率的な製造方法が望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、上記の課題を解決するために種々検討を行った。
具体的には、まず、2-アミノ-5-クロロ-安息香酸を出発原料として選択し、特許文献1に記載の反応〔U〕を参考に、2-アミノ-5-クロロ-安息香酸から酸クロライドを合成した後、1-シクロプロピルエチルアミンと反応させ化合物(Ia)の製造を試みたが、反応が十分に進行しなかった。そこで、さらに反応条件も含めて検討を継続したところ、特定の縮合剤及び必要に応じて縮合反応用添加剤を選択することにより、酸クロライドを経由することなく、高純度な化合物(I)を効率的に製造できることを見出した。
【0007】
すなわち、本発明は、式(I):
【0008】
JPEG
2025034981000001.jpg
28
34
で表される化合物又はその塩(以下、単に化合物(I)という。)の製造方法であって、
(a)溶媒、カルボジイミド系縮合剤及び縮合反応用添加剤の存在下で、
式(II):
【0009】
JPEG
2025034981000002.jpg
23
28
で表される化合物又はその塩(以下、単に化合物(II)という。)と
式(III):
【0010】
JPEG
2025034981000003.jpg
16
21
で表される化合物又はその塩(以下、単に化合物(III)という。)とを反応させる工程、又は
(b)溶媒及びウロニウム系縮合剤の存在下で、化合物(II)と化合物(III)とを反応させる工程を特徴とする、製造方法を提供する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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