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公開番号2025043078
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-28
出願番号2023150394
出願日2023-09-15
発明の名称アスファルト混合物およびその製造方法、ならびにアスファルト舗装方法
出願人学校法人福岡大学,株式会社成田美装センター
代理人個人,個人,個人
主分類E01C 7/18 20060101AFI20250321BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】ポリオレフィン系フィルムを再利用でき、かつ、耐水性と耐久性に優れたアスファルト舗装体を製造することが可能なアスファルト混合物およびその製造方法を提供する。
【解決手段】骨材とポリオレフィン系フィルム破砕物とを、前記ポリオレフィン系フィルム破砕物を溶融させながら撹拌混合する工程Aと、前記工程Aで得られた混合物と、加熱されたアスファルトとを撹拌混合する工程Bと、を有するアスファルト混合物の製造方法。
【選択図】 図4
特許請求の範囲【請求項1】
骨材とポリオレフィン系フィルム破砕物とを、前記ポリオレフィン系フィルム破砕物を溶融させながら撹拌混合する工程Aと、
前記工程Aで得られた混合物と、加熱されたアスファルトとを撹拌混合する工程Bと、を有するアスファルト混合物の製造方法。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記ポリオレフィン系フィルム破砕物が、ポリエチレンを含む、請求項1に記載のアスファルト混合物の製造方法。
【請求項3】
前記ポリオレフィン系フィルム破砕物は、10~50mmのメッシュ径のスクリーンを通過する大きさである、請求項1に記載のアスファルト混合物の製造方法。
【請求項4】
前記ポリオレフィン系フィルム破砕物が、ポリオレフィン系フィルムの廃材の破砕物である、請求項1に記載のアスファルト混合物の製造方法。
【請求項5】
前記ポリオレフィン系フィルムの廃材が、農業用フィルムの廃材であり、
前記ポリオレフィン系フィルム破砕物が、前記農業用フィルムの廃材に付着した土壌に由来する成分を含む、請求項4に記載のアスファルト混合物の製造方法。
【請求項6】
前記工程Aにおける、前記骨材と前記ポリオレフィン系フィルム破砕物との撹拌混合の温度が160℃~180℃であり、前記工程Aにおける、前記撹拌混合の時間が10秒~30秒である、請求項1に記載のアスファルト混合物の製造方法。
【請求項7】
前記工程Bにおける、前記工程Aで得られた混合物と前記アスファルトとの撹拌混合の温度が160℃~180℃であり、前記工程Bにおける、前記撹拌混合の時間が40秒~80秒である、請求項1に記載のアスファルト混合物の製造方法。
【請求項8】
前記アスファルト混合物における前記アスファルトの含有量が、3質量%以上8質量%以下、かつ、前記アスファルトと前記ポリオレフィン系フィルム破砕物の合計に対する前記ポリオレフィン系フィルム破砕物の割合が、1質量%以上10質量%以下となるように混合する、請求項1に記載のアスファルト混合物の製造方法。
【請求項9】
骨材とアスファルトとポリオレフィンとを含み、
前記ポリオレフィンが、前記骨材と前記アスファルトとの界面に存在し、前記骨材の表面が前記ポリオレフィンによって被覆されている部分を有する、アスファルト混合物。
【請求項10】
請求項1~8のいずれかに記載のアスファルト混合物の製造方法によってアスファルト混合物を得る工程と、
前記アスファルト混合物を敷きならして締め固める工程と、
を有するアスファルト舗装方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、アスファルト混合物およびその製造方法、ならびにアスファルト舗装方法に関するものである。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
骨材およびアスファルトを混合したアスファルト混合物を用いて道路を舗装することが行われている。アスファルト舗装道路の耐久性向上を目的として、アスファルト混合物の材料や配合などが検討されている。
【0003】
例えば、プラスチックを熱分解させてパラフィンワックス状溶融物として、これを改質剤として利用する方法として、特許文献1が知られている。また、プラスチックを骨材の一部として代用する方法として、特許文献2が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-7317号公報
特開平10-88001号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
アスファルトは基本的に炭化水素系溶媒に可溶な成分と不溶な成分の混合物である。一方、ポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)に代表されるポリオレフィンは、アスファルトの炭化水素溶媒に可溶な成分とは相溶するが、炭化水素系溶媒に不溶な成分とは相溶しない性質である。一般的に、加熱アスファルトにポリオレフィンを混合すると、アスファルト自体の安定性が失われ、相分離が発生し、アスファルトは均一な混合物でなくなり、性質が低下することが知られている。そのため、ポリオレフィンをアスファルトに混合することは基本的には推奨されておらず、また混合する場合でもその割合は非常に少ない。特許文献1では、ポリオレフィンを燃焼させ低分子量のワックス状溶融物とすることで、相溶性を向上させていると考えられる。しかし、ポリオレフィンをそのまま用いるものではない。
【0006】
ポリオレフィンをそのまま用いる場合は、特許文献2のように、ポリオレフィンを骨材に加えて骨材の一部として利用するものが大半である。しかし、骨材として使用するために、ポリオレフィンが溶融しないように、大きさを揃えたり、細かく温度管理したりする必要があった。一方で、骨材として利用するためには、ポリオレフィンにアスファルト作製時や舗装時の温度で溶融しないだけの耐熱性も必要であった。
【0007】
また、環境保全などの観点から、プラスチック廃材をリサイクルする必要性が高まっている。プラスチックの一種であるポリオレフィンは、農業用途や包装用途などで広く利用され、日々、ポリオレフィンの廃材が排出されている。この廃材をリサイクルして、資源循環させることができる簡単な方法が求められている。しかしこれら廃材の多くは汚れており、リサイクルする場合には洗浄が不可欠であり、このために多くのエネルギーやコストがかかることが課題となっている。特に、農業用フィルムの廃材は土壌由来の汚染が発生しており、この除去は困難であることが知られている。
【0008】
かかる状況下、本発明は、ポリオレフィン系フィルムを再利用でき、かつ、耐水性と耐久性に優れたアスファルト舗装体を製造することが可能なアスファルト混合物およびその製造方法を提供することを目的とする。また、当該アスファルト混合物を用いたアスファルト舗装方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者は、上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、下記の発明が上記目的に合致することを見出し、本発明に至った。すなわち、本発明は、以下の発明に係るものである。
<1> 骨材とポリオレフィン系フィルム破砕物とを、前記ポリオレフィン系フィルム破砕物を溶融させながら撹拌混合する工程Aと、前記工程Aで得られた混合物と、加熱されたアスファルトとを撹拌混合する工程Bと、を有するアスファルト混合物の製造方法。
<2> 前記ポリオレフィン系フィルム破砕物が、ポリエチレンを含む、前記<1>に記載のアスファルト混合物の製造方法。
<3> 前記ポリオレフィン系フィルム破砕物は、10~50mmのメッシュ径のスクリーンを通過する大きさである、前記<1>または<2>に記載のアスファルト混合物の製造方法。
<4> 前記ポリオレフィン系フィルム破砕物が、ポリオレフィン系フィルムの廃材の破砕物である、前記<1>から<3>のいずれかに記載のアスファルト混合物の製造方法。
<5> 前記ポリオレフィン系フィルムの廃材が、農業用フィルムの廃材であり、前記ポリオレフィン系フィルム破砕物が、前記農業用フィルムの廃材に付着した土壌に由来する成分を含む、前記<4>に記載のアスファルト混合物の製造方法。
<6> 前記工程Aにおける、前記骨材と前記ポリオレフィン系フィルム破砕物との撹拌混合の温度が160℃~180℃であり、前記工程Aにおける、前記撹拌混合の時間が10秒~30秒である、前記<1>から<5>に記載のアスファルト混合物の製造方法。
<7> 前記工程Bにおける、前記工程Aで得られた混合物と前記アスファルトとの撹拌混合の温度が160℃~180℃であり、前記工程Bにおける、前記撹拌混合の時間が40秒~80秒である、前記<1>から<6>のいずれかに記載のアスファルト混合物の製造方法。
<8> 前記アスファルト混合物における前記アスファルトの含有量が、3質量%以上8質量%以下、かつ、前記アスファルトと前記ポリオレフィン系フィルム破砕物の合計に対する前記ポリオレフィン系フィルム破砕物の割合が、1質量%以上10質量%以下となるように混合する、前記<1>から<7>のいずれかに記載のアスファルト混合物の製造方法。
<9> 骨材とアスファルトとポリオレフィンとを含み、前記ポリオレフィンが、前記骨材と前記アスファルトとの界面に存在し、前記骨材の表面が前記ポリオレフィンによって被覆されている部分を有する、アスファルト混合物。
<10> 前記<1>から<8>のいずれかに記載のアスファルト混合物の製造方法によってアスファルト混合物を得る工程と、前記アスファルト混合物を敷きならして締め固める工程と、を有するアスファルト舗装方法。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、ポリオレフィン系フィルムを再利用でき、かつ、耐水性と耐久性に優れたアスファルト舗装体を製造することが可能なアスファルト混合物およびその製造方法が提供される。また、当該アスファルト混合物を用いたアスファルト舗装方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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