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公開番号2025044634
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-02
出願番号2023152328
出願日2023-09-20
発明の名称植物生育抑制構造
出願人小河原セメント工業株式会社
代理人弁理士法人日峯国際特許事務所
主分類E01C 11/22 20060101AFI20250326BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】構造物同士の隙間から入り込んだ植物の根が当該構造物から横方向へ延びていくのを抑制する植物生育抑制構造を提供する。
【解決手段】植物生育抑制構造は、他の構造物と接する境界面において、上面から断面V字状に切り抜いたように縦の切欠面と、前記切欠面の下端から斜め上へ前記境界面に抜ける傾斜面が形成されるブロック構造物であって、前記傾斜面から前記切欠面へ上端を水平に隙間が生じないように一体成形した隔壁を長手方向へ間欠的に複数設けた、ことを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
他の構造物と接する境界面において、上面から断面V字状に切り抜いたように縦の切欠面と、前記切欠面の下端から斜め上へ前記境界面に抜ける傾斜面が形成されるブロック構造物であって、
前記傾斜面から前記切欠面へ上端を水平に隙間が生じないように一体成形した隔壁を長手方向へ間欠的に複数設けた、
ことを特徴とする植物生育抑制構造。
続きを表示(約 220 文字)【請求項2】
前記隔壁の高さを、前記傾斜面の上端よりも低くした、
ことを特徴とする請求項1に記載の植物生育抑制構造。
【請求項3】
前記ブロック構造物を長手方向へ延長するブロック構造物の接続面において、上面から断面V字状に切り抜いたように縦の凹面と、前記凹面の下端から斜め上へ前記接続面に抜ける斜面が形成され、前記斜面の上端をジグザグ状の凹凸にした、
ことを特徴とする請求項1に記載の植物生育抑制構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ブロック等の構造物同士の隙間に雑草などの植物の根が育成されるのを抑制する植物生育抑制構造に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
構造物には、アスファルトで舗装された道路や、縁石・側溝などのコンクリートブロック、車道と歩道などを仕切る境界ブロックなどがある。これらの構造物の境界には隙間が生じてしまうので、構造物の下の土壌に植物が存在すると、植物の茎が太陽などの光に向かって伸び、構造物の隙間に沿って表面まで出てくる。また、隙間に植物の種子が入り込むと、そこから根や茎を延ばして表面に出てくる。植物は、重力方向に根を延ばす性質があり、土壌に達すればそこから水分や栄養分を吸収して生長する。
【0003】
特許文献1~3に記載されているように、構造物間の隙間を塞ぐなど隙間が直線状にならないようにすることで、雑草の成長を抑制する発明も開示されている。さらに、特許文献4に記載されているように、路面の雨水等を流すための金属製の排水溝に、雑草の繁殖を抑制する部分を設けたものもある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第3698265号公報
特許第3900500号公報
特許第5807135号公報
特許第5669915号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献4に記載の路面用排水溝は、雑草抑制部の断面形状をV字又はW字にすることで植物の根が下方へ延びるのを抑制しているが、当該路面用排水溝は金属製であるため、間欠的に複数の補強板を溶接して強度を向上させている他、雑草抑制部に水が溜まらないように谷部透水孔と山部透水孔が空けられている。補強板の下端は、水を通すために隙間が空いており、植物の根が横方向に延びて、さらに透水孔を介して土壌に植物の根が延びていく可能性がある。
【0006】
コンクリート等のブロック構造物の場合でも、植物の根が横方向(隣接する構造物との境界線と平行に縦断する方向)に延びていけば隙間から土壌に達するおそれがあるので、植物の根を延ばしづらい方向に誘導して生育するのを抑制する必要がある。
【0007】
そこで、本発明は、構造物同士の隙間から入り込んだ植物の根が当該構造物から横方向へ延びていくのを抑制する植物生育抑制構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するために、本発明である植物生育抑制構造は、他の構造物と接する境界面において、上面から断面V字状に切り抜いたように縦の切欠面と、前記切欠面の下端から斜め上へ前記境界面に抜ける傾斜面が形成されるブロック構造物であって、前記傾斜面から前記切欠面へ上端を水平に隙間が生じないように一体成形した隔壁を長手方向へ間欠的に複数設けた、ことを特徴とする。
【0009】
前記植物生育抑制構造において、前記隔壁の高さを、前記傾斜面の上端よりも低くした、ことを特徴とする。
【0010】
前記植物生育抑制構造は、前記ブロック構造物を長手方向へ延長するブロック構造物の接続面において、上面から断面V字状に切り抜いたように縦の凹面と、前記凹面の下端から斜め上へ前記接続面に抜ける斜面が形成され、前記斜面の上端をジグザグ状の凹凸にした、ことを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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