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公開番号2025058703
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-09
出願番号2023168806
出願日2023-09-28
発明の名称路面舗装補修材及び路面舗装補修方法
出願人トーヨーマテラン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類E01C 23/00 20060101AFI20250402BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】簡便に、クラックを補修するとともに路面を回復させることができる路面舗装補修材を提供すること。
【解決手段】路面舗装補修材は、セメント100質量部に対して、該合成樹脂が50~250質量部(不揮発分換算)、該骨材が100~500質量部、含有する。骨材は、最大粒子径が2.0mm以下であり、粗骨材と細骨材とから構成され、粗骨材がメジアン径(d50)1.0~0.4mmの珪砂であり、細骨材がメジアン径(d50)0.2~0.1mmの寒水砂であり、粗骨材:細骨材=80:20~40:60の比率である。路面舗装補修材が塗料化された補修材料は、路面1に生じたクラックに入り込み、路面1全体が均一に塗装され、補修材料の硬化により補修被膜11が形成される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
セメント、合成樹脂、骨材及び添加剤を含有する路面舗装補修材であって、
該セメント100質量部に対して、該合成樹脂が50~250質量部(不揮発分換算)、該骨材が100~500質量部、含有し、
該骨材は、最大粒子径が2.0mm以下であり、粗骨材と細骨材とから構成され、
該粗骨材がメジアン径(d50)1.0~0.4mmの珪砂であり、該細骨材がメジアン径(d50)0.2~0.1mmの寒水砂であり、
該粗骨材:該細骨材=80:20~40:60の比率である、ことを特徴とする路面舗装補修材。
続きを表示(約 470 文字)【請求項2】
主材と混和液とからなる2材型の路面舗装補修材であって、
該主材は、少なくとも前記セメントと前記骨材とを含有し、
該混和液は、少なくとも前記合成樹脂を含有し、
該合成樹脂が水を分散媒とする合成樹脂エマルジョンであることを特徴とする請求項1に記載の路面舗装補修材。
【請求項3】
前記混和液に着色顔料が含有される、ことを特徴とする請求項2に記載の路面舗装補修材。
【請求項4】
路面のクラック部に、粉体1材型路面舗装補修用モルタル組成物を充填する充填行程と、
該粉体1材型路面舗装補修用モルタル組成物が充填された該クラック部を含めた該路面に、請求項1~3の何れかに記載の路面舗装補修材を塗装する塗装工程と、
を有することを特徴とする路面舗装補修方法。
【請求項5】
前記充填工程において、前記粉体1材型路面舗装補修用モルタル組成物を充填する前記クラック部は、深さが10mm以上であることを特徴とする請求項4に記載の路面舗装補修方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書の技術分野は、舗装された路面を回復させる路面舗装補修材、及び、路面舗装補修材を用いた路面舗装補修方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
舗装された路面は、車両が往来することによって、摩耗し、また、衝撃や振動が加わることによって、クラックが生じることがある。路面に生じたクラックを補修する路面舗装補修材として、従来、特許文献1には、アスファルト乳剤と樹脂の混合物からなる路面舗装補修材が記載され、特許文献2には、骨材と結合材からなる路面舗装補修用モルタル組成物が記載され、特許文献3には、粘着層を備える骨材からなる路面舗装補修材が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-193667号公報
特開2018-100503号公報
特開2021-165470号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の路面舗装補修材を用いた路面の補修は、路面に生じたクラックに路面舗装補修材を充填して補修するため、手間を要するという課題があった。また、従来の路面舗装補修材を用いた路面の補修は、摩耗箇所について補修できるものでなく、摩耗箇所については別途の補修工程が必要とされるという課題もあった。
【0005】
本明細書の技術が解決しようとする課題は、上述の点に鑑みてなされたものであり、簡便に、クラックを補修するとともに路面を回復させることができる路面舗装補修材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書の実施形態に係る路面舗装補修材は、セメント、合成樹脂、骨材及び添加剤を含有する路面舗装補修材であって、
該セメント100質量部に対して、該合成樹脂が50~250質量部(不揮発分換算)、該骨材が100~500質量部、含有し、
該骨材は、最大粒子径が2.0mm以下であり、粗骨材と細骨材とから構成され、
該粗骨材がメジアン径(d50)1.0~0.4mmの珪砂であり、該細骨材がメジアン径(d50)0.2~0.1mmの寒水砂であり、
該粗骨材:該細骨材=80:20~40:60の比率である、ことを特徴とする。
【0007】
実施形態の路面舗装補修材によれば、セメント、合成樹脂及び骨材の比率により、作業性に優れるものとすることができ、路面舗装補修材に含有される骨材最大粒子径が2.0mm以下であるため、路面に生じたクラックに入り込むことができるため、路面全体を容易にコーティングすることができる。また、路面舗装補修材は、粗骨材と細骨材の構成比率により、路面舗装補修材の乾燥(硬化)収縮を少なくすることができ、細骨材が水に馴染みやすい寒水砂であるため、路面舗装補修材が硬化して形成される補修被膜の強度を高めることができる。つまり、実施形態の路面舗装補修材は、簡便に、クラックを補修するとともに路面を回復させることができる。
【0008】
また、上記路面舗装補修材において、主材と混和液とからなる2材型の路面舗装補修材であって、
該主材は、少なくとも前記セメントと前記骨材とを含有し、
該混和液は、少なくとも前記合成樹脂を含有し、
該合成樹脂が水を分散媒とする合成樹脂エマルジョンであるものとすることができる。
【0009】
これによれば、路面舗装補修材の合成樹脂として汎用の合成樹脂エマルジョンを使用することができる。
【0010】
また、上記路面舗装補修材において、前記混和液に着色顔料が含有されるものとすることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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