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公開番号
2025062156
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-14
出願番号
2023171036
出願日
2023-10-02
発明の名称
壁高欄一体型床版とその製造方法
出願人
三井住友建設株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
E01D
19/12 20060101AFI20250407BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約
【課題】現場の作業を低減する。
【解決手段】床版部2と、床版部2と一体打設された壁高欄部3と、を有するプレキャスト製の壁高欄一体型床版1が提供される。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
床版部と、前記床版部と一体打設された壁高欄部と、を有するプレキャスト製の壁高欄部一体型床版。
続きを表示(約 700 文字)
【請求項2】
概ね前記壁高欄部の高さ方向に延びる鉄筋を有し、
前記床版部は他の床版部との接合部と平行に延びるプレテンション方式の第1の緊張材を有し、
前記鉄筋の下端部が拡径され、前記下端部が前記第1の緊張材の上方且つ前記床版部の上面の下方にある、請求項1に記載の壁高欄部一体型床版。
【請求項3】
前記第1の緊張材の端部を収容し前記床版部の側面のみに開口する箱抜き部と、前記箱抜き部に充填された充填材と、を有する、請求項1または2に記載の壁高欄部一体型床版。
【請求項4】
前記床版部は前記接合部と直交する方向に延びるポストテンション式の第2の緊張材を有している、請求項1または2に記載の壁高欄部一体型床版。
【請求項5】
床版部と壁高欄部とを一体打設することを有する、プレキャスト製の壁高欄部一体型床版の製造方法。
【請求項6】
前記床版部を打設する前に、他の床版部との接合部と平行に延びる第1の緊張材を配置し緊張させることと、
前記床版部を打設した後に、前記第1の緊張材の端部が前記床版部の箱抜き部に収容されるように前記第1の緊張材の一部を除去し、前記箱抜き部に充填材を充填することと、を有し、
前記充填材を充填することは、
前記箱抜き部の開口に前記充填材の充填口と空気排出口が設けられるように前記開口を被覆材で覆うことと、
前記空気排出口から前記箱抜き部の空気を抜きながら、前記充填口から前記充填材を注入することと、を有する、請求項5に記載の壁高欄部一体型床版の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は壁高欄一体型床版とその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
橋梁や高速道路の壁高欄は施工期間や現場作業量の削減のため、プレキャスト製とされることがある。特許文献1には、プレキャスト製の壁高欄を現場で床版に取り付けることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-148158号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
壁高欄をプレキャスト製とすることで現場の作業の効率化が可能となるが、依然として現場では壁高欄を床版に取り付ける作業が必要となる。本発明は現場の作業をさらに低減することのできる床版と壁高欄を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明によれば、床版部と、床版部と一体打設された壁高欄部と、を有するプレキャスト製の壁高欄一体型床版が提供される。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、床版部と壁高欄部が一体打設されたプレキャスト製の壁高欄一体型床版部材が提供されるため、現場の作業をさらに低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
一体型床版と鋼桁の斜視図である。
図1のA-A線に沿った鋼桁と一体型床版の断面図である。
図1のB-B線に沿った鋼桁と一体型床版の断面図である。
一体型床版の平面図である。
壁高欄部と床版部の接続部の断面図である。
図5のC-C線に沿った断面図である。
箱抜き部を形成する方法と充填材を充填する方法を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図面を参照して、本発明の壁高欄一体型床版(以下、一体型床版1という)の実施形態について説明する。図1は一体型床版1と鋼桁6の斜視図、図2は図1のA-A線に沿った鋼桁6と一体型床版1の断面図、図3は図1のB-B線に沿った鋼桁6と一体型床版1の断面図、図4は図3のC-C線に沿った一体型床版1の断面図(平面図)、図5は床版部2と壁高欄部3の接続部の断面図、図6は図5のC-C線に沿った断面図である。本実施形態の一体型床版1は橋梁に適用されるが、本発明は橋梁に限定されない。以下の説明及び図面で、橋軸と平行な方向、すなわち鋼桁6の長手方向を橋軸方向Xといい、橋軸方向Xと直交する方向、すなわち鋼桁6の幅方向を橋軸直交方向Yという。橋軸方向Xと橋軸直交方向Yは直交しており、通常は、橋軸方向X及び橋軸直交方向Yは鉛直方向Zと直交している。しかし、橋軸方向Xと橋軸直交方向Yの少なくともいずれかが鉛直方向Zと直交していなくてもよい。鋼桁6は、一例として4本の鋼製梁61からなり、その上に多数のプレキャスト製の一体型床版1が橋軸方向Xに配置されている。鋼製梁61の高さ(梁せい)は同じであるが、異なっていてもよい。
【0009】
(一体型床版1の全体構成)
一体型床版1は、床版部2と、床版部2と一体で打設された壁高欄部3と、を有するプレキャストコンクリート製の部材である。一床版部2と壁高欄部3との間に打ち継ぎ部などの明確な境界はないが、ここでは図3、5に示すように、床版部2の上面21より下方の部分を床版部2とし、床版部2の上面21より上方の部分を壁高欄部3とする。壁高欄部3の下部、すなわち壁高欄部3の厚さの増加率が大きくなっている部位とその下方部分は地覆4に相当する。本実施形態では、地覆4は壁高欄部3の一部とする。一体型床版1の橋軸方向Xの長さは例えば1.5~3mであり、橋軸直交方向Yの長さは鋼桁6の全幅とほぼ等しい。
【0010】
図3に示すように、一体型床版1の床版部2は、平板状の本体22と、本体22の下面に設けられた複数のリブ23と、を有している。リブ23は鋼製梁61と対向する位置に設けられ、床版部2はリブ23の位置で鋼桁6に固定される。一体型床版1は橋軸方向Xに一つずつ順番に配置され、橋軸方向Xに隣接する他の床版部2との間の隙間G1には、好ましくは無収縮モルタルからなる充填材(間詰材)M1が充填されている。床版部2と橋軸方向Xに隣接する他の床版部2との接合部、すなわち充填材M1の充填部は橋軸直交方向Yと平行である。図1に示すように、一体型床版1の壁高欄部3同士の間の隙間G2にも充填材M2が充填されている。
(【0011】以降は省略されています)
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