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公開番号2025079432
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-22
出願番号2023192088
出願日2023-11-10
発明の名称排水スラブ
出願人個人
代理人弁理士法人綿貫国際特許・商標事務所
主分類E01C 11/22 20060101AFI20250515BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】駐車場等における簡易な排水設備の敷設に対応可能であり、さらには既設または新設のU字溝に縁石が着脱可能な蓋体を装着することによる排水溝のリニューアルにも対応することが可能な排水スラブを提供すること。
【解決手段】平面視長方形に形成された平板状のスラブ本体10と、スラブ本体10の長さ方向に沿って穿設された少なくとも1つの貫通孔16と、貫通孔16に沿ってスラブ本体10の上面に突設された突出部14と、スラブ本体10の上面に埋設された埋設ナット18と、埋設ナット18に着脱可能なL字体20と、を具備し、埋設ナット18に取り付けられたL字体20は、貫通孔16の一部を被覆することを特徴とする排水スラブ100である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
平面視長方形に形成された平板状のスラブ本体と、
前記スラブ本体の長さ方向に沿って穿設された少なくとも１つの貫通孔と、
前記貫通孔に沿って前記スラブ本体の上面に突設された突出部と、
前記スラブ本体の上面に埋設された埋設ナットと、
前記埋設ナットに着脱可能なＬ字体と、を具備し、
前記埋設ナットに取り付けられた前記Ｌ字体は、前記貫通孔の一部を被覆することを特徴とする排水スラブ。
続きを表示（約 1,000 文字）【請求項２】
前記突出部は、前記スラブ本体と一体に形成されていることを特徴とする請求項１記載の排水スラブ。
【請求項３】
前記突出部は、前記スラブ本体の上面に取り付けられた第２Ｌ字体であることを特徴とする請求項１記載の排水スラブ。
【請求項４】
平面視長方形に形成された平板状のスラブ本体と、
前記スラブ本体の長さ方向に沿って穿設された少なくとも１つの貫通孔と、
前記貫通孔に沿って前記スラブ本体の上面に突設された突出部と、
前記スラブ本体の上面に埋設された埋設ナットと、
前記埋設ナットに着脱可能なＬ字体と、
前記スラブ本体の上面に配設される縁石と、を具備し、
前記突出部と前記Ｌ字体により挟持された前記縁石により前記貫通孔の一部が被覆されていることを特徴とする排水スラブ。
【請求項５】
前記突出部は、前記スラブ本体と一体に形成されていることを特徴とする請求項４記載の排水スラブ。
【請求項６】
前記貫通孔が前記突出部の平面位置に至って形成されていることを特徴とする請求項４または５記載の排水スラブ。
【請求項７】
前記突出部は、前記スラブ本体の幅方向中間部に立設され、前記スラブ本体を前記埋設ナットが埋設されている側の第１エリアと前記第１エリアとは異なる第２エリアとに区分しており、
前記貫通孔は、前記第１エリアと前記第２エリアの両方に配設されていることを特徴とする請求項４または５記載の排水スラブ。
【請求項８】
前記突出部は、前記スラブ本体の幅方向中間部に立設され、前記スラブ本体を前記埋設ナットが埋設されている側の第１エリアと前記第１エリアとは異なる第２エリアとに区分しており、
前記貫通孔は、前記第１エリアと前記第２エリアの両方に配設されていることを特徴とする請求項６記載の排水スラブ。
【請求項９】
前記突出部は、前記スラブ本体の上面に取り付けられた第２Ｌ字体であることを特徴とする請求項４または５記載の排水スラブ。
【請求項１０】
前記突出部は、前記スラブ本体の上面に取り付けられた第２Ｌ字体であることを特徴とする請求項６記載の排水スラブ。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は排水スラブに関し、より詳細には、路面上の雨水等を排水溝や地中等に排水するための排水スラブに関する。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
道路の幅方向両端部に配設された縁石付排水溝において、流路空間のメンテナンスを容易にするために、排水溝の上面に載置した縁石の着脱を可能にした構成がある。このような構成の一例として、出願人により特許文献１（特許第７２００４２９号公報）に開示されている構成が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特許第７２００４２９号公報（請求項１，明細書段落００２１―００２５，図１―図６他）
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１に開示されている構造は、排水溝の新設や更新においては好都合であるが、敷設のための掘削土量が多くなりがちで、駐車場等における簡易な排水設備の敷設には適さない課題がある。また、既設のＵ字溝に縁石が着脱可能な蓋体を装着することによる排水溝のリニューアルにも対応することができない課題を有している。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
そこで本発明は、駐車場等における簡易な排水設備の敷設に対応可能であり、さらには既設または新設のＵ字溝に縁石が着脱可能な蓋体を装着することによる排水溝のリニューアルにも対応することが可能な排水スラブの提案を目的とする。
【０００６】
すなわち本発明は、平面視長方形に形成された平板状のスラブ本体と、前記スラブ本体の長さ方向に沿って穿設された少なくとも１つの貫通孔と、前記貫通孔に沿って前記スラブ本体の上面に突設された突出部と、前記スラブ本体の上面に埋設された埋設ナットと、前記埋設ナットに着脱可能なＬ字体と、を具備し、前記埋設ナットに取り付けられた前記Ｌ字体は、前記貫通孔の一部を被覆することを特徴とする排水スラブである。
【０００７】
また、平面視長方形に形成された平板状のスラブ本体と、前記スラブ本体の長さ方向に沿って穿設された少なくとも１つの貫通孔と、前記貫通孔に沿って前記スラブ本体の上面に突設された突出部と、前記スラブ本体の上面に埋設された埋設ナットと、前記埋設ナットに着脱可能なＬ字体と、前記スラブ本体の上面に配設される縁石と、を具備し、前記突出部と前記Ｌ字体により挟持された前記縁石により前記貫通孔の一部が被覆されていることを特徴とする排水スラブとしての発明もある。
【０００８】
以上により、駐車場等における簡易な排水設備の敷設に対応可能であって、既設のＵ字溝に縁石が着脱可能な蓋体を装着することによる排水溝のリニューアルにも対応することが可能になる。
【０００９】
また、前記突出部は、前記スラブ本体と一体に形成されていることが好ましい。
【００１０】
これにより排水スラブを安価に製造することが可能になる。
（【００１１】以降は省略されています）

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