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公開番号
2025082710
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-29
出願番号
2023196226
出願日
2023-11-17
発明の名称
橋梁架設方法及び橋梁並びに橋梁用桁モジュール
出願人
株式会社駒井ハルテック
代理人
弁理士法人アテンダ国際特許事務所
主分類
E01D
21/06 20060101AFI20250522BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約
【課題】橋桁を送り出し方向に移動させるための設備を必要とすることがなく、早急に橋梁を架設することのできる橋梁架設方法及び橋梁並びに橋梁用桁モジュールを提供する。
【解決手段】地面を走行可能な車輪13が設けられた所定長さの複数の桁モジュール12を架設現場で橋軸方向に連結して橋体10の主桁11を形成し、橋体10を車輪13で走行させながら架け渡し元から橋軸方向に送り出して架け渡し先に架け渡すようにしたので、橋体10を送り出し方向に台車で移動させるためのヤード設備を現場に設けなくとも、直接地面を走行させて橋体10を送り出すことができる。これにより、ヤード設備に用いる資材の搬入や組立が不要になる分、工期を短縮することができるので、早急に緊急橋を架設することができる。
【選択図】図9
特許請求の範囲
【請求項1】
主桁を含む橋体を架け渡し元から橋軸方向に送り出して架け渡し先に架け渡す橋梁架設方法において、
地面を走行可能な車輪が設けられた所定長さの複数の桁モジュールを架設現場で橋軸方向に連結することにより前記橋体の主桁を形成し、
橋体を車輪で走行させながら架け渡し元から橋軸方向に送り出して架け渡し先に架け渡す
ことを特徴とする橋梁架設方法。
続きを表示(約 850 文字)
【請求項2】
前記橋体の送り出し方向の先端に橋軸方向に延びる手延べ機を取り付け、
橋体を送り出して手延べ機を架け渡し先で支持する
ことを特徴とする請求項1記載の橋梁架設方法。
【請求項3】
前記橋体の送り出し方向の後端に橋軸方向に延びる後方桁を連結して橋体を送り出す
ことを特徴とする請求項1記載の橋梁架設方法。
【請求項4】
前記後方桁を複数の前記桁モジュールを橋軸方向に連結することにより形成する
ことを特徴とする請求項3記載の橋梁架設方法。
【請求項5】
前記橋体上に載置するための床版パネルを前記後方桁上に仮置きして橋体を送り出す
ことを特徴とする請求項3記載の橋梁架設方法。
【請求項6】
前記橋体を重機で押すことにより送り出す
ことを特徴とする請求項1記載の橋梁架設方法。
【請求項7】
前記橋体の先端側に一端を連結したワイヤを架け渡し先に巻き掛けるとともに、ワイヤの他端を重機で牽引することにより橋体を送り出す
ことを特徴とする請求項1記載の橋梁架設方法。
【請求項8】
主桁を含む橋体を架け渡し元から橋軸方向に送り出して架け渡し先に架け渡すことにより架設される橋梁において、
互いに橋軸方向に連結されることにより前記橋体の主桁を形成する複数の桁モジュールを備え、
各桁モジュールには地面を走行可能な車輪が設けられている
ことを特徴とする橋梁。
【請求項9】
主桁を含む橋体を架け渡し元から橋軸方向に送り出して架け渡し先に架け渡すことにより架設される橋梁に用いる桁モジュールであって、
他の桁モジュールと橋軸方向に連結されることにより前記橋体の主桁を形成可能に構成されるとともに、
地面を走行可能な車輪が設けられている
ことを特徴とする橋梁用桁モジュール。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば災害時等に設置される緊急橋を架設するための橋梁架設方法及び橋梁並びに橋梁用桁モジュールに関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、例えば大雨による洪水や大地震により既設の橋梁が損壊した場合には、復旧するまで交通が遮断され、地域住民の生活等に多大な影響を及ぼすことになる。また、橋梁の架け直しや修復の工事には長期間を要するが、交通が遮断されたままでは救援活動や物資の輸送に支障を来すことになる。
【0003】
そこで、短期間で架設可能な緊急橋を架け渡し、一時的に交通を可能にすることが災害対策の一つとして望まれている。
【0004】
このような緊急橋を架設する方法としては、例えば従来の送り出し工法のように、橋桁を架け渡し元から橋軸方向に送り出して架け渡し先に架け渡すことにより、河川部のように桁下に仮設の構台やクレーン等を配置することのできない現場での施工を可能とする必要がある。
【0005】
従来の送り出し工法としては、橋桁の送り出し方向の先端に橋軸方向に延びる手延べ機を取り付け、ジャッキ等の機材を用いて橋桁を送り出すとともに、橋台または橋脚上に設置した送り出し装置で手延べ機本体の先端側を支持し、架け渡し先に向けて橋桁を送り出すようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2018-178572号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
前記送り出し工法では、送り出し元に専用のヤード設備を設置し、ヤード設備上に設けた台車に橋桁を載置して橋軸方向に走行させるようにしているため、橋桁の送り出し工程の前にヤード設備を設置する工程が必要となる。しかしながら、緊急橋は早急な架設が求められるため、ヤード設備の設置工程に工期を費やすと、緊急橋の完成が遅くなるという問題点があった。
【0008】
本発明は前記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、橋桁を送り出し方向に移動させるための設備を必要とすることがなく、早急に橋梁を架設することのできる橋梁架設方法及び橋梁並びに橋梁用桁モジュールを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は前記目的を達成するために、主桁を含む橋体を架け渡し元から橋軸方向に送り出して架け渡し先に架け渡す橋梁架設方法において、地面を走行可能な車輪が設けられた所定長さの複数の桁モジュールを架設現場で橋軸方向に連結することにより前記橋体の主桁を形成し、橋体を車輪で走行させながら架け渡し元から橋軸方向に送り出して架け渡し先に架け渡すようにしている。
【0010】
これにより、複数の桁モジュールを架設現場で橋軸方向に連結して橋体の主桁を形成し、橋体を車輪で走行させながら架け渡し元から橋軸方向に送り出すことにより、橋体が架け渡し先に架け渡されることから、橋体を送り出し方向に台車で移動させるためのヤード設備を現場に設けなくとも、直接地面を走行させて橋体を送り出すことが可能となる。また、同じ長さの桁モジュールを主桁の長さに応じた台数だけ組み合わせることにより主桁を形成することができるので、予め製作しておいた桁モジュールを災害発生時に現場に搬送することにより速やかに着工することが可能となる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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