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公開番号
2025079963
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-23
出願番号
2023192870
出願日
2023-11-13
発明の名称
除雪機
出願人
株式会社ハルコン
代理人
個人
主分類
E01H
5/09 20060101AFI20250516BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約
【課題】投雪方向を簡単に且つ確実に調整する手段を備えた小型軽量ハンディタイプのロータリー除雪機を提供する。
【解決手段】取込口11から集雪部12に取り込んだ雪を投雪ガイド13に向けて吹き飛ばす方向にローター14を回転させて、投雪ガイド先端から投雪する除雪機10において、投雪方向切替部材24を投雪ガイドの異なる複数個所に着脱可能に設けることにより投雪方向を切替可能にした。一実施形態において、投雪方向切替部材は平面視略正三角形状を有し、その一辺が投雪ガイドの上端に略沿った位置関係で、投雪ガイドの幅方向中央および左右端近くの少なくとも3箇所に取付可能であり、幅方向中央に取り付けた場合は左右両方向に、左端近くに取り付けた場合は実質的に右方向に、右端近くに取り付けた場合は実質的に左方向に投雪される。前方に投雪したい場合は、投雪方向切替部材を外して作業する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
雪を取り込む取込口を備える集雪部と、集雪部の内部に設けられるローターと、集雪部の後方から立ち上がる投雪ガイドと、取込口から集雪部の内部に取り込んだ雪を投雪ガイドに衝突させて上方に吹き飛ばす方向にローターを回転駆動させるモーターと、先端が集雪部に接続されると共に手元側にグリップおよびモーター用スイッチが設けられるシャフトと、投雪ガイドの異なる複数個所に着脱可能に設けられる投雪方向切替部材と、を有してなり、投雪方向切替部材を投雪ガイドに取り付ける箇所を変えることにより投雪方向を幅方向において切替可能であることを特徴とする除雪機。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記投雪方向切替部材が、投雪ガイドの幅方向中央および左右端近くの少なくとも3箇所に取付可能であり、投雪方向切替部材を投雪ガイドの幅方向中央に取り付けることにより左右両方向に投雪し、投雪方向切替部材を投雪ガイドの左端近くに取り付けることにより実質的に右方向のみに投雪し、投雪方向切替部材を投雪ガイドの右端近くに取り付けることにより実質的に左方向のみに投雪するように使用されることを特徴とする、請求項1記載の除雪機。
【請求項3】
投雪方向切替部材が平面視略正三角形状であり、その一辺に相当する側面が投雪ガイドの上端に略沿った位置関係で前記少なくとも3箇所に取付可能であることを特徴とする、請求項2記載の除雪機。
【請求項4】
投雪方向切替部材が平面視略二等辺三角形状であり、その等辺ではない一辺に相当する側面が投雪ガイドの上端に略沿った位置関係で前記少なくとも3箇所に取付可能であることを特徴とする、請求項2記載の除雪機。
【請求項5】
投雪方向切替部材が平面視略正三角形状または略二等辺三角形状を有するものであって、投雪方向切替部材の平面の略正三角形状または略二等辺三角形状の各頂点の近くを厚さ方向に貫通する第一の貫通穴が形成されると共に、この投雪方向切替部材を投雪ガイドに取り付けたときに前記第一の貫通穴に各々整列する位置で投雪ガイドの厚さ方向に貫通する第二の貫通穴が形成され、これら第一および第二の貫通穴にボルトを通して反対側でナットに螺着することにより、投雪方向切替部材が前記3箇所のいずれかで投雪ガイドに着脱可能に取り付けられることを特徴とする、請求項2記載の除雪機。
【請求項6】
前記第一および第二の貫通穴のいずれか一方の貫通穴のうちの少なくとも一つの貫通穴に代えて、該貫通穴と同位置から突出する位置決めピンが設けられると共に、前記第一および第二の貫通穴の他方の貫通穴のうち該位置決めピンに対尾する貫通穴は、該位置決めピンを挿入可能な貫通穴または該位置決めピンの突出長以上の深さを有する凹部であることを特徴とする、請求項5記載の除雪機。
【請求項7】
投雪方向切替部材を投雪ガイドに取り付けたときに、投雪方向切替部材の平面の略正三角形状または略二等辺三角形状の各頂点のうち投雪ガイドの上端に略沿った2つの頂点位置においては、前記位置決めピンが前記貫通穴または前記凹部に挿入されることにより投雪方向切替部材が投雪ガイドに対して所定の位置に位置決めされると共に、下端の頂点位置においては、第一および第二の貫通穴を通る前記ボルトおよび前記ナットを介して投雪方向切替部材が投雪ガイドに固定されることを特徴とする、請求項6記載の除雪機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は除雪機に関し、特に、投雪方向を調整可能にした手押し式のロータリー除雪機に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
多雪地域において広く普及し使用される除雪機としては各種のタイプが提案されており、その主流となるいわゆるロータリー式除雪機は、雪を取り込む取込口を備える集雪部(ドラム)と、集雪部の内部に設けられるローター(オーガ)と、集雪部の取込口から集雪部の内部に取り込んだ雪を集雪部に接続したシュートを介して投雪する方向に吹き飛ばすようにローターを回転駆動させるモーターとを有して構成されている(たとえば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-291633号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来のロータリー式除雪機は、シュートからの投雪方向が前方の一方向に固定されて調整できないものが多かった。除雪箇所周囲の道路状況や隣地・隣家との位置関係などによっては、前方ではなく、左右方向に投雪することが望ましい場合があるが、このような場合に対応するためには、固定シュートを有する除雪機では除雪機自体の向き(進行方向)を変えなければならず、不便且つ非効率であった。
【0005】
シュートを回転可能にして投雪方向を調整可能にすることも提案されているが、回転調整のための電気的制御や、ボルトおよびナットを用いた接続などの複雑で作業手間を要する調整機構を用いたものは、個人宅などで使用する簡易な手押し式除雪機に採用することは困難である。一方、シュートをフリー回転可能にしたものでは、シュートの向き(投雪方向)を可変位置で仮固定することが難しく、作業中に向きが不意に変わってしまうことがあった。
【0006】
したがって、本発明が解決しようとする課題は、上記問題を解決し、投雪方向を簡単に且つ確実に調整する手段を備えた小型軽量ハンディタイプのロータリー除雪機を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この課題を解決するため、請求項1に係る本発明は、雪を取り込む取込口を備える集雪部と、集雪部の内部に設けられるローターと、集雪部の後方から立ち上がる投雪ガイドと、取込口から集雪部の内部に取り込んだ雪を投雪ガイドに衝突させて上方に吹き飛ばす方向にローターを回転駆動させるモーターと、先端が集雪部に接続されると共に手元側にグリップおよびモーター用スイッチが設けられるシャフトと、投雪ガイドの異なる複数個所に着脱可能に設けられる投雪方向切替部材と、を有してなり、投雪方向切替部材を投雪ガイドに取り付ける箇所を変えることにより投雪方向を幅方向において切替可能であることを特徴とする除雪機である。
【0008】
請求項2に係る本発明は、請求項1記載の除雪機において、前記投雪方向切替部材が、投雪ガイドの幅方向中央および左右端近くの少なくとも3箇所に取付可能であり、投雪方向切替部材を投雪ガイドの幅方向中央に取り付けることにより左右両方向に投雪し、投雪方向切替部材を投雪ガイドの左端近くに取り付けることにより実質的に右方向のみに投雪し、投雪方向切替部材を投雪ガイドの右端近くに取り付けることにより実質的に左方向のみに投雪するように使用されることを特徴とする。
【0009】
請求項3に係る発明は、請求項2記載の除雪機において、投雪方向切替部材が平面視略正三角形状であり、その一辺に相当する側面が投雪ガイドの上端に略沿った位置関係で前記少なくとも3箇所に取付可能であることを特徴とする。
【0010】
請求項4に係る発明は、請求項2記載の除雪機において、投雪方向切替部材が平面視略二等辺三角形状であり、その等辺ではない一辺に相当する側面が投雪ガイドの上端に略沿った位置関係で前記少なくとも3箇所に取付可能であることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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