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公開番号
2025088884
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-12
出願番号
2023203681
出願日
2023-12-01
発明の名称
路面標示施工装置
出願人
岳南光機株式会社
代理人
個人
主分類
E01C
23/16 20060101AFI20250605BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約
【課題】操作者の操作感覚に対応でき、かつ、騒音、排ガス等の環境要因の改善もできる路面標示施工装置の提供。
【解決手段】路面標示施工装置であって、駆動力伝達機構80は車輪5に連結された減速機76と、モータ出力を入力として減速機76に出力するHST70とを備え、HST70はモータ51からの入力を減速機76に伝達あるいは伝達しないようHST70内の油圧回路113を切替えるダンプバルブ83と、ダンプバルブ83の切替え動作を行うダンプバルブ操作部84と、減速機76への出力を前進、停止、後進に切替えるとともに、前進、後進速度を無段階に変更するコントロールレバー86とを備え、台車2にはダンプバルブ操作部84を操作するクラッチレバー55と、HST70のコントロールレバー86を操作する走行操作レバー58とを備えている。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
台車と、前記台車に回転可能に支持された車輪と、前記台車上に搭載されるとともに標示材を収納する標示材収納容器と、前記台車上に搭載されるとともに前記標示材収納容器からの標示材を所定位置に付着させる付着装置と、前記台車上に搭載されたモータと、前記モータに駆動電力を供給するバッテリと、前記台車上に搭載されるとともに前記モータの出力を前記車輪に伝達する駆動力伝達機構と、を備えた路面標示施工装置であって、
前記駆動力伝達機構は、前記車輪に連結された減速機と、前記モータの出力を入力として前記減速機に出力するHST(Hydraulic Static Transmission・油圧式無段変速機)とを備え、
前記HSTは、可変容量型油圧ポンプと、固定容量型油圧モータと、前記可変容量型油圧ポンプと前記固定容量型油圧モータと連結する油圧回路を備え、前記モータからの入力を前記減速機に伝達し、あるいは、伝達しないよう前記HST内の油圧回路を切替えるダンプバルブと、前記ダンプバルブの切り替え動作を行うダンプバルブ操作部と、前記可変容量型油圧ポンプに連結されて前記減速機への出力を前進、停止、後進に切替えるとともに、前記前進、および、前記後進の速度を無段階に変更するコントロールレバーとを備え、
前記台車には、前記ダンプバルブ操作部を操作するクラッチレバーと、前記HSTの前記コントロールレバーを操作する走行操作レバーと
を備えている路面標示施工装置。
続きを表示(約 620 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の路面標示施工装置において、前記モータと前記バッテリとはパワーユニットとして構成され、前記パワーユニットに対し前記バッテリは、着脱交換可能に設けられている路面標示施工装置。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の路面標示施工装置において、前記クラッチレバーと、前記走行操作レバーとは、前記台車の同じ側面に回動可能に設けられ、前記クラッチレバーと前記HSTのダンプバルブ操作部とはクラッチ連動機構により連結され、かつ、前記走行操作レバーと前記HSTのコントロールレバーとは走行連動機構により連結されている路面標示施工装置。
【請求項4】
請求項1または請求項2に記載の路面標示施工装置において、前記パワーユニットには前記モータの主電源回路をON-OFFする主電源スイッチが設けられるとともに、前記モータの主電源回路をON-OFFするリミットスイッチが設けられ、さらに、前記走行操作レバーの回動と同期して回動し前記リミットスイッチのON-OFF動作を行う作動部材が設けられ、前記作動部材は、前記走行操作レバーが停止位置にあるとき前記モータの主電源回路がOFFするように前記リミットスイッチを操作し、前記走行操作レバーが停止位置以外の前進または後進位置にあるとき前記モータの主電源回路をONするように前記リミットスイッチを操作するように構成された路面標示施工装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、加熱溶融された塗料等の標示材を、道路、駐車場、その他の路面に付着させて路面標示を形成する路面標示施工装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、路面標示用塗料を収容する塗料収納容器と、この塗料収納容器からの塗料を路面上に塗布する塗布装置とを台車上に備えた路面標示線施工装置においては、台車の走行駆動源としてガソリンエンジン(内燃機関)を用いたものが一般的であった。
また、CO2削減の環境意識の高まりから、ガソリンに代えて液化天然ガス(LPG)を用いたLPGエンジンが用いられるようになってきた。
しかし、LPGエンジンであっても、夜間の工事や閑静な住宅街での騒音の問題は解決できず、LPGエンジンに代えて電動機(モータ)を用い、騒音や排ガス、さらには、作業者の負荷軽減の問題を同時に解決する路面標示施工装置も開発されている。
【0003】
台車の駆動源として電動機を用いた路面標示線施工装置として特許文献1や特許文献2が知られている。
特許文献1の装置は、駆動源としてサーボモーターを用いるとともに、路上のマーカーなどを検出するセンサー、障害物センサー、距離センサーなどの各種センサーを備え、各種センサーからの信号を受けて、サーボモーターの駆動制御や塗布装置の塗布動作制御などを行わせる自動溶着施工機である。
特許文献2の装置は、電動機に加えて電動機に電力を供給するバッテリーを備え、かつ、このバッテリーから電動機に与える駆動電力量を設定する走行用操作装置が搭載され、この走行用操作装置には、前記台車の最大進行速度を選択する第1操作部と、第1操作部によって設定された最大進行速度の範囲内で、無段階に前記台車の進行速度を選択する第2操作部を備えている自走型路面標示線施工装置である。
【0004】
しかし、特許文献1の自動溶着施工機は、各種センサーと駆動装置、塗布装置などの制御が必ずしも具体的でなく、制御装置も前部、後部に分かれていて、制御も複雑であるという問題点がある。
また、特許文献2の自走型路面標示線施工装置では、台車の最大進行速度設定を第1操作部で多段階に行うとともに、設定された最大進行速度の範囲内で、台車の進行速度を第2操作部で無段階に選択する制御を採用しているため、連続した進行速度制御ができないという問題点がある。また、進行速度の制御も、摘まみ式のダイヤルを回転操作するものであるため、操作者の操作感覚と台車の走行状態とが1対1には対応しておらず、標示線施工が必ずしもスムースに行えない虞があるという問題点がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平4-118405号公報
特許6883861号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、操作者の操作感覚に対応でき、かつ、騒音、排ガス等の環境要因の改善もできる路面標示施工装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、台車と、前記台車に回転可能に支持された車輪と、前記台車上に搭載されるとともに標示材を収納する標示材収納容器と、前記台車上に搭載されるとともに前記標示材収納容器からの標示材を所定位置に付着させる付着装置と、前記台車上に搭載されたモータと、前記モータに駆動電力を供給するバッテリと、前記台車上に搭載されるとともに前記モータの出力を前記車輪に伝達する駆動力伝達機構と、を備えた路面標示施工装置であって、前記駆動力伝達機構は、前記車輪に連結された減速機と、前記モータの出力を入力として前記減速機に出力するHST(Hydraulic Static Transmission・油圧式無段変速機)とを備え、前記HSTは、可変容量型油圧ポンプと、固定容量型油圧モータと、前記可変容量型油圧ポンプと固定容量型油圧モータと連結する油圧回路を備え、前記モータからの入力を前記減速機に伝達し、あるいは、伝達しないよう前記HST内の油圧回路を切替えるダンプバルブと、前記ダンプバルブの切り替え動作を行うダンプバルブ操作部と、前記可変容量型油圧ポンプに連結されて前記減速機への出力を前進、停止、後進に切替えるとともに、前記前進、および、前記後進の速度を無段階に変更するコントロールレバーとを備え、前記台車には、前記ダンプバルブ操作部を操作するクラッチレバーと、前記HSTのコントロールレバーを操作する走行操作レバーとを備えている路面標示施工装置である。
【0008】
本発明において、前記モータと前記バッテリとはパワーユニットとして構成され、前記パワーユニットに対し前記バッテリは、着脱交換可能に設けられていることが好ましい。
【0009】
本発明において、前記クラッチレバーと、前記走行操作レバーとは、前記台車の同じ側面に回動可能に設けられ、前記クラッチレバーと前記HSTのダンプバルブ操作部とはクラッチ連動機構により連結され、かつ、前記走行操作レバーと前記HSTのコントロールレバーとは走行連動機構により連結されて構成されることが好ましい。
【0010】
本発明において、前記パワーユニットには前記モータの主電源回路をON-OFFする主電源スイッチが設けられるとともに、前記モータの主電源回路をON-OFFするリミットスイッチが設けられ、さらに、前記走行操作レバーの回動と同期して回動し前記リミットスイッチのON-OFF動作を行う作動部材が設けられ、前記作動部材は、前記走行操作レバーが停止位置にあるとき前記モータの主電源回路がOFFするように前記リミットスイッチを操作し、前記走行操作レバーが停止位置以外の前進または後進位置にあるとき前記モータの主電源回路をONするように前記リミットスイッチを操作するように構成されることが好ましい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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