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公開番号2025097463
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-01
出願番号2023213673
出願日2023-12-19
発明の名称道路機械及び道路機械のホッパ制御システム
出願人住友建機株式会社
代理人個人,個人
主分類E01C 19/48 20060101AFI20250624BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】ホッパの操作に関する操作者の負担を軽減すること。
【解決手段】アスファルトフィニッシャ100は、トラクタ1と、トラクタ1の前方に設置されて舗装材PVを受け入れるホッパ2と、ホッパ2内の舗装材PVをトラクタ1の後方へ給送するコンベアCVと、コンベアCVにより給送された舗装材PVをトラクタ1の後方で敷き拡げるスクリュSCと、スクリュSCにより敷き拡げられた舗装材PVをスクリュSCの後方で敷き均すスクリード3と、アスファルトフィニッシャ100の周囲の物体を検出する物体検出装置(空間認識装置51)と、物体検出装置が検出した車両とアスファルトフィニッシャ100との位置関係に基づいてホッパ2の開閉を制御するコントローラ50と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
トラクタと、
前記トラクタの前方に設置され、舗装材を運搬する車両から前記舗装材を受け入れるホッパと、
前記ホッパ内の前記舗装材を前記トラクタの後方へ給送するコンベアと、
前記コンベアにより給送された前記舗装材を前記トラクタの後方で敷き拡げるスクリュと、
前記スクリュにより敷き拡げられた前記舗装材を前記スクリュの後方で敷き均すスクリードと、
道路機械の周囲の物体を検出する物体検出装置と、
前記物体検出装置が検出した前記車両と当該道路機械との位置関係に基づいて前記ホッパの開閉を制御する制御装置と、を備える、
道路機械。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
前記制御装置は、当該道路機械の前方に位置する前記車両と当該道路機械との間の距離が所定距離以下となったときに前記ホッパを開く、
請求項1に記載の道路機械。
【請求項3】
前記制御装置は、当該道路機械の前方の所定範囲内に前記車両が存在しない場合に前記ホッパを閉じる、
請求項1に記載の道路機械。
【請求項4】
前記制御装置は、前記車両による前記舗装材の当該道路機械に対する補給が完了したときに前記ホッパを自動的に閉じる制御を開始する、
請求項1に記載の道路機械。
【請求項5】
前記制御装置は、前記ホッパを段階的に閉じる、
請求項4に記載の道路機械。
【請求項6】
トラクタと、前記トラクタの前方に設置され、舗装材を運搬する車両から前記舗装材を受け入れるホッパと、前記ホッパ内の前記舗装材を前記トラクタの後方へ給送するコンベアと、前記コンベアにより給送された前記舗装材を前記トラクタの後方で敷き拡げるスクリュと、前記スクリュにより敷き拡げられた前記舗装材を前記スクリュの後方で敷き均すスクリードと、を備える道路機械による施工を支援する道路機械のホッパ制御システムであって、
道路機械の周囲の物体を検出する物体検出装置と、
前記物体検出装置が検出した前記車両と当該道路機械との位置関係に基づいて前記ホッパの開閉を制御する制御装置と、を有する、
道路機械のホッパ制御システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、道路機械及び道路機械のホッパ制御システムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ダンプトラックが運搬する舗装材を受け入れるためのホッパを備えた道路機械が知られている(特許文献1参照)。この道路機械は、ダンプトラックの後輪と道路機械の前端にあるプッシュローラとが接触した状態(接車した状態又はドッキングした状態)で、ダンプアップされたダンプトラックの荷台から全開状態のホッパ内に舗装材を受け入れるように構成されている。ホッパは、操作者の操作に応じて開閉されるように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2017/010541号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述の構成では、ダンプトラックの運転者は、道路機械の操作者がホッパを全開状態にするのを忘れると、ダンプトラックの後輪をプッシュローラに接触させることができない。ダンプトラックの荷台をホッパウイングに接触させてしまうおそれがあるためである。そのため、道路機械の操作者によるホッパの操作は、舗装材の補給を円滑に行う上で、忘れることができない重要な操作である。そして、このような忘れることができないホッパの操作は、道路機械の操作者にとっては負担の大きい作業となってしまうおそれがある。
【0005】
そこで、ホッパの操作に関する操作者の負担を軽減できる道路機械を提供することが望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の実施形態に係る道路機械は、トラクタと、前記トラクタの前方に設置され、舗装材を運搬する車両から前記舗装材を受け入れるホッパと、前記ホッパ内の舗装材を前記トラクタの後方へ給送するコンベアと、前記コンベアにより給送された前記舗装材を前記トラクタの後方で敷き拡げるスクリュと、前記スクリュにより敷き拡げられた前記舗装材を前記スクリュの後方で敷き均すスクリードと、道路機械の周囲の物体を検出する物体検出装置と、前記物体検出装置が検出した前記車両と当該道路機械との位置関係に基づいて前記ホッパの開閉を制御する制御装置と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
上述の道路機械は、ホッパの操作に関する操作者の負担を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
施工中のアスファルトフィニッシャとダンプトラックの側面図である。
施工中のアスファルトフィニッシャとダンプトラックの上面図である。
ホッパ制御システムの構成例を示すブロック図である。
ホッパ開き処理の一例のフローチャートである。
ホッパ閉じ処理の一例のフローチャートである。
施工中のアスファルトフィニッシャとダンプトラックの側面図である。
施工中のアスファルトフィニッシャとダンプトラックの上面図である。
ホッパ制御システムの別の構成例を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1は、本開示の実施形態に係る道路機械の一例であるアスファルトフィニッシャ100とダンプトラック200の側面図である。道路機械は、ベースペーバ、タックペーバ、又はマルチアスファルトペーバ等であってもよい。ダンプトラック200は、アスファルトフィニッシャ100のホッパ2内に舗装材PVを補給(投入)するための運搬車両の一例である。図2はアスファルトフィニッシャ100とダンプトラック200の上面図であり、図1に対応している。具体的には、図1は施工中(舗装材PVの敷設中)のアスファルトフィニッシャ100とダンプトラック200の側面図であり、図2は施工中(舗装材PVの敷設中)のアスファルトフィニッシャ100とダンプトラック200の上面図である。
【0010】
アスファルトフィニッシャ100は、主に、トラクタ1、ホッパ2、及びスクリード3を含んで構成されている。以下では、便宜上、トラクタ1から見たホッパ2の方向(+X方向)を前方とし、トラクタ1から見たスクリード3の方向(-X方向)を後方とする。また、+Z方向を鉛直上方とし、-Z方向を鉛直下方とする。
(【0011】以降は省略されています)

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