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公開番号2025098906
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-02
出願番号2023215329
出願日2023-12-20
発明の名称フェンス付きバリケード
出願人株式会社八木熊
代理人弁理士法人大手門国際特許事務所
主分類E01F 13/04 20060101AFI20250625BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】 バリケードブロックに注水して並べるだけ簡単にバリケードを構築することができ、またフェンスによって高い位置まで防護可能であると共に、バリケードブロックの形状を複雑化させずにフェンスを安定した状態で取り付けできるフェンス付きバリケードを提供すること。
【解決手段】 合成樹脂製の中空ブロック体から成り、かつ、正面視における本体部の左右両側に縦孔11a付きの接続部11が形成されたバリケードブロック1と、前記バリケードブロック1の接続部11の縦孔11aに差し込まれるポール2と、前記バリケードブロック1上に配置される側枠31を備えたフェンス3と、前記ポール2とフェンス3の側枠31を連結する連結金具4と、からフェンス付きバリケードBを構成した。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
合成樹脂製の中空ブロック体から成り、かつ、正面視における本体部の左右両側に縦孔付きの接続部が形成されたバリケードブロックと、前記バリケードブロックの接続部の縦孔に差し込まれるポールと、前記バリケードブロック上に配置される側枠を備えたフェンスと、前記ポールとフェンスの側枠を連結する連結金具と、を含んで成る、フェンス付きバリケード。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
前記バリケードブロックの接続部として正面視で左右非対称の第一凸部と第二凸部が形成されると共に、これらの凸部が複数のバリケードブロックを並べたときに上下に重なるように配置され、上下に重なった各凸部の縦孔に前記ポールが差し込まれてバリケードブロック同士が連結可能に構成された、請求項1記載のフェンス付きバリケード。
【請求項3】
前記連結金具が前記ポールを挟み込む第一挟持部と前記フェンスの側枠を挟み込む第二挟持部を備え、かつ、前記第一挟持部及び第二挟持部の少なくとも一方に、前記挟み込んだポールまたはフェンスが連結方向にスライド可能な可動スペースが形成されている、請求項1または2に記載のフェンス付きバリケード。
【請求項4】
前記バリケードブロックの本体部上面に前記フェンスの下部が挿入されるガイド溝が形成されている、請求項1または2に記載のフェンス付きバリケード。
【請求項5】
前記ポールの本体部がフェンスの厚さ以上の太さを有し、かつ、ポールの上端部が前記本体部よりも細く形成される一方、前記フェンスの側枠にフェンスの厚さの範囲内でループ部が形成されて、このループ部内に前記ポールの上端部が挿通可能となっている、請求項1または2に記載のフェンス付きバリケード。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、主に道路で使用されるフェンス付きバリケードに関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
高速道路などでは、進入を禁止するためのバリケードが設置されるのが一般的であり、この種のバリケードとしては、耐衝撃性に優れたプラスチック製のバリケードブロックが知られている(例えば、特許文献1・2参照)。このバリケードブロックは中空構造となっており、内側に水を入れることで重量を大きくできると共に自動車がぶつかったときの耐衝撃性を向上できる。
【0003】
しかしながら、上記従来のバリケードブロックは、内側に水を入れて一列に並べて連結することでバリケードを構築できるものの、運搬や注水、バランスの関係でバリケードブロックのサイズに限界があるため、バリケードブロックを高く形成することが難しく、バリケードブロックだけで高い位置まで防護することが難しいという問題がある。
【0004】
そのため、従来においては、バリケードブロックの上部にフェンスを取り付けたものも公知となっているが(特許文献3参照)、従来のフェンス付きバリケードは、フェンスの両端を取り付けるための取り付け孔をバリケードブロックの上面に形成する必要があったため、バリケードブロックの形状が複雑になり易い課題がある。
【0005】
また上記従来のフェンス付きバリケードは、バリケードブロックの上面に設けた取り付け孔にフェンスの脚を差し込む構造であったため、フェンスを安定した状態で支持することが難しく、自動車がぶつかったとき以外にも強風や地震などでフェンスがバリケードブロックから簡単に外れてしまう欠点がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特表平2012-516957号公報
特開2021-515127号公報
特開2023-139465号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、上記従来技術の問題を解決することを課題としており、要約するとバリケードブロックに注水して並べるだけ簡単にバリケードを構築することができ、またフェンスによって高い位置まで防護可能であると共に、バリケードブロックの形状を複雑化させずにフェンスを安定した状態で取り付けできるフェンス付きバリケードを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者は、上記課題を解決する手段として、合成樹脂製の中空ブロック体から成り、かつ、正面視における本体部の左右両側に縦孔11a付きの接続部11が形成されたバリケードブロック1と、前記バリケードブロック1の接続部11の縦孔11aに差し込まれるポール2と、前記バリケードブロック1上に配置される側枠31を備えたフェンス3と、前記ポール2とフェンス3の側枠31を連結する連結金具4と、を含んでフェンス付きバリケードBを構成した。
【0009】
また本発明では、上記バリケードブロック1の接続部11として正面視で左右非対称の第一凸部Pと第二凸部Qを形成すると共に、これらの凸部を複数のバリケードブロック1を並べたときに上下に重なるように配置し、上下に重なった各凸部の縦孔11aに前記ポール2を差し込んでバリケードブロック1同士を連結可能に構成できる。
【0010】
また本発明では、上記連結金具4に前記ポール2を挟み込む第一挟持部41と前記フェンス3の側枠31を挟み込む第二挟持部42を設けると共に、前記第一挟持部41及び第二挟持部42の少なくとも一方に、前記挟み込んだポール2またはフェンス3が連結方向にスライド可能な可動スペースSを形成することもできる。これにより、夏場などにバリケードブロック1が熱膨張してポール2とフェンス3の間隔が変わった場合でも、第一挟持部41または第二挟持部42内でポール2またはフェンス3の側枠31が動くことで連結部位にかかる負荷を軽減できる。
(【0011】以降は省略されています)

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