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公開番号
2025086663
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-09
出願番号
2023200804
出願日
2023-11-28
発明の名称
橋桁の補修方法
出願人
三井住友建設株式会社
代理人
弁理士法人大島特許事務所
主分類
E01D
22/00 20060101AFI20250602BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約
【課題】橋桁の補修方法において、橋桁の端部を補修し易くする。
【解決手段】パラペット6が上面に設けられた橋台2に支持される橋桁3の橋軸方向の端部の補修方法は、橋台2の背面側及びパラペット6の背面側に配置される土工部8を掘削する掘削工程(図2)と、掘削工程の後、パラペット6と橋桁3の端部を接続する既設の伸縮装置14及びパラペット6の少なくとも一部を取り除く除去工程(図3)とを有する。また、橋桁3の端部の補修方法は、除去工程の後、橋桁3の端部を補修する補修工程と、補修工程の後、橋台2の上に新設の伸縮装置33を支持するための支持部32及び新設の伸縮装置33を構築する構築工程(図8)と、構築工程の後、橋台2の背面側及び支持部32の背面側に土工部8を埋め戻す埋め戻し工程(図10)と、を有する。
【選択図】図10
特許請求の範囲
【請求項1】
パラペットが上面に設けられた橋台に支持される橋桁の橋軸方向の端部の補修方法であって、
前記橋台の背面側及び前記パラペットの前記背面側に配置される土工部を掘削する掘削工程と、
前記掘削工程の後、前記パラペットと前記橋桁の前記端部を接続する既設の伸縮装置及び前記パラペットの少なくとも一部を取り除く除去工程と、
前記除去工程の後、前記橋桁の前記端部を補修する補修工程と、
前記補修工程の後、前記橋台の上に新設の伸縮装置を支持するための支持部及び新設の前記伸縮装置を構築する構築工程と、
前記構築工程の後、前記橋台の前記背面側及び前記支持部の前記背面側に前記土工部を埋め戻す埋め戻し工程と、を有する橋桁の補修方法。
続きを表示(約 880 文字)
【請求項2】
前記除去工程では、前記パラペットの全体が取り除かれ、
前記構築工程では、前記支持部が前記橋台の上に構築される請求項1に記載の橋桁の補修方法。
【請求項3】
前記除去工程では、前記パラペットの上部のみが取り除かれ、
前記構築工程では、前記支持部が前記橋台に残存する前記パラペットを介して前記橋台の上に構築される請求項1に記載の橋桁の補修方法。
【請求項4】
前記除去工程の後、前記橋台の上面又は前記橋台に残存する前記パラペットの上面の前記橋軸方向の長さを前記土工部側へ拡張する拡張部を構築する拡張工程を更に有し、
前記支持部は、前記橋台及び前記拡張部の上に構築される請求項1に記載の橋桁の補修方法。
【請求項5】
前記支持部は、前記伸縮装置の下方に設けられ、且つ前記橋軸方向に交差する方向に延在する排水溝を有する請求項4に記載の橋桁の補修方法。
【請求項6】
前記橋桁は、コンクリート製の床版を有し、
前記補修工程は、
前記橋台に支持される前記床版の端部を斫り取る斫り工程と、
前記斫り工程の後、斫り取った前記床版の部分に補修部を構築する補修部構築工程とを有する、請求項5に記載の橋桁の補修方法。
【請求項7】
前記橋桁は、前記橋軸方向に延在し、前記床版が配置される鋼桁を更に有し、
前記補修工程は、
前記鋼桁の前記橋軸方向の端部を補修する鋼桁補修工程を更に有する、請求項6に記載の橋桁の補修方法。
【請求項8】
前記補修工程は、前記斫り工程の後、且つ前記補修部構築工程の前に、斫り取った前記床版の部分に補強筋を配置する補強工程を更に有する請求項6又は請求項7に記載の橋桁の補修方法。
【請求項9】
前記補強筋は、非鉄材料からなる請求項8に記載の橋桁の補修方法。
【請求項10】
前記支持部はプレキャストコンクリート製である請求項5に記載の橋桁の補修方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、橋台に支持される橋桁の端部の補修方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
コンクリート製の床版を有する橋梁の橋桁では、雨水や、寒冷地で散布される凍結防止剤などにより床版が損傷する。損傷した床版を補修するための工法として、特許文献1には、コンクリート床版の端部下面の補修工法が開示されている。特許文献1に記載の工法は、コンクリート床版の端部下面の補修個所をハツって除去する工程と、ハツって除去した部分に補修モルタルを注入する工程とを有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許4995945号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
橋桁と橋台に設けられたパラペットとの間には、橋桁の温度変化による変位を吸収するための遊間が設けられる。遊間には、雨水の一部や、寒冷地で散布される凍結防止剤などの一部が浸入し易いため、遊間を画定する橋桁の端部が損傷し易い。しかしながら、橋桁とパラペットとの間の遊間の橋軸方向の幅が狭く、特許文献1に記載の方法では橋桁の端部を補修することが困難である。
【0005】
本発明は、以上の背景に鑑み、橋桁の補修方法において、橋桁の端部を補修し易くすることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、パラペット(6)が上面に設けられた橋台(2)に支持される橋桁(3)の橋軸方向の端部の補修方法であって、前記橋台の背面側及び前記パラペットの前記背面側に配置される土工部(8)を掘削する掘削工程(図2)と、前記掘削工程の後、前記パラペットと前記橋桁の前記端部を接続する既設の伸縮装置(14)及び前記パラペットの少なくとも一部を取り除く除去工程(図3)と、前記除去工程の後、前記橋桁の前記端部を補修する補修工程と、前記補修工程の後、前記橋台の上に新設の伸縮装置(33)を支持するための支持部(32)及び新設の前記伸縮装置を構築する構築工程(図8)と、前記構築工程の後、前記橋台の前記背面側及び前記支持部の前記背面側に前記土工部を埋め戻す埋め戻し工程(図10)と、を有する。
【0007】
この態様によれば、土工部の掘削及びパラペットの除去が行われるため、橋桁の端部を補修するための作業を行う場所を確保することができる。したがって橋桁の端部を補修し易くすることができる。
【0008】
上記の態様において、前記除去工程では、前記パラペットの全体が取り除かれ、前記構築工程では、前記支持部が前記橋台の上に構築されるとよい。
【0009】
この態様によれば、橋桁の端部の全体を補修するための作業を行う場所を確保することができる。
【0010】
上記の態様において、前記除去工程では、前記パラペットの上部のみが取り除かれ、前記構築工程では、前記支持部が前記橋台に残存する前記パラペットを介して前記橋台の上に構築されるとよい。
(【0011】以降は省略されています)
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