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公開番号2025085163
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-05
出願番号2023198841
出願日2023-11-24
発明の名称路面加熱装置
出願人株式会社NIPPO
代理人弁理士法人クシブチ国際特許事務所
主分類E01C 23/14 20060101AFI20250529BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】大面積の既設路面を必要な温度まで短時間で加熱でき、既設路面の施工を容易にすることが可能な路面加熱装置を提供する。
【解決手段】アスファルト舗装された既設路面RSを加熱する路面加熱装置1であって、既設路面RSに向けて下面を開放し、下面の4隅には上下動可能に支持されて回転自在な車輪61を有する加熱装置本体2と、加熱装置本体2の頂部に配置されて、加熱装置本体2の内部に熱風を供給可能に形成されるバーナー装置20と、加熱装置本体2の底部に配置され、バーナー装置20からの熱風を整流させて、既設路面RSに均等に導く気流調整部材53と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
アスファルト舗装された既設路面を加熱する路面加熱装置であって、
前記既設路面に向けて下面を開放し、前記下面の4隅には上下動可能に支持されて回転自在な車輪を有する加熱装置本体と、
前記加熱装置本体の頂部に配置されて、前記加熱装置本体の内部に熱風を供給可能に形成されるバーナー装置と、
前記加熱装置本体の底部に配置され、前記バーナー装置からの熱風を整流させて、既設路面に均等に導く気流調整部材と、を備える、
路面加熱装置。
続きを表示(約 550 文字)【請求項2】
前記加熱装置本体は、略四角錘形状に形成される蓋体を備え、
前記蓋体の頂部に前記バーナー装置が配置され、前記バーナー装置により前記蓋体の内部に熱風を供給する、
請求項1に記載の路面加熱装置。
【請求項3】
前記加熱装置本体は、前記加熱装置本体の底部に位置して前記蓋体を支持する枠体を備え、
前記気流調整部材は、前記枠体の内側に、前記蓋体の下面に対向して配置される有孔板であり、
前記枠体と前記有孔板との間に空隙が設けられる、請求項2に記載の路面加熱装置。
【請求項4】
前記蓋体の頂部には前記バーナー装置からの熱風が流入する開口が形成され、
前記開口の直下に調整板が配置される、請求項2に記載の路面加熱装置。
【請求項5】
前記バーナー装置は、
前記加熱装置本体の頂部に連結されて、略水平に延びる水平部を有する導入管と、前記水平部に空気巻き込み空間をあけて挿入されるバーナー本体と、を備える、
請求項2に記載の路面加熱装置。
【請求項6】
前記加熱装置本体は、既設路面一車線の幅に相当する幅を備える、
請求項1乃至5のいずれかに記載の路面加熱装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、路面加熱装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、既設のアスファルト舗装に、防滑性を持たせること等を目的として溝を形成する施工が行われている。既設路面に施工を加える場合、施工性を高めるため、アスファルト舗装を加熱する施工が行われる。例えば、特許文献1には、路面に溝を形成するグルービング作業において、作業車両に搭載された加熱用ヒータによって路面材を加熱し軟化させてから、溝付きローラーを路面に圧接する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平7-82707号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の技術では、施工範囲の面積が大きい場合に、既設路面の温度を施工に適した温度まで加熱するのに時間がかかるという課題があった。特に、寒冷期には、既設路面を必要な温度まで加熱するのに夏季の2倍以上の時間がかかり、作業性が著しく低下するという課題がある。
そこで、本発明の目的は、上述した課題を解消し、大面積の既設路面を必要な温度まで短時間で加熱でき、既設路面の施工を容易にすることが可能な路面加熱装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の態様は、アスファルト舗装された既設路面を加熱する路面加熱装置であって、前記既設路面に向けて下面を開放し、前記下面の4隅には上下動可能に支持されて回転自在な車輪を有する加熱装置本体と、前記加熱装置本体の頂部に配置されて、前記加熱装置本体の内部に熱風を供給可能に形成されるバーナー装置と、前記加熱装置本体の底部に配置され、前記バーナー装置からの熱風を整流させて、既設路面に均等に導く気流調整部材と、を備える、路面加熱装置である。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、バーナー装置が供給する熱風を既設路面に均等に導くことにより、大面積の既設路面を必要な温度まで短時間で加熱でき、既設路面の施工を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
路面加熱装置の平面図である。
路面加熱装置の側面図である。
路面加熱装置の側面図である。
路面加熱装置の要部平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、添付された図面を参照し、本発明を実施するための実施形態について詳述する。
図1は、本実施形態の適用対象である路面加熱装置1の平面図である。図2は路面加熱装置1の側面図であり、図1に符号Aで示す方向から路面加熱装置1を見た図である。図3は、路面加熱装置1の側面図であり、図1に符号Bで示す方向から路面加熱装置1を見た図である。
【0009】
図2及び図3は、加熱対象の路面RSに路面加熱装置1が設置された、路面加熱装置1の使用状態を示す。図1~図4の各図には、X軸、Y軸、及びZ軸を示す。X軸、Y軸、及びZ軸は互いに直交し、X軸は路面加熱装置1の左右方向に相当し、Y軸は路面加熱装置1の前後方向に相当する。Z軸は路面RSに垂直な鉛直方向を示し、路面加熱装置1の上下方向に相当する。以下の説明では、X軸の正方向を左方向、Y軸の正方向を前方、Z軸の正方向を上方とする。
【0010】
路面加熱装置1は、既設の路面RSを加熱する装置である。路面RSは、例えば、アスファルト舗装された道路の路面である。路面加熱装置1は、加熱装置本体2を有する。本実施形態の路面加熱装置1は、2つの加熱ユニット2a、及び、加熱ユニット2bを連結して構成される。
(【0011】以降は省略されています)

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