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公開番号
2025088623
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-11
出願番号
2023203432
出願日
2023-11-30
発明の名称
融雪装置
出願人
株式会社 トラストプラン
,
株式会社 太陽地所
代理人
個人
主分類
E01H
5/10 20060101AFI20250604BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約
【課題】 大量の雪が投入された場合にも融雪を促進して溢水被害を防ぎ、融雪水を円滑に排水できる。貯留した水を加温する為のヒーターや給湯機等を使用せず、設備の維持経費を抑えてより経済的に利用可能な融雪装置を提供する。
【解決手段】 除雪対象敷地100に敷設され、底壁20及び周囲の側壁21(210)を有し、上端に投雪口22を有した融雪溝2と、前記融雪溝2に、熱源水8を供給する給水部3と、前記融雪溝2と、前記除雪対象敷地100に近接し前記融雪溝2よりも下流となる高低差を有した排水溝200とを繋ぐ排水管4とを備え、前記排水管4は、前記融雪溝2の底壁20近傍に開口する雨水流入口40と、前記雨水流入口40を開閉自在に閉鎖する排水栓41と、前記融雪溝2の底壁20と投雪口22との間に有って上向きに開口する融雪水流入口42と、前記排水溝200内に開口する流出口43とを有する融雪装置1。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
除雪対象敷地に敷設され、底壁及び周囲の側壁を有し、上端に投雪口を有した融雪槽と、
前記融雪槽に、熱源水を供給する給水部と、
前記融雪槽と前記除雪対象敷地に近接し前記融雪槽よりも下流となる高低差を有した排水溝とを繋ぐ排水管とを備え、
前記排水管は、
前記融雪槽の底壁近傍に開口する雨水流入口と、
前記雨水流入口を開閉自在に閉鎖する排水栓と、
前記融雪槽の底壁と投雪口との間に開口する融雪水流入口と、
前記排水溝内に開口する流出口と
を有することを特徴とする融雪装置。
続きを表示(約 370 文字)
【請求項2】
前記排水管は、
前記雨水流入口と流出口とを繋ぐ横管部と、
前記水平管の中途部と、前記融雪水流入口とを繋ぐ縦管部と
を備えた、請求項1記載の融雪装置。
【請求項3】
前記融雪槽は、中途部に複数の通水孔が点在状に穿設された通水管が少なくとも1本内装された、請求項1記載の融雪装置。
【請求項4】
前記融雪槽は、両端に止水壁を有し、上端開口を投雪口とされたU字溝からなり、下流端が前記排水溝に接続された融雪溝とされ、
前記給水部の熱源水を地下水とした、
請求項1記載の融雪装置。
【請求項5】
前記融雪槽の上流端に、前記除雪対象敷地に雨水排水用として敷設された少なくとも1本の雨水排水溝の下流端が接続された、請求項1記載の融雪装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、積雪した雪を水に投入して融雪する消雪技術に関連し、特に一時的に貯留した水に除雪した雪を投入し、水の熱エネルギーで融解した水を排水溝や流雪溝等に排水する融雪装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来の除雪施設としての流雪溝は、投入された雪を流し切る為に少なくとも100L/sの流量を要すると言われている。少量の水流量しか確保出来ない場合や、融解を待たずに限度を超えて大量の雪を投入してしまった場合に周辺に溢れ出て溢水被害を招く虞がある。こうした流雪溝の欠点を克服するものとして、貯留した水に雪を投入し、水のもつ僅かな熱エネルギーを効率的に利用して、時間をかけて雪を溶かす消融雪溝が開発されている。
【0003】
例えば、特許文献1(特開平7-26614号公報)には、板の両端の上下及び下端の全幅にゴム又は軟質樹脂製パッキンを装着し、中央下端寄りに減水栓を、又、前記板の上部の片方あるいは両側に浮き上がり防止具を取り付け、水路側面に設置した格納用の治具に保管できるようにした融雪溝用の止水板及び融雪溝装置が示されている。
特許文献2(実用新案登録第3142301号公報)には、融雪槽を地中に埋設し、水中ヒーターと給湯器によって融雪水を加温しながら水中ポンプで循環させ、槽内に圧送パイプを架設し、L型アングル材を用いて、これに圧力水を噴出飛散、散布して融雪を促す融雪水加温循環式融雪槽が示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平7-26614号公報
実用新案登録第3142301号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前記特許文献1の融雪溝用の止水板を有した融雪溝装置は、融雪溝に一定間隔に設けた止水板で水流を堰き止め、水の熱エネルギーを利用して投雪された雪塊を融解させる。前記減水栓は、それを開けることで上流側と下流側の水圧差が均一化され、前記止水板を取り外しが容易になる。しかしながら、投入された雪の量が多すぎると、雪塊が前記止水板の上部を塞ぎ、周囲に溢水してしまう虞がある。
【0006】
前記特許文献2の融雪水加温循環式融雪槽は、水道水を使用せず融雪水を加温し、循環利用する融雪槽であって、融雪溝の無い地域に適している。しかしながら、水中ヒーターや給湯器、水中ポンプ等を必要とし、設備の維持経費が嵩むものであった。
【0007】
本発明は、斯かる実情に鑑み、大量の雪が投入された場合にも融雪を促進して溢水被害を防ぎ、融雪水を円滑に排水できる。貯留した水を加温する為のヒーターや給湯機等を使用せず、設備の維持経費を抑えてより経済的に利用可能な融雪装置を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、雪対象敷地に敷設され、底壁及び周囲の側壁を有し、上端に投雪口を有した融雪槽と、前記融雪槽に、熱源水を供給する給水部と、前記融雪槽と前記除雪対象敷地に近接し前記融雪槽よりも下流となる高低差を有した排水溝とを繋ぐ排水管とを備え、前記排水管は、前記融雪槽の底壁近傍に開口する雨水流入口と、前記雨水流入口を開閉自在に閉鎖する排水栓と、前記融雪槽の底壁と投雪口との間に開口する融雪水流入口と、前記排水溝内に開口する流出口とを有したことを特徴とする融雪装置にかかるものである。
【0009】
上記構成によれば、以下のような作用が得られる。
本発明の融雪装置は、春期乃至秋期にかけて前記雨水流入口の排水栓を開放する。前記融雪槽に流入する雨水等を、前記排水管の前記雨水流入口から前記流出口を通じて前記排水溝に排水する。冬期には、前記雨水流入口を排水栓で閉鎖する。前記給水部が、前記融雪槽に熱源水を連続供給する。前記除雪対象敷地内の積雪を除雪し、前記投雪口より融雪槽内の熱源水に投入すると、前記熱源水の熱エネルギーを受けて融雪する。融雪水は、前記融雪水流入口を通じて前記流出口より前記排水溝に排水する。
【0010】
前記融雪槽は、投雪口にグレーチングや金属製又コンクリート製等の蓋を設置できる。前記グレーチングや蓋は、前記投雪口に対し、着脱自在に嵌合されたり、開閉ヒンジを有したりして開閉自在に設置できる。前記排水栓は、前記雨水流入口に着脱自在な蓋、栓、キャップなどによって構成できる。又、着脱せずに開閉できる開閉バルブに置き換えできる。前記融雪水流入口は、上向きに開口しているから、熱源水に浮いて押し寄せる雪塊に塞がれるのを防止する。前記排水管を有するから、前記排水溝への排水箇所に雪塊を堰き止める為のトラップが不要となる。特に当該排水管の内径は10mm以上、150mm以下とすることができ、当該排水管の流路にはフィルターを設けたり、トラップ構造を設けることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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