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公開番号
2025066400
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-23
出願番号
2023175960
出願日
2023-10-11
発明の名称
石材ブロックの評価方法
出願人
大成ロテック株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
E01C
5/06 20060101AFI20250416BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約
【課題】石材ブロック底面とグラウト材の付着強度と石材ブロック底面へのグラウト材の充填性を単一の試験によって評価可能な石材ブロックの評価方法を提供すること。
【解決手段】本発明の石材ブロックの評価方法は、滑り抵抗値試験によって、石材ブロック10底面の滑り抵抗値(BPN)を測定する、測定ステップS1と、BPNと路面テクスチャの相関関係に基づいて、BPNから石材ブロック10底面の算術平均粗さ(Ra値)及び二乗平均平方根粗さ(Rq値)を求める、換算ステップS2と、Ra値が第1閾値以上であり、かつRq値が第2閾値以下であることによって、石材ブロックが品質水準を満たすと評価する、評価ステップS3と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
粒状層の上に複数の石材ブロックを配列し、隣り合う前記石材ブロックの目地から前記目地内及び前記粒状層内にグラウト材を注入し固化させてなる、石材ブロック舗装において、前記石材ブロックを評価する、石材ブロックの評価方法であって、
滑り抵抗値試験によって、前記石材ブロック底面の滑り抵抗値(BPN)を測定する、測定ステップと、
前記BPNと路面テクスチャの相関関係に基づいて、前記BPNから前記石材ブロック底面の算術平均粗さ(Ra値)及び二乗平均平方根粗さ(Rq値)を求める、換算ステップと、
前記Ra値が第1閾値以上であり、かつ前記Rq値が第2閾値以下であることによって、前記石材ブロックが品質水準を満たすと評価する、評価ステップと、を備えることを特徴とする、
石材ブロックの評価方法。
続きを表示(約 200 文字)
【請求項2】
前記換算ステップにおいて、路面波長0.5mm以下の路面テクスチャを用いることを特徴とする、
請求項1に記載の石材ブロックの評価方法。
【請求項3】
前記換算ステップにおいて、前記Rq値と前記Ra値が、
1.1Ra < Rq <1.2Ra ・・(式1)
の関係にあることを特徴とする、
請求項1又は2に記載の石材ブロックの評価方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、石材ブロックの評価方法に関し、特に石材ブロック底面とグラウト材の付着強度と石材ブロック底面へのグラウト材の充填性を単一の試験によって評価可能な石材ブロックの評価方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
車道走行用の路面強度を確保しつつ景観性にも配慮した舗装として、「インジェクト工法(登録商標)」と呼ばれる石材ブロック舗装が知られる。
石材ブロック舗装は、下地舗装上に砕石からなるインジェクト層を設け、インジェクト層上に矩形に切り出した石材ブロックを敷き並べ、隣り合う石材ブロックの目地から目地内及びインジェクト層内に、アスファルト乳剤にセメントと砂を混合したCAモルタル(セメントアスファルト乳剤モルタル)を注入し、CAモルタルの固化によって石材ブロックを側面と底面から5面拘束して構築する(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-371512号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
石材ブロック舗装は、CAモルタルによる5面拘束によって耐久性を確保する構造であるため、石材ブロックの底面とCAモルタルとの付着強度が十分でないと、石材ブロックの底面がインジェクト層から剥離し、車両の通行に伴い石材ブロックが揺動を繰り返すことで破損するおそれがある。
石材ブロックの付着強度は主に切断面の粗度に依存するが、石材は天然素材であるため均一の品質を確保することができない。このため、所定の付着強度を確保可能な石材ブロックを選別する必要がある。
一般に石材ブロックは、切断面の粗度が高ければCAモルタルとの付着強度は大きくなる。しかし、石材ブロック舗装は石材ブロックの目地から底面下にCAモルタルを充填する工法によるため、底面に顕著な凹凸が存在するとCAモルタルの充填が阻害され、かえって剥離しやすくなるおそれがある。
以上より、石材ブロックの評価では、CAモルタルと所定の付着強度を確保可能な粗度と、CAモルタルの流動を阻害しない程度の平坦性という相反する2つの要件を満たす必要があるが、このような評価方法は従来存在しない。
【0005】
本発明の目的は、以上のような従来技術の課題を解決するための石材ブロックの評価方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の石材ブロックの評価方法は、滑り抵抗値試験によって、石材ブロック底面の滑り抵抗値(BPN)を測定する、測定ステップと、BPNと路面テクスチャの相関関係に基づいて、BPNから石材ブロック底面の算術平均粗さ(Ra値)及び二乗平均平方根粗さ(Rq値)を求める、換算ステップと、Ra値が第1閾値以上であり、かつRq値が第2閾値以下であることによって、石材ブロックが品質水準を満たすと評価する、評価ステップと、を備えることを特徴とする。
【0007】
本発明の石材ブロックの評価方法は、換算ステップにおいて、路面波長0.5mm以下の路面テクスチャを用いてもよい。
【0008】
本発明の石材ブロックの評価方法は、換算ステップにおいて、Rq値とRa値が、[1.1Ra < Rq <1.2Ra ・・(式1)]の関係にあってもよい。
【発明の効果】
【0009】
本発明の石材ブロックの評価方法は、石材ブロック底面とグラウト材の付着強度と石材ブロック底面へのグラウト材の充填性という相反する2つの品質条件を単一の滑り抵抗値試験によって評価し、品質水準を満たす石材ブロックを簡易かつ客観的に選別することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明に係る石材ブロックの評価方法の説明図
本発明に係る石材ブロック舗装の説明図
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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