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公開番号
2025070263
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-02
出願番号
2023180443
出願日
2023-10-19
発明の名称
再帰性反射型防草シート及びその製造方法
出願人
ユニチカ株式会社
,
太陽工業株式会社
代理人
個人
主分類
E01H
11/00 20060101AFI20250424BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約
【課題】 夜間において縁石の位置が視認しやすい再帰性反射型防草シートを提供する。
【解決手段】 この再帰性反射型防草シートは、車道又は歩道と縁石との境界に敷設する。この再帰性反射型防草シートは、表面から、透明樹脂層1に埋設されたガラスビーズ2、アルミニウム層3、不織布層4及びアスファルト層5の順に積層一体化されてなる。透明樹脂層1に埋設されたガラスビーズ2とアルミニウム層3により、夜間において、車両のヘッドライトを当てると、表面の色が銀灰色として視認されるので、縁石の位置を確認することができる。アルミニウム層3と不織布層4は、アルミニウム蒸着不織布で形成されている。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
車道又は歩道と縁石との境界に敷設する防草シートにおいて、
前記防草シートは、表面から、透明樹脂層に埋設されたガラスビーズ、アルミニウム層、不織布層及びアスファルト層の順に積層一体化されてなる再帰性反射型防草シート。
続きを表示(約 480 文字)
【請求項2】
透明樹脂層に埋設されたガラスビーズとアルミニウム層により、表面の色が銀灰色として視認される請求項1記載の再帰性反射型防草シート。
【請求項3】
アルミニウム層と不織布層とが、アルミニウム蒸着を施されてなる不織布で構成されている請求項1記載の防草シート。
【請求項4】
透明樹脂層がアクリル系樹脂で構成されている請求項1記載の防草シート。
【請求項5】
表面にアルミニウム蒸着が施されてなる不織布の該アルミニウム蒸着面に、アクリル系樹脂を溶媒に溶解した透明溶液を塗布する工程、
塗布後、アクリル系樹脂が固化する前に、ガラスビーズを該アクリル系樹脂面に散布し、アクリル系樹脂中にガラスビーズを圧入する工程及び
アスファルトシート表面を加熱して軟化又は溶融させ、前記不織布の裏面に貼着する工程を具備する再帰性反射型防草シートの製造方法。
【請求項6】
不織布は、横断面が扁平な長繊維で構成されている長繊維不織布である請求項5記載の再帰性反射型防草シートの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、舗装車道等と縁石との境界に敷設する再帰性反射型防草シート及びその製造方法に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、舗装車道と縁石の境界や歩道と縁石の境界に防草シートを敷設することが行われている(特許文献1)。これらの境界には隙間があり、この隙間から雑草が生い茂るのを防止するためである。防草シートとしては、不織布にアスファルトを含浸したアスファルトシートが用いられている。
【0003】
かかる防草シートは表面が黒色であるため、夜間において縁石の位置が視認しにくく、舗装車道を走行している車両が縁石にぶつかったり、歩道に乗り上げるということがあった。
【0004】
特開2008-69527号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の課題は、夜間において縁石の位置が視認しやすい防草シートを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、特定の構成を有する防草シートを用いることにより、上記課題を解決したものである。すなわち、本発明は、車道又は歩道と縁石との境界に敷設する防草シートにおいて、前記防草シートは、表面から、透明樹脂層に埋設されたガラスビーズ、アルミニウム層、不織布層及びアスファルト層の順に積層一体化されてなる再帰性反射型防草シート及びその製造方法に関するものである。
【0007】
本発明に係る再帰性反射型防草シートは、透明樹脂層1に埋設されたガラスビーズ2、アルミニウム層3、不織布層4及びアスファルト層5の順に積層一体化されてなる。透明樹脂層1としては、従来公知の樹脂で形成されており、特に透明性に優れたアクリル系樹脂で形成されているのが好ましい。ガラスビーズ2は、透明樹脂層1に埋設されている。たとえば、図1に示すように、ガラスビーズ2の一部が透明樹脂層1上に出た状態で埋設されていてもよいし、ガラスビーズ2が透明樹脂層1中に完全に埋設されていてもよい。ガラスビーズ2の粒径は、一般的に、0.1~0.8mm程度である。ガラスビーズ2は、図1に示すように、疎らに埋設されている。具体的には、50~200個/cm
2
程度の密度又は50~250g/m
2
程度の密度で埋設されている。疎らに埋設されていることにより、夜間において車両のヘッドライトに当たると、再帰光とアルミニウム層3の色が混合され、銀灰色として視認される。なお、透明樹脂層1及びガラスビーズ2の表面に、透明な保護層を設けてもよい。
【0008】
アルミニウム層3としては、アルミニウム箔又はアルミニウム蒸着合成樹脂フィルムで形成されていてもよいが、アルミニウム蒸着不織布で形成するのが好ましい。アルミニウム蒸着不織布は、不織布にアルミニウム蒸着を施したもので、アルミニウム層3と不織布層4を同時に形成することができるからである。アルミニウム蒸着不織布を使用しない場合、アルミニウム層3と不織布層4の間に、合成樹脂フィルム等の他の材料が存在していてもよい。なお、不織布層4とアスファルト層5の間にも、任意の材料が存在していてもよい。
【0009】
アルミニウム蒸着不織布に用いる不織布は、アルミニウム蒸着しやすいように、表面が平滑な不織布を採用するのが好ましい。具体的には、横断面が扁平な長繊維で構成されている長繊維不織布(いわゆるスパンボンド不織布)を採用するのが好ましい。扁平の程度は、長径と短径の比が5以上の扁平度を持つものが好ましい。不織布の目付は、50~100g/m
2
程度が好ましい。横断面が扁平な長繊維で構成され、この程度の目付を持つ長繊維不織布は、表面から裏面に貫通する空隙が少なく、雑草の根や茎も貫通しにくくなり、防草シートに用いるのに適している。
【0010】
アスファルト層5は、石油アスファルト、天然アスファルト又は改質アスファルト等のアスファルトを主体したアスファルトシートで形成されている。たとえば、目付100~300g/m
2
のニードルパンチ不織布に、アスファルトを0.8~2.5kg/m
2
含浸して、アスファルトシートが得られる。アスファルトシートの表面は粘着性を有しているので、この粘着性を利用して不織布に貼付することにより、アスファルト層5を形成しうる。特に、アスファルトシート表面を加熱バーナー等で加熱して、アスファルトを軟化又は溶融させて、不織布の裏面に貼着すれば、不織布層4と強固に積層一体化されたアスファルト層5が得られる。なお、アスファルトシートの裏面も粘着性を有しているので、取り扱いやすいように、離型紙等を積層しておいてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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