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公開番号
2025080228
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-23
出願番号
2024193722
出願日
2024-11-05
発明の名称
車両用シート
出願人
デルタ工業株式会社
,
ユニチカ株式会社
,
長瀬産業株式会社
代理人
弁理士法人三協国際特許事務所
主分類
B60N
2/42 20060101AFI20250516BHJP(車両一般)
要約
【課題】製造コストの上昇を抑えながら、車両衝突時に後部乗員の保護を図ることができる車両用シートを提供する。
【解決手段】車両用シート1のシートバックは、シートカバー12と、シートカバー12の内方に収容された内装部材14~17と、内装部材14~17よりも後方側において、内装部材14~17とシートカバー12との間に配設された内突対策のための緩衝部材13と、を備える。緩衝部材13は、熱可塑性の化学繊維で構成される不織布からなる単一部材からなるとともに、ショアA硬度が50以上、且つ、曲率半径が3.2mm以上となるように構成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
シートクッションとシートバックとを備える車両用シートであって、
前記シートバックは、
当該シートバックの外装を構成するシートカバーと、
前記シートカバーの内方に収容された内装部材と、
前記内装部材よりも車両後方側において、前記内装部材と前記シートカバーとの間に配設された内突対策のための緩衝部材と、
を備え、
前記緩衝部材は、熱可塑性の化学繊維で構成される不織布からなる単一部材からなるとともに、ショアA硬度が50以上、且つ、曲率半径が3.2mm以上となるように構成されている、
車両用シート。
続きを表示(約 740 文字)
【請求項2】
前記緩衝部材を車両前後方向の一方から見る場合に、前記緩衝部材は、
矩形の胴部と、
前記胴部と一体形成されるとともに、前記胴部に対して車両左右方向のそれぞれに突出するように設けられた翼部と、
を有する、
請求項1に記載の車両用シート。
【請求項3】
前記シートカバーにおける前記緩衝部材の側に固定された係止部材を更に備え、
前記緩衝部材は、車両前後方向に貫通する貫通孔であって、前記係止部材の一部が挿通されて前記係止部材が係止される前記貫通孔を有する、
請求項1に記載の車両用シート。
【請求項4】
前記緩衝部材を車両前後方向の一方から見る場合に、前記緩衝部材は、一部に設けられた高硬度部と、当該高硬度部が設けられた部分とは別の部分に設けられた、前記高硬度部よりも硬度が低い低硬度部と、を有する、
請求項1に記載の車両用シート。
【請求項5】
前記内装部材は、車両後方に向けて凸となる角部を有し、
前記緩衝部材における前記高硬度部は、前記内装部材における前記角部に対して前記車両後方側の部分に配されている、
請求項4に記載の車両用シート。
【請求項6】
前記緩衝部材における前記低硬度部は、前記シートバックにおける車両上下方向の下部の後側の面が曲面で構成されるように、当該曲面で構成される部分に配されている、
請求項4に記載の車両用シート。
【請求項7】
前記緩衝部材は、熱成形法を用いて1枚の前記不織布が成形されてなる部材である、
請求項1から請求項6の何れかに記載の車両用シート。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用シートに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
車両用シートは、シートクッションとシートバックとを備える。シートバックは、シートバックフレームと、シートバックパッドと、シートカバーと、を備える。また、シートバックにおけるシートバックパッドの背面側には、カプラーやランバーサポートなどの内装部材が配置されている。このような内装部材には、尖った角を有する形状のものも含まれる。
【0003】
ここで、車両衝突時における乗員の保護(特に、頭部や脚部の保護)を図るために、車両用シートに対しても種々の取り組みがなされている。例えば、特許文献1には、シートバックパッドに対してシートカバーを固定するためのC字リングの背面側に配された保護突片を有する構成が開示されている。保護突片は、発泡材料を用いて形成されており、シートバックパッドの背面側表面に被着されるフェルト材層に一体的に形成されている。
【0004】
また、特許文献2では、シートバックフレームとシートカバーとの間に配設された緩衝部材を有する構成が開示されている。緩衝部材は、それぞれがゴムなどから構成された2層の部位同士が接着されてなる構成を有する。そして、特許文献2では、緩衝部材の硬度(ショアA硬度)を50以上に設定することが開示されている。
【0005】
特許文献1,2に開示の車両用シートでは、内装部材とシートカバーとの間に保護突片や緩衝部材などを配することで、車両衝突時における後部の乗員の保護を図ることとしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第3407008号公報
特許第6565722号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上記特許文献1,2に開示の車両用シートにおいては、製造コストの低減という観点で改善の余地がある。具体的に、上記特許文献1,2に開示の車両用シートでは、複数の部材を組み合わせて緩衝部材等が構成されており、製造コストの上昇を招くことになると考えられる。
【0008】
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであって、製造コストの上昇を抑えながら、車両衝突時に後部乗員の保護を図ることができる車両用シートを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一態様に係る車両用シートは、シートクッションとシートバックとを備える車両用シートである。前記シートバックは、当該シートバックの外装を構成するシートカバーと、前記シートカバーの内方に収容された内装部材と、緩衝部材と、を備える。前記緩衝部材は、前記内装部材よりも車両後方側において、前記内装部材と前記シートカバーとの間に配設された内突対策のための部材である。
【0010】
本態様に係る車両用シートにおいて、前記緩衝部材は、熱可塑性の化学繊維で構成される不織布からなる単一部材からなる。また、前記緩衝部材は、ショアA硬度が50以上、且つ、曲率半径が3.2mm以上となるように構成されている。
(【0011】以降は省略されています)
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