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公開番号2025074401
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-14
出願番号2023185173
出願日2023-10-30
発明の名称除雪機
出願人株式会社ハルコン
代理人個人
主分類E01H 5/02 20060101AFI20250507BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】投雪方向を簡単に且つ確実に調整する手段を備えた小型軽量ハンディタイプのロータリー除雪機を提供する。
【解決手段】取込口11から集雪部12に取り込んだ雪を投雪ガイド13およびシュート14に向けて吹き飛ばす方向にローター15を回転させ、シュート先端から投雪する除雪機10において、投雪方向を調整可能にした。投雪ガイドの上端部(またはシュートの下端部)に所定間隔ごとに設けた複数のL字形ピン溝25と、シュートの下端部(または投雪ガイドの上端部)においてL字形ピン溝に対応する位置に設けた複数のピン27とを有する。各L字形ピン溝は、ピン挿通部251と、その奥端から横方向に延長するピン係止部252とからなり、ピンが、L字形ピン溝のピン挿通部からピン係止部に入り込むことにより、それらの係止位置に応じて、投雪方向を前記所定間隔ごとに切り替え調整可能である。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
雪を取り込む取込口を備える集雪部と、集雪部の内部に設けられるローターと、取込口から集雪部の内部に取り込んだ雪を集雪部の上方に連通して設けられた投雪ガイドに向けて吹き飛ばす方向にローターを回転駆動させるモーターと、先端が集雪部に接続されると共に手元側にグリップおよびモーター用スイッチが設けられたシャフトと、投雪ガイドの上端に接続手段を介して回動自在に接続されるシュートとを有し、前記接続手段は、シュートの先端からの投雪方向を切り替え可能であることを特徴とする除雪機。
続きを表示(約 370 文字)【請求項2】
前記接続手段は、投雪ガイドの上端部およびシュートの下端部のいずれか一方に所定間隔ごとに設けられる複数のL字形ピン溝と、投雪ガイドの上端部およびシュートの下端部の他方においてL字形ピン溝に対応する位置に設けられる複数のピンとからなり、L字形ピン溝は、上記一方の上端または下端に開口するピン挿通部と、ピン挿通部の奥端から横方向に延長するピン係止部とを有してなり、ピンが、L字形ピン溝のピン挿通部を挿通してピン係止部に入り込むことにより、各ピンと各L字形ピン溝の係止位置に応じて、投雪ガイドに対するシュートの向きを前記所定間隔ごとに調整して接続可能であることを特徴とする、請求項1記載の除雪機。
【請求項3】
前記L字形ピン溝および前記ピンが90度間隔で設けられることを特徴とする、請求項2記載の除雪機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は除雪機に関し、特に、投雪方向を調整可能にした手押し式のロータリー除雪機に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
多雪地域において広く普及し使用される除雪機としては各種のタイプが提案されており、その主流となるいわゆるロータリー式除雪機は、雪を取り込む取込口を備える集雪部(ドラム)と、集雪部の内部に設けられるローター(オーガ)と、集雪部の取込口から集雪部の内部に取り込んだ雪を集雪部に接続したシュートを介して投雪する方向に吹き飛ばすようにローターを回転駆動させるモーターとを有して構成されている(たとえば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-291633号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来のロータリー式除雪機は、シュートからの投雪方向が前方の一方向に固定されて調整できないものが多かった。除雪箇所周囲の道路状況や隣地・隣家との位置関係などによっては、前方ではなく、左右方向に投雪することが望ましい場合があるが、このような場合に対応するためには、固定シュートを有する除雪機では除雪機自体の向き(進行方向)を変えなければならず、不便且つ非効率であった。
【0005】
シュートを回転可能にして投雪方向を調整可能にすることも提案されているが、回転調整のための電気的制御や、ボルトおよびナットを用いた接続などの複雑で作業手間を要する調整機構を用いたものは、個人宅などで使用する簡易な手押し式除雪機に採用することは困難である。一方、シュートをフリー回転可能にしたものでは、シュートの向き(投雪方向)を可変位置で仮固定することが難しく、作業中に向きが不意に変わってしまうことがあった。
【0006】
したがって、本発明が解決しようとする課題は、上記問題を解決し、投雪方向を簡単に且つ確実に調整する手段を備えた小型軽量ハンディタイプのロータリー除雪機を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この課題を解決するため、請求項1に係る本発明は、雪を取り込む取込口を備える集雪部と、集雪部の内部に設けられるローターと、取込口から集雪部の内部に取り込んだ雪を集雪部の上方に連通して設けられた投雪ガイドに向けて吹き飛ばす方向にローターを回転駆動させるモーターと、先端が集雪部に接続されると共に手元側にグリップおよびモーター用スイッチが設けられたシャフトと、投雪ガイドの上端に接続手段を介して回動自在に接続されるシュートとを有し、前記接続手段は、シュートの先端からの投雪方向を切り替え可能であることを特徴とする除雪機である。
【0008】
請求項2に係る本発明は、請求項1記載の除雪機において、前記接続手段は、投雪ガイドの上端部およびシュートの下端部のいずれか一方に所定間隔ごとに設けられる複数のL字形ピン溝と、投雪ガイドの上端部およびシュートの下端部の他方においてL字形ピン溝に対応する位置に設けられる複数のピンとからなり、L字形ピン溝は、上記一方の上端または下端に開口するピン挿通部と、ピン挿通部の奥端から横方向に延長するピン係止部とを有してなり、ピンが、L字形ピン溝のピン挿通部を挿通してピン係止部に入り込むことにより、各ピンと各L字形ピン溝の係止位置に応じて、投雪ガイドに対するシュートの向きを前記所定間隔ごとに調整して接続可能であることを特徴とする。
【0009】
請求項3に係る発明は、請求項2記載の除雪機において、前記L字形ピン溝および前記ピンが90度間隔で設けられることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
請求項1に係る本発明によれば、シュート先端からの投雪方向を切り替えることができるので、除雪箇所周囲の道路状況や隣地・隣家との位置関係などに応じて適切な方向に投雪することができるので、他者に迷惑を掛けることなく効率的に除雪作業を行うことができる。
(【0011】以降は省略されています)

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