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公開番号2025073548
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-13
出願番号2023184453
出願日2023-10-27
発明の名称仮設通路
出願人株式会社京都スペーサー
代理人個人,個人
主分類E01C 9/08 20060101AFI20250502BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】ロードコーンや単管バリケードに依存せずに仮設通路自体の存在を明確にしつつ通路幅を確保して、車椅子及び歩行者の通行を円滑に行える仮設通路を提供する。
【解決手段】仮設通路の仮設通路本体に、その通路方向で予め定めた間隔置きに複数の仮設装置2を設置するとともに、その通路方向に亘って敷設シートを敷設する。各仮設装置2は、仮設通路本体の通路幅の両端間を延びる板フレーム部21と、各板フレーム部21の両端を起点にして当該各板フレーム部21よりも外側を通路方向両側にそれぞれ延びる延長フレーム部22,22と、両延長フレーム部22,22の通路方向中央位置よりそれぞれ上方へ起立するポール部23と、通路方向で互いに相隣なる各仮設装置2同士を繋ぐように連結するプラスチックチェーンと、各ポール部23の上端でプラスチックチェーンの端部を係止する係止具24とを備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
人が集まる現場やその周辺において臨時に歩行者や車椅子などの通行を安全に行えるようにするために仮設される仮設通路本体を有する仮設通路であって、
前記仮設通路本体は、当該仮設通路本体の通路方向において予め定められた間隔置きに設置される複数の仮設装置を備えているとともに、その通路方向に亘って敷設される敷設シートを備えており、
前記各仮設装置は、
前記仮設通路本体の通路幅の両端間を延びる板フレーム部と、
前記各板フレーム部の両端を起点にして当該各板フレーム部の通路方向両側にそれぞれ延長された延長フレーム部と、
前記両延長フレーム部の通路方向中央位置に設けられ、その通路方向中央位置よりそれぞれ上方へ起立するポール部と、
前記仮設通路本体の通路方向で互いに相隣なる前記各仮設装置同士を繋ぐように連結する連結部材と、
前記各ポール部の上端に設けられ、前記連結部材の端部を係止する係止具と、
を備えていることを特徴とする仮設通路。
続きを表示(約 990 文字)【請求項2】
前記各係止具には、情報を表示するための表示体を掲示する掲示部材が設けられている請求項1に記載の仮設通路。
【請求項3】
前記各ポール部は、前記両延長フレーム部の通路方向中央位置に対し取付手段を介して取り付けられている請求項1又は請求項2に記載の仮設通路。
【請求項4】
前記取付手段は、前記各ポール部の下端部に設けられた雄ねじ部及び雌ねじ部の一方と、前記両延長フレーム部の通路方向中央位置に設けられ、前記雄ねじ部及び雌ねじ部の一方と螺合する雄ねじ部及び雌ねじ部の他方を有する螺合部材とを備えている請求項3に記載の仮設通路。
【請求項5】
前記取付手段は、
前記各ポール部の下端より略90°屈曲されて前記各板フレーム部の通路方向両側の延長フレーム部のうちの一方の向きに沿って略水平に延びる延長部、及びこの延長部の先端より略U字状に略水平に折り返された折り返し部を備えた延長部分と、
前記一方の延長フレーム部に固設され、前記延長部分の延長部を前記各板フレーム部の通路方向複数箇所でそれぞれ通路方向に摺動自在にかつ前記延長部の軸線回りに回転自在に支持する複数の支持部と、
前記一方の延長フレーム部に固設され、前記各ポール部の起立時に前記延長部分の折り返し部の先端を挿通させた状態に保持する保持部と、
を備えている請求項3に記載の仮設通路。
【請求項6】
前記取付手段は、
前記各ポール部の下端より略90°屈曲されて前記各板フレーム部の通路方向両側の延長フレーム部のうちの一方の向きに沿って略水平に延びる延長部と、
前記一方の延長フレーム部に固設され、前記延長部を前記各板フレーム部の通路方向に摺動自在にかつ前記延長部の軸線回りに回転自在に支持する支持部と、
前記回転支持部と前記延長部の先端との間に縮装され、前記各ポール部を前記一方の延長フレーム部側に付勢する付勢手段と、
前記両延長フレーム部の通路方向中央位置に設けられ、前記各ポール部の起立時に当該各ポール部の下端部を前記付勢手段の付勢力により前記両延長フレーム部のうちの他方側から挿通させた状態に保持する切欠穴を有する保持部と、
を備えている請求項3に記載の仮設通路。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、人が集まる現場やその周辺において臨時に歩行者や車椅子などの通行を安全に行えるようにするために仮設される仮設通路に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、この種の仮設通路としては、略矩形状の板状体の互いに対向する短辺の一方に連結用の凸部を設ける一方、他方に凸部が着脱自在に嵌合係止される凹部を設け、複数の板状体を順次長手方向に連結することで、歩行者や車椅子などの通行を行えるようにしたものは知られている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開昭62-66904号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、人が集まる現場やその周辺において臨時に仮設される仮設通路にあっては、当該通路を利用する歩行車や車椅子が通路から外れたり、通路の途中に外から割り込まれたりしないように仮設通路自体の存在を明確にする必要がある。その場合、図21及び図22に示すように、仮設通路Xの通路幅両端に複数のロードコーンS,S,…(いわゆるカラーコーン:登録商標)や図示しない単管バリケードを通路方向所定間隔置きに設置し、通路方向に互いに相隣なるロードコーンS,S同士又は単管バリケード同士を繋ぐようにコーンバーBなどの連結部材を用いて連結することが考えられる。
【0005】
しかし、仮設通路はあくまでも人が集まる現場Gに臨時で仮設されるものであることから通路幅が十分に確保されないことがあり、仮設通路Xの通路幅両端に複数のロードコーンS,S,…や単管バリケードを通路方向所定間隔置きに設置すると、以下に示すような課題が発生する。つまり、各ロードコーンSの台座部S1は倒れ難くなるように一辺の長さを十分に採った略正方形状を呈している一方、各単管バリケードは下側に行くに従い通路幅方向に広がっているので、台座部S1や単管バリケードの半分近くが仮設通路Xの通路幅の内側に入り込んでしまう。
【0006】
そのため、仮設通路XのロードコーンS,Sや単管バリケードに挟まれた通路幅では車椅子Kの通行がやっとであり、車椅子Kの他に歩行者も通行する際には互いの通行が円滑に行えず、その対策が切望されていた。
【0007】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ロードコーンや単管バリケードに依存することなく仮設通路自体の存在を明確にしつつ通路幅を確保して、車椅子及び歩行者の通行を円滑に行うことができる仮設通路を提供することにある。
【発明の概要】
問題を解決するための手段
【0008】
前記目的を達成するため、本発明では、人が集まる現場やその周辺において臨時に歩行者や車椅子などの通行を安全に行えるようにするために仮設される仮設通路本体を有する仮設通路を前提とする。更に、前記仮設通路本体に、当該仮設通路本体の通路方向において予め定められた間隔置きに設置される複数の仮設装置を設けるとともに、その通路方向に亘って敷設される敷設シートを設ける。そして、前記各仮設装置は、前記仮設通路本体の通路幅の両端間を延びる板フレーム部と、前記各板フレーム部の両端を起点にして当該各板フレーム部よりも外側をその通路方向両側にそれぞれ延びる延長フレーム部と、前記両延長フレーム部の通路方向中央位置に設けられ、その通路方向中央位置よりそれぞれ上方へ起立するポール部と、前記仮設通路本体の通路方向で互いに相隣なる前記各仮設装置同士を繋ぐように連結する連結部材と、前記各ポール部の上端に設けられ、前記連結部材の端部を係止する係止具と、を備えることを特徴としている。
【0009】
また、前記各係止具に、情報を表示するための表示体を掲示する掲示部材を設けていてもよい。
【0010】
更に、前記各ポール部を、前記両延長フレーム部の通路方向中央位置に対し取付手段を介して取り付けていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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