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公開番号
2025070356
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-02
出願番号
2023180603
出願日
2023-10-19
発明の名称
搬送装置
出願人
大成建設株式会社
,
株式会社北川鉄工所
代理人
弁理士法人磯野国際特許商標事務所
主分類
E01D
19/12 20060101AFI20250424BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約
【課題】作業対象物の横行時に大きな揺れが発生し難い搬送装置を提供する。
【解決手段】
支持架台1と、支持架台1に支持された横行手段2と、を備え、横行手段2は、支持架台1に備わる支持レール11に沿って移動可能な横行台車21と、横行台車21に支持された保持部23とを有する。保持部23は、作業対象物に設けられた受け部81に対して上下方向に移動不能、かつ、上下方向の軸を中心に回動不能な状態で掛合する機構を備えている。受け部81は、保持部23を挿入可能な筒部81aを有し、保持部23は、筒部81aの内周面に形成された係合穴811に向けて進出可能なロックピン236を備えている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
支持架台と、
前記支持架台に支持された横行手段と、を備え、
前記横行手段は、前記支持架台に備わる支持レールに沿って移動可能な横行台車と、前記横行台車に支持された保持部とを有し、
前記保持部は、作業対象物に設けられた受け部に対して上下方向に移動不能、かつ、上下方向の軸を中心に回動不能な状態で掛合する機構を備えていることを特徴とする搬送装置。
続きを表示(約 860 文字)
【請求項2】
前記受け部は、前記保持部を挿入可能な筒部を有し、
前記保持部は、前記筒部の内周面に形成された係合穴に向けて進出可能なロックピンを備えている、ことを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
【請求項3】
前記保持部は、前記ロックピンを進退させる直動アクチュエータを備えていることを特徴とする請求項2に記載の搬送装置。
【請求項4】
前記保持部の下端部にテーパ面が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の搬送装置。
【請求項5】
前記横行台車は、前記支持レールを走行する車輪を備える走行体と、前記走行体に支持された旋回体とを有し、
前記旋回体は、上下方向の軸を中心に回動可能であり、
前記保持部は、前記旋回体に支持されており、かつ、前記旋回体に対して横方向に移動可能である、ことを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
【請求項6】
前記旋回体は、円周状に配置されたギアを有し、
前記走行体は、前記ギアに歯合するピニオンを回転させる駆動源を有する、ことを特徴とする請求項5に記載の搬送装置。
【請求項7】
前記作業対象物を前記横行手段に向けて上昇させる吊持手段を備え、
前記横行手段は、前記吊持手段に吊持されていない前記作業対象物を前記保持部に保持した状態で前記支持レールに沿って移動可能であることを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
【請求項8】
前記作業対象物は、荷物に着脱可能に取り付けられた吊り治具を含み、
前記受け部は、前記吊り治具に形成されている、ことを特徴とする請求項7に記載の搬送装置。
【請求項9】
前記吊り治具は、前記受け部を支持するフレームと、前記フレームに設けられた案内レールと、前記荷物に固定される固定部とを有し、
前記固定部は、前記案内レールに沿って移動可能である、ことを特徴とする請求項8に記載の搬送装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、搬送装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば道路橋等における床版取替工事では、既設床版を搬出する作業や新設床版を搬入し設置する作業を繰り返し行う必要がある。このような作業は、クレーン車を用いて行うことができるが、作業時におけるアウトリガーの張出幅員制限や空頭制限等によって最適なクレーン車を使用できない場合には、床版を搬送可能な搬送装置を作業エリアに設置する場合もある。
クレーン車に代わる搬送装置として、特許文献1~3には、作業エリアの上方に横架されるレールと、当該レールに沿って横行可能なチェーンブロック(巻上機)とを備えるものが開示されている。特許文献1~3の搬送装置では、巻上機によって床版を吊り上げ、そのまま横行させることで、床版を移動させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-300688号公報
特開2004-300689号公報
特開2022-169347号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
巻上機に吊り上げられた床版は、前後左右に揺れやすい状態にあり、横行の開始・停止時は、床版に作用する慣性力によって床版の揺れが大きくなる虞がある。しかも、橋梁上は強風に晒されやすいため、横行の開始・停止時のみならず、巻上機の横行中においても、慎重な作業が要求される。
このような観点から、本発明は、床版等の作業対象物を横行させることが可能な搬送装置であって、作業対象物の横行時に大きな揺れが発生し難い搬送装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る搬送装置は、支持架台と、前記支持架台に支持された横行手段と、を備えている。前記横行手段は、前記支持架台に備わる支持レールに沿って移動可能な横行台車と、前記横行台車に支持された保持部とを有し、前記保持部は、作業対象物に設けられた受け部に対して上下方向に移動不能、かつ、上下方向の軸を中心に回動不能な状態で掛合する機構を備えている。
本発明に係る搬送装置は、作業対象物の受け部に対して横行手段の保持部が上下方向に移動不能、かつ、上下方向の軸を中心に回動不能な状態で掛合するので、スリング(ワイヤーロープスリング、チェーンスリング、ベルトスリング等)に作業対象物を吊り下げた状態で横行する場合に比べて、横行時に大きな揺れが発生することを抑制できる。
【0006】
前記受け部は、前記保持部を挿入可能な筒部を有し、前記保持部は、前記筒部の内周面に形成された係合穴に向けて進出可能なロックピンを備えていることが好ましい。
また、前記保持部は、前記ロックピンを進退させる直動アクチュエータを備えていることが好ましい。
さらに、前記保持部の下端部にテーパ面が形成されていることが好ましい。
このようにすると、受け部に対する保持部の着脱が容易になる。
【0007】
前記横行台車は、前記支持レールを走行する車輪を備える走行体と、前記走行体に支持された旋回体とを有し、前記旋回体は、上下方向の軸を中心に回動可能であり、前記保持部は、前記旋回体に支持されており、かつ、前記旋回体に対して横方向に移動可能であることが好ましい。
このようにすると対象物を保持した保持部を横移動させることで、保持部に保持された作業対象物の一部分が作業エリアからはみ出すことを回避できる。また、保持部に保持された作業対象物の向きを変更することが可能となる。
前記旋回体は、円周状に配置されたギアを有し、前記走行体は、前記ギアに歯合するピニオンを回転させる駆動源を有することが好ましい。
このようにすると、保持部に保持された作業対象物の向きを容易に変更することが可能となる。
【0008】
本発明の搬送装置は、前記作業対象物を前記横行手段に向けて上昇させる吊持手段を備えていることが好ましい。この場合には、前記横行手段は、前記吊持手段に吊持されていない前記作業対象物を前記保持部に保持した状態で前記支持レールに沿って移動可能であることが好ましい。
このような搬送装置では、吊持手段で吊り上げた作業対象物を横行手段に受け渡した後、横行手段によって作業対象物を横行させることができる。このようにすると、作業対象物の搬送元または搬送先と横行手段との間に高低差が存在している場合であっても、作業対象物を容易に横行手段に保持させることができる。
【0009】
前記作業対象物が荷物に着脱可能に取り付けられた吊り治具を含む場合には、前記受け部は、前記吊り治具に形成されていることが好ましい。
このようにすると、横行手段の保持部に適合する受け部を容易に準備できるので、作業対象物の搬送作業を効率良く行うことができる。
前記吊り治具は、前記受け部を支持するフレームと、前記フレームに設けられた案内レールと、前記荷物に固定される固定部とを有し、前記固定部は、前記案内レールに沿って移動可能であることが好ましい。
このようにすると、荷物に対する吊り治具の取り付け位置を、吊荷の重心に合わせて調整できるようになるので、作業対象物(荷物と吊り治具)を安定的に搬送することが可能となる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、作業対象物の横行時に大きな揺れが発生し難くなる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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