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公開番号
2025082211
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-28
出願番号
2023195534
出願日
2023-11-16
発明の名称
柱の建て込み治具およびプレキャストコンクリート柱の構築方法
出願人
大成建設株式会社
代理人
個人
主分類
E04G
21/18 20060101AFI20250521BHJP(建築物)
要約
【課題】基盤上にプレキャストコンクリート柱を建て込む際に、柱の建て込み作業の作業効率を向上できかつ柱の鉛直度を容易に確保可能な、柱の建て込み治具を提供すること。
【解決手段】柱の建て込み治具10は、下側プレキャストコンクリート柱20の上にプレキャストコンクリート柱30を建て込むためのものである。柱の建て込み治具10は、下側プレキャストコンクリート柱20の側面に仮固定される下側固定部材11と、上側プレキャストコンクリート柱30の側面に仮固定される上側固定部材12と、下側固定部材11と上側固定部材12とを連結する連結部材13と、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
基盤上にプレキャストコンクリート柱を建て込むための柱の建て込み治具であって、
前記基盤の側面に仮固定される下側固定部材と、
前記プレキャストコンクリート柱の側面に仮固定される上側固定部材と、
前記下側固定部材と前記上側固定部材とを連結する連結部材と、を備えることを特徴とする柱の建て込み治具。
続きを表示(約 520 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の柱の建て込み治具を用いて基盤の上にプレキャストコンクリート柱を構築する方法であって、
前記基盤の上に高さ調整材を配置し、次に、当該高さ調整材上に前記プレキャストコンクリート柱を配置する工程と、
前記基盤の側面に前記下側固定部材を仮固定するとともに、前記プレキャストコンクリート柱の側面に前記上側固定部材を仮固定し、前記下側固定部材と前記上側固定部材とを前記連結部材で連結することで、前記柱の建て込み治具を取り付ける工程と、
前記基盤と前記プレキャストコンクリート柱との隙間に、セメント系充填材を充填し、前記基盤と前記プレキャストコンクリート柱とを接合する工程と、
前記下側固定部材、前記上側固定部材、および前記連結部材を撤去する工程と、を含むことを特徴とするプレキャストコンクリート柱の構築方法。
【請求項3】
前記プレキャストコンクリート柱は、平面視で矩形状であり、
前記柱の建て込み治具は、前記プレキャストコンクリート柱の互いに対向する二側面または四側面に取り付けられることを特徴とする請求項2に記載のプレキャストコンクリート柱の構築方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、基盤上にプレキャストコンクリート柱を建て込むための柱の建て込み治具、および、この柱の建て込み治具を用いて柱を構築する方法に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、コンクリート躯体上にプレキャストコンクリート部材を建て込んだ後、これらコンクリート躯体とプレキャストコンクリート部材との間にグラウト材を充填する場合がある。このとき、プレキャストコンクリート部材の浮き上がりを防止するため、チェーンブロックなどでプレキャストコンクリート部材をコンクリート躯体側に引っ張っておき、この状態で、グラウト材を充填する。
【0003】
特許文献1には、下側柱部材の上にプレキャストコンクリート造の上側柱部材を接合する方法が示されている。ここで、水平位置調整治具および高さ位置調整治具を用いて、下側柱部材に対する上側柱部材の水平方向および上下方向の位置決めを行う。
特許文献2には、建築物構造部材としての床板と固定構造物としての鉄筋間にターンバックルを架設し、そのターンバックルの操作により床板を押し引きして位置を調整する方法が示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-137739号公報
特開2004-263539号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、基盤上にプレキャストコンクリート柱を建て込む際に、柱の建て込み作業の作業効率を向上でき、かつ、柱の鉛直度を容易に確保可能な、柱の建て込み治具、および、この柱の建て込み治具を用いた柱の構築方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の発明の柱の建て込み治具(例えば、後述の建て込み治具10)は、基盤(例えば、後述の下側プレキャストコンクリート柱20)上にプレキャストコンクリート柱(例えば、後述の上側プレキャストコンクリート柱30)を建て込むための柱の建て込み治具であって、前記基盤の側面に仮固定される下側固定部材(例えば、後述の下側固定部材11)と、前記プレキャストコンクリート柱の側面に仮固定される上側固定部材(例えば、後述の上側固定部材12)と、前記下側固定部材と前記上側固定部材とを連結する連結部材(例えば、後述の連結部材13)と、を備えることを特徴とする。
【0007】
この発明によれば、柱の建て込み治具を、下側固定部材、上側固定部材、連結部材を含んで構成した。よって、基盤とプレキャストコンクリート柱との間にセメント系充填材を充填する際に、柱の建て込み治具により、セメント系充填材の圧力でプレキャストコンクリート柱が浮き上がるのを容易に防止できる。また、連結部材の長さを適宜調整することにより、柱の建て込み治具は、柱の鉛直度を調整可能な鉛直度調整機能と、プレキャストコンクリート柱の高さを調整可能な高さ調整機能とを有する。したがって、柱の建て込み作業の作業効率を向上でき、かつ、プレキャストコンクリート柱の水平度や鉛直度を容易に確保して、プレキャストコンクリート柱を高精度で建て込むことができる。
【0008】
第2の発明の柱の構築方法は、上述の柱の建て込み治具を用いて基盤(例えば、後述の下側プレキャストコンクリート柱20)の上にプレキャストコンクリート柱(例えば、後述の上側プレキャストコンクリート柱30)を構築する方法であって、前記基盤の上に高さ調整材(例えば、後述の高さ調整材40)を配置し、次に、当該高さ調整材上に前記プレキャストコンクリート柱を配置する工程(例えば、後述のステップS1)と、前記基盤の側面に前記下側固定部材を仮固定するとともに、前記プレキャストコンクリート柱の側面に前記上側固定部材を仮固定し、前記下側固定部材と前記上側固定部材とを前記連結部材で連結することで、前記柱の建て込み治具を取り付ける工程(例えば、後述のステップS2)と、前記基盤と前記プレキャストコンクリート柱との隙間に、セメント系充填材を充填し、前記基盤と前記プレキャストコンクリート柱とを接合する工程(例えば、後述のステップS3)と、前記下側固定部材、前記上側固定部材、および前記連結部材を撤去する工程(例えば、後述のステップS4)と、を含むことを特徴とする。
【0009】
この発明によれば、基盤の上に高さ調整材を配置し、この高さ調整材の上にプレキャストコンクリート柱を配置する。次に、基盤およびプレキャストコンクリート柱のそれぞれの側面に固定部材を仮固定し、これら固定部材同士を連結部材で連結する。次に、基盤とプレキャストコンクリート柱との隙間に、セメント系充填材を充填し、基盤部とプレキャストコンクリート柱とを接合する。
基盤とプレキャストコンクリート柱との隙間にセメント系充填材を充填する際に、柱の建て込み治具により、セメント系充填材の圧力でプレキャストコンクリート柱が浮き上がるのを容易に防止できる。また、連結部材の長さを適宜調整することにより、柱の建て込み治具は、プレキャストコンクリート柱の鉛直度を調整可能な鉛直度調整機能と、プレキャストコンクリート柱の高さを調整可能な高さ調整機能とを有する。よって、柱の建て込み作業の作業効率を向上でき、かつ、プレキャストコンクリート柱の水平度や鉛直度を容易に確保して、プレキャストコンクリート柱を高精度で建て込むことができる。
【0010】
第3の発明のプレキャストコンクリート柱の構築方法は、前記プレキャストコンクリート柱は、平面視で矩形状であり、前記柱の建て込み治具は、前記プレキャストコンクリート柱の互いに対向する二側面または四側面に取り付けられることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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