TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025083013
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-30
出願番号2023196637
出願日2023-11-20
発明の名称レールボンド検出装置及び継目板検出装置
出願人東海旅客鉄道株式会社
代理人名古屋国際弁理士法人
主分類E01B 35/00 20060101AFI20250523BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】 少なくともレールボンドを自動的に検出することが可能な検出装置の一例を開示する。
【解決手段】 レールの長手方向と直交する断面の外縁形状を、光切断法にて当該長手方向に沿って連続的に検出する外縁検出部11Aと、外縁検出部11Aにて検出された外縁形状の中からレール頭部側面に相当する部位を特定する頭部側面特定部とを備え、頭部側面特定部11Bにて特定された部位からレール頭部側面と略直交する方向に延出した部分が存在するか否かを判定するとともに、延出した部分が存在する場合には、当該部分にレールボンドが存在するとみなす。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
鉄道用のレールの継ぎ目に設けられたレールボンドを検出するレールボンド検出装置において、
レールの長手方向と直交する断面の外縁形状を、光切断法にて当該長手方向に沿って連続的に検出する外縁検出部と、
前記外縁検出部にて検出された外縁形状の中からレール頭部側面に相当する部位を特定する頭部側面特定部と、
前記頭部側面特定部にて特定された部位からレール頭部側面と略直交する方向に延出した部分が存在するか否かを判定するとともに、延出した部分が存在する場合には、当該部分にレールボンドが存在するとみなすレールボンド検出部と
を備えるレールボンド検出装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
レールの継ぎ目に設けられた継目板を検出する継目板検出部を備えており、
前記外縁検出部にて検出された外縁形状を二次元形状とし、前記二次元形状がレールの長手方向に沿って順に積層された形状を三次元形状とし、レール頭部側面と略直交する方向を幅方向とし、
前記幅方向の寸法が予め決められた第1寸法範囲であることを第1要件とし、前記長手方向の寸法が予め決められた第2寸法範囲となることを第2要件とし、
前記三次元形状のうち、前記長手方向に沿って連続して前記第1要件を充足する部分であって、前記第2要件を充足する部分を充足部分としたとき、
前記継目板検出部は、前記充足部分が存在するか否かを判定するとともに、当該充足部分が存在する場合には、当該充足部分にレールの継目板が存在するとみなす
請求項1に記載のレールボンド検出装置。
【請求項3】
鉄道用のレールの継ぎ目に設けられた継目板を検出する継目板検出装置において、
レールの長手方向と直交する断面の外縁形状を、光切断法にて当該長手方向に沿って連続的に検出する外縁検出部と、
前記継目板を検出する継目板検出部とを備え、
前記外縁検出部にて検出された外縁形状を二次元形状とし、前記二次元形状がレールの長手方向に順に積層された形状を三次元形状とし、
レール頭部側面と略直交する方向を幅方向とし、前記幅方向の寸法が予め決められた第1寸法範囲であることを第1要件とし、前記長手方向の寸法が予め決められた第2寸法範囲となることを第2要件とし、
前記三次元形状のうち、前記長手方向に沿って連続して前記第1要件を充足する部分であって、前記第2要件を充足する部分を充足部分としたとき、
前記継目板検出部は、前記充足部分が存在するか否かを判定するとともに、当該充足部分が存在する場合には、当該充足部分にレールの継目板が存在するとみなす
継目板検出装置。
【請求項4】
鉄道用のレールの継ぎ目に設けられたレールボンドを検出するレールボンド検出方法において、
レールの長手方向と直交する断面の外縁形状を、光切断法にて当該長手方向に沿って連続的に検出する外縁検出工程を実行し、
前記外縁検出工程にて検出された外縁形状の中からレール頭部側面に相当する部位を特定する頭部側面特定工程を実行し、
前記頭部側面特定部にて特定された部位からレール頭部側面と略直交する方向に延出した部分が存在するか否かを判定するとともに、延出した部分が存在する場合には、当該部分にレールボンドが存在するとみなすレールボンド検出工程を実行する
レールボンド検出方法。
【請求項5】
鉄道用のレールの継ぎ目に設けられた継目板を検出する継目板検出方法において、
レールの長手方向と直交する断面の外縁形状を、光切断法にて当該長手方向に沿って連続的に検出する外縁検出工程を実行し、
前記継目板を検出する継目板検出工程を実行し、
前記外縁検出工程にて検出された外縁形状を二次元形状とし、前記二次元形状がレールの長手方向に順に積層された形状を三次元形状とし、
レール頭部側面と略直交する方向を幅方向とし、前記幅方向の寸法が予め決められた第1寸法範囲であることを第1要件とし、前記長手方向の寸法が予め決められた第2寸法範囲となることを第2要件とし、
前記三次元形状のうち、前記長手方向に沿って連続して前記第1要件を充足する部分であって、前記第2要件を充足する部分を充足部分としたとき、
前記継目板検出工程では、前記充足部分が存在するか否かが判定されるとともに、当該充足部分が存在すると判定された場合に、当該充足部分にレールの継目板が存在するとみなされる
継目板検出方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、鉄道用レールに設けられたレールボンド又は継目板を検出するための検出装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
鉄道用レール(以下、レールと略す。)の保守・点検作業においては、レールボンド及び継目板の健全性も点検する必要がある。そして、現状では、作業員が、レールボンド及び継目板の点検作業を実施している。
【0003】
このため、レールボンド及び継目板の点検作業の自動化が強く要望されている。レールボンド及び継目板の点検作業の自動化にあたっては、先ず、レールボンド又は継目板を検出するための技術を確立する必要がある。
【0004】
なお、特許文献1に記載の発明は、レール領域と枕木領域とを自動認識するための発明である。このため、当該発明では、レールボンド又は継目板を自動的に検出することはできない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2006-176071号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本開示は、上記点に鑑み、レールボンド又は継目板を自動的に検出することが可能な検出装置の一例を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
鉄道用のレール(1)の継ぎ目に設けられたレールボンド(2)を検出するレールボンド検出装置は、例えば、以下の構成要件のうち少なくとも1つを備えることが望ましい。
すなわち、当該構成要件は、レール(1)の長手方向と直交する断面の外縁形状を、光切断法にて当該長手方向に沿って連続的に検出する外縁検出部(11A)と、外縁検出部(11A)にて検出された外縁形状の中からレール頭部側面(4)に相当する部位を特定する頭部側面特定部(11B)と、頭部側面特定部(11B)にて特定された部位からレール頭部側面(4)と略直交する方向に延出した部分(2A)が存在するか否かを判定するとともに、延出した部分(2A)が存在する場合には、当該部分にレールボンド(2)が存在するとみなすレールボンド検出部(11C)とである。これにより、レールボンドを自動的に検出することが可能となり得る。
【0008】
また、充足部分が存在するか否かを判定するとともに、当該充足部分が存在する場合には、当該充足部分にレールの継目板(3)が存在するとみなす継目板検出部(11D)を備えていれば、継目板(3)を検出することができる。
【0009】
なお、充足部分とは、三次元形状のうち、長手方向に沿って連続して第1要件を充足する部分であって、第2要件を充足する部分をいう。三次元形状とは、レール(1)の長手方向に順に積層された二次元形状をいう。
【0010】
二次元形状とは、外縁検出部(11A)にて検出された外縁形状をいう。第1要件とは、幅方向の寸法(W)が予め決められた第1寸法範囲であることをいう。幅方向とは、レール頭部側面(4)と略直交する方向をいう。第2要件とは、長手方向の寸法(L)が予め決められた第2寸法範囲となることをいう。
(【0011】以降は省略されています)

特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

有限会社アステ
組立て看板
24日前
岳南光機株式会社
路面標示施工装置
15日前
日本ジュウキケンセツ株式会社
搭乗設備機構
11日前
有限会社山桂ハウジング
転圧ローラ
1日前
日進ゴム株式会社
ボラードの製造方法
3日前
コスモシステム株式会社
防護柵用支柱および防護柵
2日前
テクノス株式会社
床版支持構造
9日前
株式会社大林組
コンクリート構造体の施工方法
22日前
個人
衝突防止機能を持つ埋め込み式電子装置
16日前
株式会社 トラストプラン
融雪装置
16日前
三井住友建設株式会社
橋桁の補修方法
18日前
鹿島建設株式会社
接合構造および接合方法
8日前
株式会社シー・エス・ケエ
アスファルト舗装材の車載溶解装置
15日前
株式会社NIPPO
路面加熱装置
22日前
松岡コンクリート工業株式会社
基礎ブロックの連結構造。
28日前
モリスアンドコー,カンパニー,リミテッド
境界石用止水板
3日前
株式会社大林組
路盤の施工方法及び路盤
24日前
日本ジュウキケンセツ株式会社
仮桟橋構築工法及び仮桟橋解体工法
11日前
株式会社NIPPO
アスファルトクッカ
28日前
青野スポーツ施設株式会社
グラウンドのリフォーム工法
2日前
名古屋電機工業株式会社
制御システム
8日前
三井住友建設株式会社
コンクリート施工方法
1日前
住友建機株式会社
情報処理装置、路面舗装システム、道路機械及びプログラム
18日前
三井住友建設株式会社
逆台形箱桁橋及び逆台形箱桁橋の架設方法
2日前
株式会社NIPPO
充填材供給装置、及び舗装体の加工方法
8日前
株式会社IKEMOTO
跨線橋用作業足場の設置構造
8日前
株式会社大林組
プレキャストPC床版と桁との接合構造
1日前
中日本高速道路株式会社
眩光防止板
8日前
ヤマダインフラテクノス株式会社
鋼橋の保全工法
1日前
株式会社大林組
舗装構造及び舗装構造における揚水方法
2日前
株式会社ジェイエスピー
鉄道工事用仮設道路及び鉄道工事用仮設道路の構築方法
17日前
カン フンムク
浮力を利用した地下車道用安全フェンス
16日前
日本製鉄株式会社
塩害コンクリート構造物の補修工法
1日前
パイオニア株式会社
路面状態推定装置、路面状態推定方法および路面状態推定プログラム
1日前
株式会社大林組
主桁とコンクリート床版の合成化構造、及び主桁とコンクリート床版の再合成化方法
2日前
キンキ道路株式会社
セメント構造体
15日前
続きを見る