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公開番号2025092174
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-19
出願番号2023207890
出願日2023-12-08
発明の名称跨線橋用作業足場の設置構造
出願人株式会社IKEMOTO,日建リース工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類E01D 21/00 20060101AFI20250612BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】跨線橋を構成する橋梁に設置する作業足場において、設置作業の効率性に優れ、かつ事故防止に寄与する。
【解決手段】足場部分を構成する足場部20と、足場部20を橋桁10に固定する固定部30と、を少なくとも備える。固定部は、橋桁のウェブ11へと磁着させる磁着部31と、磁着部と連結される長手部材からなり、橋桁の上フランジ12と下フランジ13の間の空間(収納空間14)に配置される支柱部32と、を少なくとも有する。足場部は、支柱部の長手方向の途上高さに位置する足場板22を少なくとも有する。本構造によれば、仮に磁着部がウェブから外れた場合にも、支柱部が下フランジに当接するため、足場の落下を防止することができる。また、さらに吊設部40によって吊り足場として成立可能な構造としておくと、より安全性に優れる作業足場を提供することができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
跨線橋を構成する橋梁に設置する作業足場の設置構造であって、
足場部分を構成する、足場部と、
前記足場部を、橋桁に固定する、固定部と、
前記足場部を、前記跨線橋を構成する部材の何れかに吊設する、吊設部を少なくとも備え、
前記固定部は、
前記橋桁のウェブへと磁着させる、磁着部と、
前記磁着部と連結される長手部材からなり、前記橋桁の上フランジと下フランジの間の空間に配置される、支柱部と、
を少なくとも有し、
前記足場部は、
前記支柱部の長手方向の途上高さに位置する足場板を少なくとも有することを特徴とする、
跨線橋用作業足場の設置構造。
続きを表示(約 340 文字)【請求項2】
前記支柱部の下端を、前記下フランジに直接または間接的に接触させてあることを特徴とする、
請求項1に記載の跨線橋用作業足場の設置構造。
【請求項3】
前記支柱部の長さが、前記橋桁の上フランジと下フランジの間の距離と略等長であることを特徴とする、
請求項1に記載の跨線橋用作業足場の設置構造。
【請求項4】
前記磁着部を、前記支柱の長手方向に間隔をあけて二箇所設けてあることを特徴とする、
請求項1に記載の跨線橋用作業足場の設置構造。
【請求項5】
前記支柱部において、少なくとも当該支柱部の表面をFRPで覆ってあることを特徴とする、
請求項1に記載の跨線橋用作業足場の設置構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、跨線橋を構成する橋梁に作業足場を設置するための構造に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
跨線橋などの橋梁の保守点検を行う場合に使用される作業足場として、以下の特許文献1に記載の作業足場などが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-172920号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
跨線橋は、新幹線や在来線などの鉄道を跨ぐように構築されるため、作業足場の設置時には、特に以下の点に配慮する必要がある。
(1)作業効率について
鉄道が運行していない夜間の限られた時間内で作業足場の設置作業を行う場合があるため、作業足場をより短時間に構築可能とすること。
(2)安全性について
鉄道の線路上方に位置する、き電線等との接触を防止すべく、十分な離隔を確保し、作業足場に電気絶縁性を付与しておくことが好ましいこと。
【0005】
よって、本発明は、跨線橋等の橋梁に設置する作業足場において、設置作業の効率性に優れ、かつ事故防止に寄与する手段の提供を目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決すべくなされた本願発明は、跨線橋を構成する橋梁に設置する作業足場の設置構造であって、足場部分を構成する、足場部と、前記足場部を、橋桁に固定する、固定部と、前記足場部を、前記跨線橋を構成する部材の何れかに吊設する、吊設部を少なくとも備え、前記固定部は、前記橋桁のウェブへと磁着させる、磁着部と、前記磁着部と連結される長手部材からなり、前記橋桁の上フランジと下フランジの間の空間に配置される、支柱部と、を少なくとも有し、前記足場部は、前記支柱部の長手方向の途上高さに位置する足場板を少なくとも有することを特徴とするものである。
また、本願発明は、前記支柱部の下端を、前記下フランジに直接または間接的に接触させておいてもよい。
また、本願発明は、前記支柱部の長さが、前記橋桁の上フランジと下フランジの間の距離と略等長に構成してもよい。
また、本願発明は、前記磁着部を、前記支柱の長手方向に間隔をあけて二箇所設けておいてもよい。
また、本願発明は、前記支柱部において、少なくとも当該支柱部の表面をFRPで覆うように構成してもよい。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、跨線橋の橋梁に設置する作業足場として、設置作業の効率性に優れ、かつ事故防止に寄与した作業足場を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明に係る跨線橋用作業足場の設置構造を示す概略図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施例について説明する。
【実施例】
【0010】
<1>全体構成(図1)
本実施例に係る跨線橋用作業足場の設置構造(以下、単に「本構造」ともいう。)は、大別して、跨線橋の橋梁を構成する橋桁10と、足場部分を構成する足場部20と、足場部20を橋桁10に固定する固定部30と、足場部20を橋梁の構成部材の何れかに吊設する吊設部40を少なくとも備えている。
以下、各構成要素の詳細について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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