TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025092353
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-19
出願番号2024055064
出願日2024-03-28
発明の名称充填材供給装置、及び舗装体の加工方法
出願人株式会社NIPPO
代理人弁理士法人クシブチ国際特許事務所
主分類E01C 7/35 20060101AFI20250612BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】低騒音で簡易な方法により、舗設後のアスファルト混合物層に充填材を浸透させることが可能な充填材供給装置、及び舗装体の加工方法を提供する。
【解決手段】開粒度アスファルト混合物層を有する路面RSに充填材Mを浸透させる充填材供給装置10は、充填材Mを貯留するタンク31と、タンク31から充填材Mを汲み出して圧送するポンプ32と、ポンプ32に接続された輸送管141と、路面RSに載置される先端板材6と、を備え、先端板材6に設けられた貫通孔61に輸送管141の先端が接合され、ポンプ32から輸送管141を通じて供給される充填材Mを先端板材6の貫通孔61を通して路面RSに浸透させる。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
開粒度アスファルト混合物層を有する路面に充填材を浸透させる充填材供給装置であって、
前記充填材を貯留するタンクと、
前記タンクから前記充填材を汲み出して圧送するポンプと、
前記ポンプに接続された輸送管と、
前記路面に載置される先端板材と、を備え、
前記先端板材に設けられた貫通孔に前記輸送管の先端が接合され、
前記ポンプから前記輸送管を通じて供給される前記充填材を前記先端板材の前記貫通孔を通して路面に浸透させる、
充填材供給装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記輸送管は、第1輸送管と第2輸送管を含み、
前記第1輸送管は前記ポンプに接続され、前記先端板材に設けられた貫通孔に前記第2輸送管の先端が接合され、
前記第1輸送管に接続され、前記第1輸送管を通じて供給される前記充填材を第2輸送管に送出する変動付与部を備え、
前記変動付与部は、前記充填材の送出圧力の変動、及び、前記充填材の振動の少なくともいずれかを、前記第2輸送管に圧送する前記充填材に付与する、
請求項1に記載の充填材供給装置。
【請求項3】
前記変動付与部は、
前記第1輸送管と前記第2輸送管との間に接続される可撓管と、
前記路面に載置される底板と、
前記底板との間に前記可撓管を挟むように配置される押圧板と、
前記可撓管から前記第1輸送管への前記充填材の流れを止める逆止弁と、を備え、
前記押圧板が押圧されることによって前記可撓管が弾性変形する、
請求項2に記載の充填材供給装置。
【請求項4】
前記変動付与部は、
前記第1輸送管と前記第2輸送管との間に接続される第3輸送管と、
前記路面に載置される底板と、
前記底板との間に前記第3輸送管を挟むように配置される上板と、を備え、
前記底板と前記上板との間に振動体を収容可能である、
請求項2に記載の充填材供給装置。
【請求項5】
前記充填材は、液体、または、固体を含む液体である、
請求項1乃至4のいずれか一項に記載の充填材供給装置。
【請求項6】
開粒度アスファルト混合物層を有する路面の舗装体に充填材を浸透させる舗装体の加工方法であって、
一の施工エリアに貫通孔を有する先端板材を載置する載置工程と、前記貫通孔から前記開粒度アスファルト混合物層に前記充填材を圧送する圧送工程と、前記充填材を前記先端板材の外縁部から溢れ出させる溢れ工程と、を備え、前記溢れ工程を経た後に、前記充填材の圧送を停止して、他の施工エリアに移動し、再び、前記載置工程と、前記圧送工程と、前記溢れ工程と、を繰り返す、
舗装体の加工方法。
【請求項7】
前記圧送工程は、前記充填材の送出圧力の変動、及び、前記充填材の振動の少なくともいずれかを、前記充填材に付与する、
請求項6に記載の舗装体の加工方法。
【請求項8】
前記開粒度アスファルト混合物層の上に所定の複数の前記施工エリアをマーキングするマーキング工程を備え、
前記一の施工エリアから前記他の施工エリアへの移動は、前記マーキングされた前記施工エリアに沿って移動する、
請求項6又は7に記載の舗装体の加工方法。
【請求項9】
前記先端板材は、ゴム、シリコーン、或いはその他のエラストマーを用いて構成される可撓性の板材である、
請求項6又は7に記載の舗装体の加工方法。
【請求項10】
前記充填材は、液体、または、固体を含む液体である、
請求項6又は7に記載の舗装体の加工方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、充填材供給装置、及び舗装体の加工方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、路面の舗装として、開粒度アスファルト混合物の空隙にセメントミルク等の充填材を浸透させる工法が知られている(例えば、特許文献1参照)。開粒度アスファルト混合物層に充填材を浸透させることにより、アスファルト舗装のたわみ性とコンクリート舗装の剛性とを併せ持つ半たわみ舗装の形成や、アスファルト舗装の着色を行うことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-19544号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
施工後のアスファルト舗装に充填材を浸透させる工程では、充填材をアスファルト舗装上に散布した上で、プレートコンパクタやランマー等の機械によりアスファルト舗装面に振動を与える工法が考えられる。しかしながら、この工法では、舗設後の路面に振動を与えるために騒音が大きいことが懸念される。また、機械に充填材が付着するため、作業後の清掃が必要になる。
そこで、本発明の目的は、上述した課題を解消し、低騒音で簡易な方法により、舗設後のアスファルト混合物層に充填材を浸透させることが可能な充填材供給装置、及び舗装体の加工方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の態様は、開粒度アスファルト混合物層を有する路面に充填材を浸透させる充填材供給装置であって、前記充填材を貯留するタンクと、前記タンクから前記充填材を汲み出して圧送するポンプと、前記ポンプに接続された輸送管と、前記路面に載置される先端板材と、を備え、前記先端板材に設けられた貫通孔に前記輸送管の先端が接合され、前記ポンプから前記輸送管を通じて供給される前記充填材を前記先端板材の前記貫通孔を通して路面に浸透させる。
【0006】
本発明の態様は、開粒度アスファルト混合物層を有する路面の舗装体に充填材を浸透させる舗装体の加工方法であって、一の施工エリアに貫通孔を有する先端板材を載置する載置工程と、前記貫通孔から前記開粒度アスファルト混合物層に前記充填材を圧送する圧送工程と、前記充填材を前記先端板材の外縁部から溢れ出させる溢れ工程と、を備え、前記溢れ工程を経た後に、前記充填材の圧送を停止して、他の施工エリアに移動し、再び、前記載置工程と、前記圧送工程と、前記溢れ工程と、を繰り返す。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、充填材を、路面に載置された板材から路面に向けて供給する。これにより、低騒音で簡易な方法により、舗設後のアスファルト混合物層に充填材を浸透させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態に係る充填材供給システムの概要図である。
圧変動付与装置の構成図であり、(A)は平面図であり、(B)は側面視図である。
先端板材の斜視図である。
第2実施形態に係る充填材供給システムの概要図である。
振動付与装置の構成図であり、(A)は平面図であり、(B)は側面視図である。
第3実施形態に係る充填材供給システムの概要図である。
第4実施形態に係るフローチャートを示す図である。
路面へのマーキング処理を示す図である。
路面の断面図である。
第5実施形態に係るフローチャートを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付された図面を参照し、本発明を実施するための実施形態について詳述する。
【0010】
[1.第1実施形態]
図1は、本発明を適用した第1実施形態に係る充填材供給システム1の概要図であり、充填材供給システム1を構成する各装置の側面を示す。図2は、圧変動付与装置4の構成図であり、図2(A)は平面図であり、図2(B)は側面視図である。図3は、先端板材6の斜視図である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

白出商事株式会社
標示看板
6日前
株式会社NIPPO
路面切削機
13日前
住友建機株式会社
道路機械
19日前
住友建機株式会社
道路機械
14日前
株式会社NIPPO
グルービング用レーキ
12日前
有限会社山桂ハウジング
転圧ローラ
26日前
住友建機株式会社
道路機械及び管理システム
13日前
コスモシステム株式会社
防護柵用支柱および防護柵
27日前
個人
改良型点字ブロック或いは点字タイル或いは点字シート
18日前
株式会社マキタ
背負式ブロワ
12日前
保線機器整備株式会社
砕石交換作業車および道床交換装置
15日前
株式会社プロテックエンジニアリング
防護柵
15日前
東京製綱株式会社
反射型遮音壁
14日前
清水建設株式会社
プレキャスト床版の接合構造
13日前
オリエンタル白石株式会社
ズレ止め溶殖の後施工方法
15日前
セイコーエプソン株式会社
投射システム
12日前
住友建機株式会社
道路機械、道路機械の管理システム
19日前
株式会社NIPPO
養生材搬送装置
19日前
株式会社八木熊
フェンス付きバリケード
20日前
住友建機株式会社
道路機械及び道路機械のホッパ制御システム
21日前
オリエンタル白石株式会社
床版接続用吊り治具及び床版架設方法
19日前
ランデス株式会社
路面補修版と、これを用いた路面補修方法
12日前
高田機工株式会社
手延機及び手延機を用いた送出し工法
20日前
三井住友建設株式会社
コンクリート施工方法
26日前
青野スポーツ施設株式会社
グラウンドのリフォーム工法
27日前
青野スポーツ施設株式会社
グラウンドの土壌質改良工法
12日前
ニッタ株式会社
橋梁用伸縮装置及びフェースプレート
20日前
株式会社大林組
人工芝構造及び人工芝構造における揚水方法
6日前
三井住友建設株式会社
逆台形箱桁橋及び逆台形箱桁橋の架設方法
27日前
ヤマダインフラテクノス株式会社
橋梁保全用足場装置および鋼橋の保全工法
21日前
公益財団法人鉄道総合技術研究所
橋梁における補修構造
5日前
株式会社キャットアイ
点滅式工事表示灯
13日前
JFE建材株式会社
収納パネル及び防音壁
20日前
株式会社大林組
プレキャストPC床版と桁との接合構造
26日前
株式会社IHI建材工業
防音パネル及びこれを用いた防音壁構造
22日前
ヤマダインフラテクノス株式会社
鋼橋の保全工法
26日前
続きを見る