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公開番号2025082338
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-29
出願番号2023195589
出願日2023-11-17
発明の名称舗装施工システム
出願人酒井重工業株式会社,住友建機株式会社,JIG-SAW株式会社
代理人弁理士法人磯野国際特許商標事務所
主分類E01C 19/48 20060101AFI20250522BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】安定した品質でアスファルト舗装を行うと共に、アスファルトフィニッシャと転圧ローラとの離間距離を適正に保持すること。
【解決手段】アスファルトフィニッシャ14に設けられた第1制御部18と、転圧ローラ16に設けられた第2制御部32とを備え、第1制御部18及び第2制御部32は、互いに情報通信可能になっており、第2制御部32は、第1制御部32から送信されるアスファルトフィニッシャの車両情報等に基づいて、転圧ローラ16が、予め設定された所定転圧回数を予め設定された所定温度以上で転圧完了できるように転圧ローラ16の速度を自動制御する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
舗装材料を敷き均すアスファルトフィニッシャと、
敷き均された舗装材料を転圧する転圧ローラと、
前記アスファルトフィニッシャに設けられた第1制御部と、
前記転圧ローラに設けられた第2制御部と、
を備え、
前記第1制御部及び前記第2制御部は、互いに情報通信可能になっており、
前記第2制御部は、舗装材料プラントからの舗装材料出荷量及び舗装材料運搬時間から演算される敷き均し速度情報、前記第1制御部から送信される前記アスファルトフィニッシャの車両情報の少なくとも一つの情報に基づいて、前記転圧ローラが、予め設定された所定転圧回数を予め設定された所定温度以上で転圧完了できるように前記転圧ローラの速度を自動制御することを特徴とする舗装施工システム。
続きを表示(約 2,800 文字)【請求項2】
舗装材料を敷き均すアスファルトフィニッシャと、
敷き均された舗装材料を転圧する転圧ローラと、
前記アスファルトフィニッシャに設けられた第1制御部と、
前記転圧ローラに設けられた第2制御部と、
を備え、
前記第1制御部及び前記第2制御部は、互いに情報通信可能になっており、
前記第1制御部には、前記転圧ローラの転圧作業情報が前記第2制御部からフィードバックされ、
前記第1制御部は、予め設定された所定温度以上の舗装材料で前記転圧ローラが転圧作業を完了できるように前記アスファルトフィニッシャの敷き均し速度を自動制御することを特徴とする舗装施工システム。
【請求項3】
舗装材料を敷き均すアスファルトフィニッシャと、
敷き均された舗装材料を転圧する転圧ローラと、
前記アスファルトフィニッシャに設けられた第1制御部と、
前記転圧ローラに設けられた第2制御部と、
を備え、
前記第1制御部及び前記第2制御部は、互いに情報通信可能になっており、
前記第2制御部は、舗装材料プラントからの舗装材料出荷量及び舗装材料運搬時間から演算される敷き均し速度情報、前記第1制御部から送信される前記アスファルトフィニッシャの車両情報の少なくとも一つの情報に基づいて、前記転圧ローラが、予め設定された所定転圧回数を予め設定された所定温度以上で転圧完了できるように前記転圧ローラの速度を自動制御すると共に、
前記第1制御部には、前記転圧ローラの転圧作業情報が前記第2制御部からフィードバックされ、
前記第1制御部は、予め設定された所定温度以上の舗装材料で前記転圧ローラが転圧作業を完了できるように前記アスファルトフィニッシャの敷き均し速度を自動制御することを特徴とする舗装施工システム。
【請求項4】
舗装材料を敷き均すアスファルトフィニッシャと、
敷き均された舗装材料を転圧する転圧ローラと、
前記アスファルトフィニッシャに設けられた第1制御部と、
前記転圧ローラに設けられた第2制御部と、
前記第1制御部及び前記第2制御部以外の第3制御部と、
を備え、
前記第1制御部、前記第2制御部及び前記第3制御部は、互いに情報通信可能になっており、
前記第3制御部は、舗装材料プラントからの舗装材料出荷量及び舗装材料運搬時間から演算される敷き均し速度情報、前記第1制御部から送信される前記アスファルトフィニッシャの車両情報の少なくとも一つの情報に基づいて、前記転圧ローラが、予め設定された所定転圧回数を予め設定された所定温度以上で転圧完了できるように前記転圧ローラの速度を自動制御し、又は、前記第3制御部に入力された入力値に基づいて前記転圧ローラの速度を自動制御することを特徴とする舗装施工システム。
【請求項5】
舗装材料を敷き均すアスファルトフィニッシャと、
敷き均された舗装材料を転圧する転圧ローラと、
前記アスファルトフィニッシャに設けられた第1制御部と、
前記転圧ローラに設けられた第2制御部と、
前記第1制御部及び前記第2制御部以外の第3制御部と、
を備え、
前記第1制御部、前記第2制御部及び前記第3制御部は、互いに情報通信可能になっており、
前記第3制御部には、前記転圧ローラの転圧作業情報が前記第2制御部からフィードバックされ、
前記第3制御部は、予め設定された所定温度以上の舗装材料で前記転圧ローラが転圧作業を完了できるように前記アスファルトフィニッシャの敷き均し速度を自動制御し、又は、前記第3制御部に入力された入力値に基づいて前記アスファルトフィニッシャの敷き均し速度を自動制御することを特徴とする舗装施工システム。
【請求項6】
舗装材料を敷き均すアスファルトフィニッシャと、
敷き均された舗装材料を転圧する転圧ローラと、
前記アスファルトフィニッシャに設けられた第1制御部と、
前記転圧ローラに設けられた第2制御部と、
前記第1制御部及び前記第2制御部以外の第3制御部と、
を備え、
前記第1制御部、前記第2制御部及び前記第3制御部は、互いに情報通信可能になっており、
前記第3制御部は、舗装材料プラントからの舗装材料出荷量及び舗装材料運搬時間から演算される敷き均し速度情報、前記第1制御部から送信される前記アスファルトフィニッシャの車両情報の少なくとも一つの情報に基づいて、前記転圧ローラが、予め設定された所定転圧回数を予め設定された所定温度以上で転圧完了できるように前記転圧ローラの速度を自動制御し、又は、前記第3制御部に入力された入力値に基づいて前記転圧ローラの速度を自動制御すると共に、
前記第3制御部には、前記転圧ローラの転圧作業情報が前記第2制御部からフィードバックされ、
前記第3制御部は、予め設定された所定温度以上の舗装材料で前記転圧ローラが転圧作業を完了できるように前記アスファルトフィニッシャの敷き均し速度を自動制御し、又は、前記第3制御部に入力された入力値に基づいて前記アスファルトフィニッシャの敷き均し速度を自動制御することを特徴とする舗装施工システム。
【請求項7】
請求項1、請求項3、及び、請求項4のいずれか1項記載の舗装施工システムにおいて、
前記車両情報は、前記アスファルトフィニッシャの位置、前記アスファルトフィニッシャの敷き均し速度、舗装材料温度、敷き均し厚さ、締固め度、施工幅、進行方向及び姿勢の少なくとも一つを含むことを特徴とする舗装施工システム。
【請求項8】
請求項2、請求項3、及び、請求項4のいずれか1項記載の舗装施工システムにおいて、
前記転圧ローラの転圧作業情報は、前記転圧ローラの位置、前記転圧ローラの速度、施工範囲、進捗率、締固め度、施工幅、進行方向及び姿勢の少なくとも一つを含むことを特徴とする舗装施工システム。
【請求項9】
請求項1、請求項3、及び、請求項4のいずれか1項記載の舗装施工システムにおいて、
前記転圧ローラの速度の制御範囲には、上限速度、下限速度、加減速度の閾値を少なくとも一つ設けることを特徴とする舗装施工システム。
【請求項10】
請求項2、請求項3、及び、請求項4のいずれか1項記載の舗装施工システムにおいて、
前記アスファルトフィニッシャの敷き均し速度の制御範囲には、上限速度、下限速度、加減速度の閾値を少なくとも一つ設けることを特徴とする舗装施工システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、舗装材料を敷き均すアスファルトフィニッシャと、敷き均された舗装材料を転圧する転圧ローラとを備えた舗装施工システムに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、コントローラを使用して、アスファルト合材工場から舗装作業現場に供給されるアスファルト合材の供給速度を決定すると共に、複数の舗装機械速度の移動速度を決定する方法が開示されている。
【0003】
特許文献1では、複数の舗装機械の少なくとも1つの速度は、アスファルト合材の供給速度に基づいて決定されるとしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
米国特許第10480131号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、アスファルトフィニッシャは、運搬用トラックからのアスファルト合材の供給量に対応して一定速度で舗装面に対してアスファルト合材を敷き均していく。また、転圧ローラは、アスファルトフィニッシャの後方を追い駆け、舗装面に対して敷き均されたアスファルト合材を敷き固めるために、予め決められた距離を所定の転圧回数だけ往復する。
【0006】
この場合、仮に、転圧ローラの転圧が間に合わないとき、敷き均されたアスファルト合材の温度が所定温度よりも低下し、所定の転圧回数を所定温度以上で転圧することができないおそれがある。
【0007】
また、アスファルトフィニッシャとその後方の転圧ローラとの離間距離が接近しすぎると、両者が接触するおそれがある。
【0008】
本発明は、前記の点に鑑みてなされたものであり、安定した品質でアスファルト舗装を行うと共に、アスファルトフィニッシャと転圧ローラとの離間距離を適正に保持することが可能な舗装施工システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記の目的を達成するために、本発明は、舗装材料を敷き均すアスファルトフィニッシャと、敷き均された舗装材料を転圧する転圧ローラと、前記アスファルトフィニッシャに設けられた第1制御部と、前記転圧ローラに設けられた第2制御部と、を備え、前記第1制御部及び前記第2制御部は、互いに情報通信可能になっており、前記第2制御部は、舗装材料プラントからの舗装材料出荷量及び舗装材料運搬時間から演算される敷き均し速度情報、前記第1制御部から送信される前記アスファルトフィニッシャの車両情報の少なくとも一つの情報に基づいて、前記転圧ローラが、予め設定された所定転圧回数を予め設定された所定温度以上で転圧完了できるように前記転圧ローラの速度を自動制御することを特徴とする。
【0010】
これにより、本発明では、第2制御部が第1制御部から送信される車両情報等に基づいて転圧ローラの速度を自動制御することで、安定した品質でアスファルト舗装を行うと共に、アスファルトフィニッシャと転圧ローラとの離間距離を適正に保持することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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