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公開番号2025081498
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-27
出願番号2025024678,2023144139
出願日2025-02-19,2019-10-31
発明の名称重量物移動装置を用いた重量物の移動方法及び重量物移動装置
出願人株式会社大林組,日本通運株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類E01D 22/00 20060101AFI20250520BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】現場への搬出入が容易であるとともに、施工現場での据え付け作業が容易な重量物移動装置を用いた重量物の移動方法及び重量物移動装置を提供する。
【解決手段】横行レールと、横行レールの両端部近傍に対向して設けられる一対の門型フレームと、横行レールに沿って走行する揚重機構と、を備える重量物移動装置により重量物を揚重移動する、重量物移動装置を用いた重量物の移動方法であって、門型フレームが、高さ方向に伸縮自在な一対の支柱と、支柱の上端部どうしを連結し長手方向に伸縮自在な連結梁と、を備え、支柱と連結梁が短小化された状態の門型フレームを、展開して据え付ける工程と、重量物を吊持させた状態ので重機構を、横行レールに沿って走行させることにより、重量物を揚重移動する工程と、支柱と連結梁の両者を短小化することにより、展開した門型フレームを、最小化する工程と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
高さ方向に伸縮可能な第1支柱と、
高さ方向に伸縮可能な第2支柱と、
前記第1支柱と前記第2支柱とを連結する、長さ調整可能な連結梁と、
一端が前記連結梁に対して回転自在に連結され、他端が前記第1支柱に対して回転自在に連結した伸縮可能な第1ブレーズ材と、
一端が前記連結梁に対して回転自在に連結され、他端が前記第2支柱に対して回転自在に連結した伸縮可能な第2ブレーズ材と、を備える門型フレーム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、重量物を揚重し移動させるための重量物移動装置を用いた重量物の移動方法
及び重量物移動装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、I型の主桁上に設置された既設床版を新設床版に取り替える橋梁の床版取り
替え工法において、既設床版を撤去する際には、まず、運搬車両の荷台に積載可能な形状
に既設床版を切断する。こののち、例えばクレーン等の揚重装置を用いてこの既設床版の
切断片を吊り上げつつ、運搬車両の荷台まで移動させる方法が知られている。
【0003】
このような中、特許文献1では、既設床版の一部である撤去部材を、架設桁型揚重装置
を用いて撤去する方法が開示されている。架設桁型揚重装置は、施工現場で組み立てる構
造の装置であり、まず、4本の支柱で平面視長方形の構台の4隅を支持したリフターを2
台準備し、これらを1台ずつ貨物自動車の荷台に積載して施工現場に搬入する。次に、2
台のリフターを撤去部材を挟んで間隔を設けて配置し、架設桁をリフター各々の構台に架
け渡すようにして設置し、架設桁に吊り荷機構を横行自在に設置する。
【0004】
こうして組み立てた架設桁型揚重装置の吊り荷機構を介して、既設床版の一部である撤
去部材を吊り上げることにより撤去部材を道路橋から撤去し、また、撤去部材を吊持しつ
つ吊り荷機構を架設桁に沿って横行させる。その一方で、2台のリフターのうちいずれか
一方の構台下に運搬車両を乗り入れておき、吊り荷機構が架設桁に沿って構台下まで移動
したところで、吊り荷機構に吊持されている撤去部材を運搬車両の荷台に吊り下ろす。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-204427号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載されている架設桁型揚重装置は、市場で取引されている一般的な装置
であるリフターを利用し、これに吊り荷機構を備えた架設桁を架け渡すようにして組み立
てたものであり、専用装置を製作する手間やコストを省略しつつ、撤去部材の撤去作業を
実施することが可能となっている。
【0007】
しかし、リフターは前述したように、4本の支柱で平面視長方形の構台の4隅を支持し
た形状であり、このリフターを撤去部材を挟んで2台設置すると合計で8本の支柱を据え
付けるスペースが必要となる。すると、施工現場において架設桁型揚重装置の占める面積
が広大となるため、施工現場によっては設置スペースを確保することが確保が困難な場合
が生じる。
【0008】
また、施工現場で2台のリフターを据え付け、これらに吊り荷機構を備えた架設桁を架
け渡す組み立て作業は煩雑であり、また、これらを施工現場に搬入するための貨物自動車
が複数台必要となるため、これら貨物自動車が停車するための場所の確保や搬送費用が増
大するなど、工期及び工費また作業性の面で課題が生じる。
【0009】
本発明は、かかる課題に鑑みなされたものであって、その主な目的は、現場への搬出入
が容易であるとともに、施工現場での据え付け作業が容易な重量物移動装置を用いた重量
物の移動方法及び重量物移動装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
かかる目的を達成するため、本発明の重量物移動装置を用いた重量物の移動方法は、横
行レールと、該横行レールの両端部近傍に対向して設けられる一対の門型フレームと、前
記横行レールに沿って走行する揚重機構と、を備える重量物移動装置用いて重量物を揚重
移動する、重量物移動方法であって、前記門型フレームが、高さ方向に伸縮自在な一対の
支柱と、該支柱の上端部どうしを連結し長手方向に伸縮自在な連結梁と、を備え、前記支
柱と前記連結梁が短小化された状態の前記門型フレームを、展開して据え付ける工程と、
前記重量物を吊持させた状態の前記揚重機構を、前記横行レールに沿って走行させること
により、前記重量物を揚重移動する工程と、前記支柱と前記連結梁の両者を短小化するこ
とにより、前記展開した門型フレームを最小化する工程と、を備えることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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