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公開番号
2025077587
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-19
出願番号
2023189892
出願日
2023-11-07
発明の名称
孔形成用型枠
出願人
三井住友建設株式会社
代理人
弁理士法人大島特許事務所
主分類
E04G
15/04 20060101AFI20250512BHJP(建築物)
要約
【課題】軸方向に沿う凹凸を有する孔をコンクリート成形体に形成できる孔形成用型枠において、鉄筋等を挿入する作業の作業性を向上させる。
【解決手段】軸方向に沿う凹凸を周方向の少なくとも一部に有する孔3をコンクリート成形体(2A、2B)に形成するための孔形成用型枠1は、流体の導入により径方向外方に膨張可能な膨張管8と、膨張管の周方向に沿って配置される複数の剛性部材9と、膨張管及び複数の剛性部材を内包し、膨張管の膨張に応じて径方向外方に拡張可能な弾性管10とを有する。膨張管、剛性部材及び弾性管はいずれも軸方向に沿って延在している。弾性管は、孔の内周面を形成する外周面を有する。弾性管の外周面は、外周面から外方に突出して凹凸の凹部を形成する複数の凸部28と、軸方向に沿って平滑に形成された第1平滑面25とを有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
軸方向に沿う凹凸を周方向の少なくとも一部に有する孔をコンクリート成形体に形成するための孔形成用型枠であって、
前記軸方向に沿って延在し、流体の導入により径方向外方に膨張可能な膨張管と、
前記軸方向に沿って延在し、前記膨張管の周方向に沿って配置される複数の剛性部材と、
前記軸方向に沿って延在し、前記膨張管及び複数の前記剛性部材を内包し、前記膨張管の膨張に応じて前記径方向外方に拡張可能な弾性管とを有し、
前記弾性管は、前記孔の内周面を形成する外周面を有し、
前記弾性管の前記外周面は、前記外周面から外方に突出して前記凹凸の凹部を形成する複数の凸部と、前記軸方向に沿って平滑に形成された第1平滑面とを有する、孔形成用型枠。
続きを表示(約 460 文字)
【請求項2】
前記軸方向は水平方向であって、
前記孔の形成において、該孔形成用型枠は前記第1平滑面が下方を向くように配置される請求項1に記載の孔形成用型枠。
【請求項3】
前記弾性管の前記外周面は、前記第1平滑面に対向し、前記軸方向に沿って平滑に形成された第2平滑面を有する請求項2に記載の孔形成用型枠。
【請求項4】
複数の前記凸部は前記周方向に延在する突条をなし、前記第2平滑面に近い前記突条の端部において、前記突条の径方向の寸法は、前記第2平滑面に近いほど小さい請求項3に記載の孔形成用型枠。
【請求項5】
前記第1平滑面に近い前記突条の端部において、前記突条の径方向の寸法は、前記第1平滑面に近いほど小さい請求項4に記載の孔形成用型枠。
【請求項6】
前記弾性管の少なくとも一方の端部の前記外周面は、前記軸方向及び前記周方向に沿って平滑に形成された環状平滑面を有する請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の孔形成用型枠。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンクリート成形体に孔を形成するための孔形成用型枠に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、コンクリートを型枠に打設して成形されるコンクリート成形体には鉄筋等を挿通するための孔が設けられる場合がある。孔には、鉄筋等が挿通された後、無収縮グラウト等の充填材が注入される。充填材の固化により、孔に挿通された鉄筋等が充填材を介してコンクリート成形体に固着する。孔に挿通された鉄筋等のコンクリート成形体に対する固着力を向上させるため、孔の内周面には凹凸が設けられる場合がある。
【0003】
特許文献1には、コンクリート成形体に孔を形成するための孔形成用型枠が開示されている。孔形成部材は、芯パイプ(芯体)と、芯パイプに巻き付けられるベルトとを有する。ベルトの外面には凸条(突条)が設けられている。これにより、ベルトが芯パイプに巻き付けられたとき、孔形成型枠の外周面は凹凸形状をなす。孔形成用型枠がコンクリート成形体の型枠に配置された後、型枠内に流動状態のコンクリートが打設される。打設したコンクリートが固化することにより、孔形成用型枠の凹凸形状に対応する凸凹形状をなす内面を有する孔が形成される。コンクリートの固化後、芯パイプをコンクリート成形体から撤去した後、ベルトの端部を引っ張ることにより、孔形成用型枠がコンクリート成形体に形成した孔から引き出される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-035524号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の孔形成用型枠により形成された孔に鉄筋等が挿入されるとき、鉄筋等の先端が孔の凹凸部分に引っ掛る虞がある。これにより鉄筋等を挿入する作業の作業性が低下する虞がある。
【0006】
本発明は、以上の背景に鑑み、軸方向に沿う凹凸を有する孔をコンクリート成形体に形成できる孔形成用型枠において、鉄筋等を挿入する作業の作業性を向上させることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明は、軸方向に沿う凹凸を周方向の少なくとも一部に有する孔(3)をコンクリート成形体(2A、2B)に形成するための孔形成用型枠(1)であって、前記軸方向に沿って延在し、流体の導入により径方向外方に膨張可能な膨張管(8)と、前記軸方向に沿って延在し、前記膨張管の周方向に沿って配置される複数の剛性部材(9)と、前記軸方向に沿って延在し、前記膨張管及び複数の前記剛性部材を内包し、前記膨張管の膨張に応じて前記径方向外方に拡張可能な弾性管(10)とを有し、前記弾性管は、前記孔の内周面を形成する外周面を有し、前記弾性管の前記外周面は、前記外周面から外方に突出して前記凹凸の凹部を形成する複数の凸部(28)と、前記軸方向に沿って平滑に形成された第1平滑面(25)とを有する。
【0008】
この態様によれば、孔形成用型枠によってコンクリート成形体に形成される孔の内周面は、第1平滑面に対応する部分において孔の軸方向に沿って平滑になる。よって、鉄筋等が第1平滑面に対応する孔の内周面の部分に沿って挿入されることにより、鉄筋等の孔の内周面に対する引っ掛りが抑制される。したがって鉄筋等を挿入する作業の作業性が向上する。
【0009】
上記の態様において、前記軸方向は水平方向であって、前記孔の形成において、該孔形成用型枠は前記第1平滑面が下方を向くように配置されるとよい。
【0010】
水平方向に延在する孔に鉄筋等が挿入されるとき、典型的に鉄筋等は、鉄筋等の先端部が自重により下方に撓んだ状態で孔に挿入される。この態様によれば、コンクリート成形体に形成される孔の内周面は、下端において軸方向に沿って平滑になる。よって、撓んだ鉄筋等の先端部が第1平滑面に対応する孔の内周面の下端に沿って挿入されることにより、鉄筋等の孔の内周面に対する引っ掛りが抑制される。
(【0011】以降は省略されています)
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